おととい日曜日は東京ブロック大会に参加しました。この大会で上位5人に入ると来月の全日本選手権大会(来年度の世界選手権・日本代表選考会を兼ねています)に出場することができます。


  第1局 白番。最善手は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○腰野和彦 Koshino Kazuhiko

図の正解は白b3でした。これが開放度の低い石を返す基本の好手で互角。一見白a7も上手い手にじ見えますが単に黒a2と応じられて次の手に困ります。実戦は図で白a6。これは黒f1と手を渡されて困ります(白b3なら黒b7が好手)。以下黒優勢となりました。  



  第2局 黒番。最善手は? 
  ●左右田駿 Souda Shun 
  ○村上 健 Murakami Takeshi

互角のよい勝負を経て図。ここで私の打ったc8が敗着になりました。d8なら白+4。a3なら白+2だそうです。私の誤算は48a6で勝てると思っていたことです。しかし48a6→黒b7→白d1→黒a1→白a2は次黒h2で普通に白勝てません。私の勝手読みの中では黒はh2ではなくg2に打ちます。しかしそれも白a8→黒b8→白h1→黒h2→白h8の時に黒g8→g7の連打があり勝てません!(白引き分け負け) 色々と読み間違っていました(苦笑)。48はやむを得ぬ方針変更。しかし次の黒a6!が最善手。以下どう打っても白の引き分け負けです。図でc8を打った時「これは普通筋悪だよなぁ」と思っていました。その直感に従って別の手を模索すべきでした。 



  第3局 黒番。どう打つ? 
  ●麻生大祐 Asou Daisuke
  ○村上 健 Murakami Takeshi

図で麻生五段は黒b6! これには驚きました。次の白a2が手損を避けてほぼ必然なので、黒は次e2に打つことができます。この構想が非常にうまく、以下白の打ち方が難しい展開に。最終盤(白50以降)は逆に黒が難しい形になり時間に追われた麻生五段は石損を重ねます。しかし黒は踏みとどまり+2の局面を維持して最終手へ。最終手を打って石を返している最中に黒痛恨の時間切れ! 申しわけないような私の拾い勝ちでした。  



  第4局 白番。どう打つ? 
  ●桑原周平 Kuwabara Shuuhei
  ○村上 健 Murakami Takeshi

中盤は一見白が打ちやすそうに見えてそうでない局面が続きます。33が好手で図。ここで白はe1→黒g1→b2!と進めるべきでした。これなら黒の打ち方も難しく良い勝負です。そして白38が実質的な敗着。ブラックラインの白通しを維持できればいいですが以降どう打っても最終的には黒が通しを切ってしまいます。その時上辺を取られるのが痛すぎます。38ではb4がベターで、これならまだ粘れました。41~43が白b7を強制する好手順。ブラックラインの延長を強制され、切りを防ぐ手段がなくなった白は敗勢です。55は石損。ここは黒a2!→白h7(打たないと黒に打たれる)→黒g1!で黒+12形勢。でもこれは短時間では見つけ難いですね。 



  第5局 黒番。どう打つ? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○岩倉広明 Iwakura Hiroaki

図は局面の岐路と考え長考しました。そして黒g7! 対する白f2は疑問。ここは白h6→黒h4(通しを守って必然)→白g4と打つべきでした。次の黒b2が怖いですが白g8→黒h8→白h7で白a1への種石を作って白も戦えます。41は白h6を消す好手。そして44が実質的な白の敗着。ここに打ってしまうと白はもはやホワイトラインの黒通しを切ることができません。44g8→黒h8→白h7なら白はまだ粘っていました。  



  第6局 黒番。どう打つ? 
  ●髙見澤大樹 Takamizawa Daiki
  ○村上 健 Murakami Takeshi

白の序盤がまずかったようで25と打たれた段階で相当劣勢です。そして図で打たれた黒b7が絶好手! 対して白a8なら黒b8。白a6なら黒a7→白a8→黒b8。いずれにしても手を渡された白にはh8しかなく、そして黒g8と再び手を渡された白にはb2かb1しか残っていないのです(いずれも悪手)。私は仕方なく黒b7に対して白h8→黒g8→白a7。しかしこれも後に黒a8→b8の連打があるのでやはり白はどうしようもありません。この試合は完敗でした。髙見澤君強いです!

私の結果は3勝3敗の12位。負けた3試合の相手は全て麻布生(あるいは麻布のOB)です。全国大会の出場権を得た5人の内3人もやはり麻布生か麻布のOB。顧問として大変嬉しく思います。再来週のブロック大会2回目も苦戦が予想されますが、最後まで全力で打つつもりです。