今日体調はとても良かったのでいつも通り筋トレとランニングを行いました。筋トレは懸垂、腕立て伏せ、腹筋、スクワットをそれぞれ100回ずつ。ランニングは近所を30分程度です。リビングで筋トレをしている私を見て妻が心配そうに「ランニングも行くの?」と聞くので、「うん行く。体調は問題ないし、このトレーニング(二日に1回しています)が僕の健康を維持してくれているのは間違いないから」と答えました。私が頑固なのを知っている妻は「じゃあ携帯は持って行ってね」と諦めたような口調で言いました。妻のアドバイス通りウエストポーチにガラ携を入れてランニングに行きました。途中で雨が降ってきましたが快適なランニングでした。

私の好きな言葉にヘレンケラーの次の言葉があります。

Security is mostly a superstition.  It does not exist in nature....  Life is either a daring adventure or nothing.

(安全はほとんど迷信である。それは自然界に存在しない。人生は大胆な冒険か、無のどちらかである。…村上訳)

見ることも聞くことも話すことも出来なかったヘレンケラー。そんな彼女の言葉だからこそ格別の重みがあります。彼女は87年の長く充実した生涯を全うしましたが、そこにはアン・サリヴァン女史の献身的な教育と共に、幾多の無名の人々のサポートがあったに違いありません。視覚と聴覚で危険を察知することができないヘレンは、害意を持った人に対しては勿論、ちょっとした日常の危険に対しても無力でした。どこに行き何をするにしても常に周りの人達の好意に守られていたからこそ、87歳まで生き抜くことができたのです。彼女が危険を恐れ、周りの人を信頼することができないか、あるいは自分の存在が周りの人達の負担や迷惑になると考えていたら、きっと彼女の人生はずいぶん辛いものになっていたことでしょう。

私は今回のこと(救急車による搬送)を経験して色々学びました。個人的に一番重要なのは、私の場合脳腫瘍が原因の不調が来ても普通は数分、重くても15分程度横になって休めば回復するということです。この対処法が妥当だと主治医も認めています。万が一それでは対応できないような重篤な症状(意識を失うとか、呼吸が止まるとか…)に襲われたら? それはもう今回と同じように救急車を呼んでいただくしかありません。それは多くの方に心配と迷惑を掛けることになるので避けたい事態ですが、それを避けて完全な安全を求めるなら仕事もオセロも辞めて自宅に蟄居するしかありません。それは私にとって考えられない人生の選択肢です。まさにヘレンケラーがいうnothingの人生になってしまいます。

体調にもよりますが多分明日私は市ヶ谷に行くでしょう。「おととい救急車で運ばれてもう今日来るのか?」と眉を顰めたくなる方もいるかもしれませんが、暖かい目で見過ごして下さると幸いです。とうぞよろしくお願いいたします。