木材について

土台について

先日、土台に必要な条件は、腐れやシロアリに耐久性がある樹種を使ったほうが良いと言いましたが、ヒバやヒノキなどを使っても辺材(シラタ)の多いものでは耐久性の効果はありません。赤身(=芯材部)を使用してこそその効果が発揮されます。

最近は人工乾燥材が主流となってなってきていますが、土台はあまり乾燥にこだわる必要は無いと思うのです。人工乾燥させると、本来樹木が持っているシロアリや腐朽菌に対する木の成分が、木材の水分と一緒に抜き取られてしまうからです。

次に木材の割れについてですが、木材は乾燥の過程で割れが生じることがあります。
これらの割れは、強度(曲げ圧力や圧縮力)には影響がありません。割れが入っていて見た目は悪くても、性能はいいですよ。決して不良品ではありません。ましてや、化粧に使われる訳では無く、人の目に触れないところで支える材料なので、見た目が悪くても問題は無いはずなんです。これは土台だけでなく柱・梁・桁でも同じことなんです。

これらの木材の性質・特性を施主さん・施工業者さんに理解してもらえるように頑張りたいと思います。

木は生きものです

本日は、難しい注文を頂き製材しました。
注文の内容は「米ヒバで4面無節で無欠点のもの4本を作ってほしい。単価は高くてもよいから!」というものでした。ここで無欠点というのは、節がなく・柾目が細かく・目がまっすぐで・アテ材ではなく(木材がかたくなくという意味)・色むらがないなどの材料のことです。木材は人によって見方が変わるので無欠点材はないに等しいのです。

木は生きものです。枝がなければ木は育ちませんから節があってあたりまえ、また長い年月をかけて育ったものですから中には色(変色)もあるかもしれません。また雨・風に耐えるため堅い部分もあるのです。また同じ物がないということです。
変色をはずそうと努力していますが簡単にはいきません。木の中身は見ることはできないからです。「価格高くすれば無欠点材は取れる」と思ってほしくはないのです。

それでは、柱を製材するながれを簡単に説明します。

米ヒバ165mmVGまずは材料の選別です。この米ヒバの材には割れ止めが塗ってあるので変色がわかりにくいですが、経験を活かして色のなさそうな材を選びます。その後製材機ですりなおしをして色の有無を再確認します。




米ヒバ材すりなおしをした時点で色が出ているものやすじが入っているものは今回の注文材には不向きなので違う材に交換します。
今回は3本交換しました。




米ヒバ柱材(4面無節 135亞僉一面から二面・二面から三面と化粧面を確認して幅と厚みを挽きおとし、最後の面は前に述べたとおり(中身が見えないので)挽きおとさなければその面がきれいになるかはわからないのです。




このようにして四面無節材はできましたが、加工して仕上げる(通常5〜6mmほど削る)と色むらなどがでてこないという保証はないのです。よって無欠点材はないに等しいと思うのです。
当社の材料は無欠点材ではなく、使える良材として納材していきます


ピーラ敷居

久しぶりの投稿です。

最近は、忙しいというよりせわしない感じです。材料の注文を頂いてから、納期が極端に短いものが多いです。朝に電話を受けて午後に引き取りに来るといった具合です。本日はピーラの敷居の注文を頂いたのですが、まず挽く材料を選別します。次に節がどこに向かっているかを予測します。それから材料を挽き始めるのですが、ピーラの場合、途中でヤニつぼがでてくることがあるのです。節に関しては、あるていど予測し除くことはできますがヤニつぼは予測しにくいのです。ヤニつぼがでてきた場合、長さを切るか幅を小さくするなどしていきます。


ピーラ敷居最近の住宅では畳の部屋が少なくなり、厚みの薄い敷居が多くなりましたが、今回は製材寸法厚み60mm(仕上げ寸法55ミリ)の注文で良く乾燥した良質な敷居ができたと思います。

製材していて思うこと

材料の注文を受ける時、その材料が「何に使われるか」「どんな等級でいるのか(どの面が表しになるのか)」「塗装はするのか」「有効長さはどれだけか」などいろいろなことを聞くようにしています。注文される多くの方は「ムジ(無節)で」など、漠然としたイメージしか持っていなく注文されているようなのです。

木だって生き物です。それぞれ個性があって節・色・固い部分もあります。すべて「ムジ」で製材出来ればいいのですが、すごく難しいのです。
短い長さの材料は比較的とりやすく安価なのですが、長くなるほどとりにくく価格も高くなります。例えば900mmの材が3本いるとします。(その材が900mmで取れない場合は別として)「900mmで3本取るか」・「2700mmで3本切使いするか」では長い方がとりにくく価格も高くなります。

工場内倉庫内工場内






注文の製材所ならではの短い材料もたくさんありますので、お気軽に相談してほしいと思います。

丸太に鋸を入れる時、「ここは柾目かな、板目かな」「この部分は目が細かいから建具材かな」「ここは少し固そうだから敷居かな」みたいに、木材と相談しながら用途や歩留まりを考えながら製材してます。前にも書きましたが、だれでも出来る製材ではなく用途にあった使える材料を製材します。







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