決勝第1局 白番。どう打つ? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○岩倉広明 Iwakura Hiroaki

図で白はh6→黒h4→白h3と進めました。これで私は「右上の7個空きで手止まりを打ち、白から右下に先着させれば勝てる」という簡明な寄せの方針を持つことができました。白は下辺を黒に取られると黒a8で左下が白から打てない3個空きになることが負担です。私は図で白h4を恐れていました。これは斜めを返してしまう打ちにくい手ではありますが、右上も右下も偶数で残るために黒の打ち方が難しくなっています。その後黒h2!→白h6→黒h3!で実戦と似た展開になり黒が勝てますが、これは黒が勝ち筋を見つけるのが実戦よりもかなり難しいでしょう。これなら逆転の可能性がありました。  



  決勝第2局 黒番。どう打つ? 
  ●岩倉広明 Iwakura Hiroaki
  ○村上 健 Murakami Takeshi

図で私は黒a2を恐れていました。こう打って手を渡されると白は下方面の壁が残ってなかなか厳しい形勢です。ところが黒は図で黒e8! これはせっかくの白壁を大きく破る悪手で形勢急変。41でb8がないのも黒の誤算だったかもしれません(41b8は白c8→黒g8→白b2で黒アウト)。

結果は2連勝でタイトル獲得! 非常に嬉しかったです。

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