2月16日は日本海オープンに参加しました。昨年に続き2回目の参加です。
s-DSCN0976
s-DSCN0977


  第1局 黒番。最善手は? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○小林俊次郎 Kobayashi Shunjiro

序盤から互角の勝負が続いて図。ここは一番迷った局面です。穏健策は黒f8。以下白f7→黒c7で先のよく見えない局面が続きます。私が選んだのは黒c7。以下白c8→黒b7で相手の選択肢を絞り、左辺と上辺を捨てても何カ所かに割り込みを残して局面の主導権を握ろう、という手です。これが敗着でした。「双方に確定石がなく、双方に選択肢が多く、先の見えない展開」と「相手に確定石を与えても相手の選択肢を絞り、最終局面で相手を指定打ちにして自分の確定石を増やす展開」の二つがあるといつも迷います。私は後者を選ぶことが多くそれなりにうまくいく場合が多いのですが、今回は失敗でした。ゼブラ先生の評価では図で黒f8なら白+2局面、黒c7は白+8局面です。そして実戦の終盤は49の2石差損(正解はg2)を除いて40以降双方最善でした。図での判断ミスのせいで、終盤(約20個空き)に相手の選択肢が少なく、白(相手)はあまり迷うことなく最善手が選べる局面の連続。対して黒(私)は選択肢が多くて悩み、そして悩んだ末に最善手を打っても結局は足りないという残念な展開。「オセロは20個空きぐらいでの終盤の方針決定が非常に難しく、そこで間違えることが多い」とよく言われますが、まさにそれを地で行くような試合でした。  



  第2局 白番。最善手順(白+4)は? 
  ●藍原重朗 Aihara Shigeaki
  ○村上 健 Murakami Takeshi

中盤で左上に白から打てない5個空きを作り白が苦しい展開。しかし粘りに粘って白にチャンスが訪れたのが図。ここで私の選んだg3が敗着でした。以下双方最善で黒の4石勝ち。図の正解は白a8→黒a7→白h1。この展開は以下黒h2→白h7→黒g3→白b2…で足りないと数えたのですが、途中黒g3の時に縦が返ると読み違いをしていました。実際には白h7の時にg7の黒石も返るためにg列が白一色になり、黒g3時に縦が返らず白+4形勢なのでした。2連敗と苦しいスタートになりました。  



  第3局 黒番。どう打つ? 
  ●狩野洋介 Kano Yousuke
  ○村上 健 Murakami Takeshi

お子さんの引率で会場に来た狩野さんですが、参加者が奇数だったために大会に参加して下さりました。有り難うございます! 図で黒はc2に打ちましたがこれが石の返し過ぎで形勢を損じました。図は黒e2なら互角だったようです。以降白優勢。  



  第4局 黒番。どう打つ? 
  ●中川梓音 Nakagwa Shion
  ○村上 健 Murakami Takeshi

互角の中盤戦。図で打たれたg5が疑問でした。白e1と打たれて縦が返らず、f1に白の好手が残ります。その後白f1の対応を誤り黒は形勢を大きく損じてしまいました。図の正解は黒c8。以下白e8なら黒d8の当てが強力です(白がb8と取ると斜めが返る)。図で黒c8→白f7なら、それから黒g5が好手順。e6が白になっているため白e1が打ちにくくなっています(縦も返る)。これなら互角だったようです。以下白大優勢ですが黒の粘りが奏功し小差の終局。  



  第5局 白番。どう打つ? 
  ●村上 健 Murakami Takeshi
  ○長谷川武 Hasegawa Takeshi

図で私はe8を予想していました。それで互角のようです。白は小考の後にg8! これはリスキーな手です。黒g8の手を消して手得した反面、黒e8には白f8、黒f8には白e8という応手をほぼ強制されることになります。この下辺の利きを黒が活用できるかどうかが勝負を分ける展開になりました。白の敗着は恐らく22。これだと23~25が強力です(26白e8だと黒b7→白??→黒c8でストーナーが掛かり下辺を取られる)。28も黒にc1、c2の2手を与えて損。28c8ならもう少し白が粘れたような気がします。後半は黒勝勢です。 



  第6局 白番。最善手は? 
  ●狩野千洋 Kano Chihiro
  ○村上 健 Murakami Takeshi

前半は互角。29はd7が良かったようです。本譜29だと白にg1、g3、h5と多くの手が残り黒厳しい形勢に…。図は19個空き。残り20個空き前後が一番間違え易いので慎重に読みました。実戦のc8は白から打てない3個空きを作るので危険に見えますが、以下黒f7なら白h7。黒h6なら白g2で結局黒は左下に先着せざるを得ず、偶数理論で勝てると判断しました。幸いこの判断は正しかったようで以下白勝勢。実は狩野三段は、今大会6勝1敗で優勝した滝沢九段を唯一破っていました。そのことを終局後に知りました。勝てて良かったです…。

結果は4勝2敗で7位。賞品にいただいた笹団子は滝沢九段お薦めの銘柄で大変美味しかったです。 今回の遠征には往復の新幹線代だけで2万円近くかかりましたが十分その価値がありました。その後はコロナウイルス騒動で大会中止ラッシュが続いています。次に大会に参加できるのはいつなのでしょうか。。。