昨日は神奈川オープンに参加しました。手術後初、不安を抱えながらの参加でしたが、幸い体調も良く思う存分にオセロを打つことができました! 感謝の気持ちで一杯です。

なお長島君との写真は長島君の御両親に、その他の写真は龍見さんに頂きました。どうもありがとうございます。


  第1局 白番。どう打つ? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○鳴海久俊 Narumi Hisatoshi

打ち初めの相手は鳴海四段。図で打たれた白b5が疑問。次の黒f7→e7の連打が痛過ぎます。この連打を防止するために図では白h5→黒h4の交換を入れてからb5に打つべきでした。これなら黒f7に打ちにくく(g6の白石も返る)、無理に黒がそこに打っても先ほどの交換で作ったg5の白石のお陰で白はe7に埋めることができます。これなら互角でした。続く白30も疑問手(b4がベター)。35で手を渡されh7に黒の余裕手が残っては白万事休す。  



  第2局 黒番。どう打つ? 
  ●谷田邦彦 Tanida Kunihiko
  ○村上 健 Murakami Takeshi

11までの展開は2016年の世界選手権(水戸開催)でイタリアのマルコーニ選手が打っていました。白がうっかり12でf6に打つと黒e2!でc5の窪みに先着されます。15は当初の予定通りc5がベター。実戦15は白にf6→g6の好手を与えて悪そうです。図で私は黒g1を予想し、次にあまり良い白の展開が見つからず困っていました。ところが谷田七段は図で黒h4! これは白f1を与えて疑問。以下黒非常に厳しい形勢に。34~42が黒に粘りを与えない好手順。一本道で白の勝勢になりました。 


s-村上九段 1


  第3局 黒番。どう打つ? 
  ●龍見有希子 Tatsumi Yukiko
  ○村上 健 Murakami Takeshi

24はa3に打ってb1を残すのがベターでした。黒がh4で白b1を消してきても白c1→黒b1→白d7で白打てます。25が当然の好手で白苦しくなりました。30で白a6は黒c7でかわされます(次白a3なら黒e6)。36~40と粘って図。ここで打たれた黒f8→白f7→黒h6が鉄壁の必勝手順。以降も白にチャンスはなく完敗。参りました。

s-村上九段
 


  第4局 黒番。唯一勝てる手は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○三屋伸明 Mitsuya Nobuaki

27はb6も有力。色々あって迷いました。実戦はホワイトラインの黒通しを利用して攻める構想です。39は悪手。ここは黒h3→白h2→黒b6→白f8→黒c7→白c8→黒b7→白g6→黒e8!でブラックラインの黒通しを維持して黒勝勢。しかしこんな手順は全く浮かばず図。ここで唯一黒が勝てるのはd8!だそうです。以下白e8→黒d7と進み、次に白がb7でもc8でもc7でも黒が微細なリードを保っているらしいのですが、この終盤は私の能力を超えています。図で私は黒g7。こう打って白の着手箇所を狭めていくぐらいしか私には浮かびません。しかしその後の三屋七段の着手が非常に的確で、結局黒は白を詰めることがでずズルズルと敗勢に。参りました。  



  第5局 白番。どう打つ? 
  ●長島孝陽 Nagashima Takaaki
  ○村上 健 Murakami Takeshi

非常にタイトな序盤・中盤を経て図。ここで私の打った白b2が大悪手でした。私は「左上を放置すると黒c1→白b1の交換が厳しい(将来的に黒h1から黒a1→b2の連打があります)。その黒c1を消してなおかつ右上の黒連打(黒h2→h1)を防ぐには図で白b2に打つしかないだろう」と考えたのですが、実は黒a1の後黒c1に打たれると簡明な黒の右上隅連打(黒h1→h2)です。こんな簡単な見落としをするとは…。自分に呆れてしまいました。図の正解は白e8。そこで私の恐れていた黒c1→白b1を打たれても黒はすぐにはh1に打てず、黒f7でブラックラインを切ると左上の黒連打が消える(黒a1には白b2と打てるようになる)ためまだ難しい形勢だったのです。白42(b2)以降は白敗勢。参りました。  

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  第6局 白番。最善手は? 
  ●藤井廉也 Fujii Renya
  ○村上 健 Murakami Takeshi

24は龍見戦の反省を生かした手。互角の中盤を経て図。ここで平凡に白a4や白c8は黒b7!→白c8ora4→黒b8!で詰んでしまいます。私は図で白b8。これが唯一粘る手でした。黒d8なら白a4。さっきと違って黒b7の手がありません。白b8で手を渡された黒は非常に難しく39は緩手。黒a4ならプラス2形勢らしいですが、これはちょっと読めないでしょう。そして47が黒の敗着。ここは黒a4→白c1→黒a1→白a2→黒b7→白g2→黒h1→白h2→黒g7!で引き分け形勢。しかし残り十数秒しかなかった藤井二段にこれを読むのは無理でしょう。私は5分以上時間が残っていましたが、それでもこんな手順は全く考えていませんでした。50~54は綺麗な詰め手順。これが瞬時に浮かんだので「よし、脳腫瘍はオセロの思考力に悪影響を与えていないな」と安心しました。

結果は3勝3敗で18位。今日は思う存分オセロを打ち、多くの旧友オセラーと世間話をし、楽しくて楽しくてしょうがなかったです。また多くの皆さんに「体調はどうですか?」と声を掛けて頂きました。お気遣いに感謝します。

次の大会参加は多分2週間後の流山オープンです。今から楽しみです。

s-七瀬四段
s-谷田七段
s-武虎二段