昨日は神奈川オープンに参加しました。


  第1局 白番。最善手は? 
  ●谷田邦彦 Tanida Kunihiko
  ○村上 健 Murakami Takeshi

中盤以降白優勢を感じていました。ところが終盤で私が躓きます。46は白h3→黒h2の交換を入れてから実戦と同じように白f8以下の手順を打つのが正解。それだと白f8→黒b7→白a7→黒g8→白h7となり、次の黒は横も返すb2しか残っていません(白+12形勢)。ちなみに黒b7の代わりに黒g8は白b7で終わってしまいます。形勢急接近で50。これがまた2石損。正解は白h2。以下黒b2(この手でh3は白h5→黒g7→白h8→黒h7→白a8→黒h1→白b2…で白快勝)→白h7→黒h5→白h3→黒b1…で白2石勝ちの形勢。51は4石損。こここは黒h2→白h7→黒b2→白h1→黒h5…で黒2石勝ち(f3に黒石が載るのが大きい)。そして図。白h5とh7の2択です。私は「白h7でブラックラインを白一色にすればあとどう転んでも白に残っているだろう」と考えて図で白h7。谷田七段は当然とも思える黒h5。終局後私は呑気にも「終盤はずっと白優勢だったようですね」と言っていたのですが…。なんと55h2!→白h1→黒h5ならf3に黒石が載って黒a8が残るため黒2石勝ちだったのです! ゼブラで解析した谷田七段にそのことを聞いて呆気にとられました。「図は白必勝」という私の判断は全く間違っており、図の正解は白h5→黒h1→白h2→黒h7…で引き分け形勢なのでした。  



  第2局 白番。どう打つ? 
  ●高橋 永 Takahashi Hisashi
  ○村上 健 Murakami Takeshi

序盤は白やや有利。32はd1が良かったようです。33~35が黒の勝負手。これで難しくなったと感じました。白40が打たれた時点の形勢はなんと白僅かプラス2! しかし下辺方面の黒の打ち方も難しく黒に緩手が出て図。私はb7! これが大悪手の敗着です。以下実戦の通りの一本道で白どうしようもありません。図の正解は白a7。以下黒b7→白a8→黒b8なら黒は奇数理論を維持できますが白に与えすぎて足りません。図で白a7→黒g2でも以下白b7→黒b8→白h2→黒b2→白b1…で白勝勢でした。49以降は髙橋三段が完璧な打ちまわしで快勝。参りました。  



  第3局 黒番。最善手順(黒→白→黒の3手)は? 
  ●宮本武虎 Miyamoto Taketora
  ○村上 健 Murakami Takeshi

序盤以降やや白優勢を感じましたが、黒もうまく粘り決め手を与えません。中盤の私の打ち方がまずかったようで局面は混沌。36は白a6→黒g7→白a4→黒a3→白a2→黒b2→白h3→黒h2→白g2で引き分け形勢らしいですが、左下の悪形も怖く私にはとても打てません。図で黒はc8!→白b8→黒a6。これが唯一黒の勝てる手順でした。初手はb8もありそうだし3手目も黒h7や黒d1→白e1→黒g7など有力そうな手があります。私なら何分も考えるところですが、宮本二段は小考のみで最善手順を選択。読みが非常に速いのか、それとも大局観が非常に優れているのか。いずれにしても小学1年生とは思えない正確な着手です。44で私は白d1→黒a8→白a7→黒g8→白g7→黒h8→白h7→黒h2→白b1→黒g2→白a2→黒a3→白a4…(最善手順)を数えましたが白足りません(黒+4)。実戦44は紛れを求めた手ですが敗差を広げる悪手。47以降双方最善で黒の快勝。参りました。  



  第4局 白番。最善手は? 
  ●中山貴博 Nakayama Takahiro
  ○村上 健 Murakami Takeshi

9はf3!が良かったようです。実戦9以下徐々に白が優勢に。図で打たれた白c1→黒h1→白a1が好手順で以下白勝勢です。  



  第5局 黒番。最善手は? 
  ●龍見有希子 Tatsumi Yukiko
  ○村上 健 Murakami Takeshi

中盤まで黒やや優勢。27はg6を恐れていました。次白g3なら黒g5です。次白白g5なら黒f7で、これは右辺方面に白の手が一手(h6)しかありません。実戦はh6とg6の二手あります。この差が大きく混戦に。36はg6も考えましたが、次黒a6と打たれると敗勢です。37はa2なら黒+10の局面らしいですがこれはなかなか怖い手です。以下微妙な形勢が続き図。実戦はここで黒a8→白a6。黒a8は下辺を助けて当然の一手に見えますがこれが悪手というのですから難しいものです。図の正解は黒g2! 次白h1なら黒a8(引き分け形勢)。白g8なら黒a7!(白+2形勢)。59はb2の方が明らかに得ですが、残り時間が数秒だったので時間切れを避けてa2へ。一応これでも2石勝ちだと読んでいましたが、もし数え間違えていたらどうしようとドキドキしながら終局後に石を数えました。読み通り33石あってホッとしました。  



  第6局 黒番。最善手は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○桑原周平 Kuwabara Shuuhei

白は16まで全てノータイム。「これは相手の研究にハマったな」と思いました。17~19は辛い形でかなり厳しい形勢だと思っていました。30はd1が一番嫌でした。白g6はやや有難く感じました。図で私の打ったh7が敗着。次の白g5が好手で黒は右下の石を増やしにくい形になっています。図の正解は単に黒h8。これなら引き分け形勢でまだ黒にもチャンスがありました。43以降は白の左上方面の儲けが大きく黒に勝ち目なし。参りました。

結果は3勝3敗で19位でした。来週末は川越順位戦に参加予定です。楽しみです。