もと保育士の、とりあえずはじめての育児なのです!!

「本当に一人目の子?」と良く言われる程の大雑把な育児をしています。 2015.12に誕生した娘の母親になった、アラフォー新米母の育児ブログです。 日常の一ページを綴っていけたらと思っております。

2016年09月

諏訪へ家族旅行へ行った時の事です

つづき

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娘もチャイルドシートでのとぎれとぎれのお昼寝しかしていなかったので、
早めにチェックインして、お部屋でのんびりする事に。
娘よ、お昼寝してくれ…と授乳をしてみても、まったく!!
初めての場所で興奮しながら、はいはいで散策。
そして、机の上に登り、ファイルやラミネート加工されているチラシを物色…
降ろしても何度も登って物色するので、最後には諦めて、娘の手が届かない場所を求めて移動していきました。
(最終的には、クローゼットの中に押し込まれた…)
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時間もあったし、娘は寝ないし、夫婦で交代しながらお風呂に入ろうかと思っておりましたが、
お部屋についていた狭いユニットバス…娘一人の為に使うのもめんどくさくなってきたので
私が一人で大浴場に娘を連れて入る事に。

ホテルは、諏訪湖周辺で一番客室数が多いホテルでしたので
脱衣所にベビーベッドが
浴室にはベビーバスチェアが置いてあるではありませんか!!!!
素晴らしい配慮!素敵!素敵!!!
赤ちゃん連れでも安心して入ることが出来ました!!!
(正直何も無いだろうと思って、苦労する覚悟でお風呂にのぞんだのですが)
お陰で、のんびりゆったり…とまではいきませんでしたが
娘と温泉デビューすることが出来ました。
時間帯も良かったのか、ほぼ貸し切り状態でしたしね。
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お風呂から戻って、娘用の浴衣も用意されていたので、嬉々と着せる母。
大きすぎるから色々試行錯誤しております。
でも、とんでもなく可愛い!!
親子3人で、おそろいの浴衣で写真もとっちゃいましたYO!
その後その浴衣のまま娘は遊び始めたのですが、
袖が長く、手が出ないのにはいはいをするので、怖くて即脱がせました\(゜ロ\)(/ロ゜)/

イタリアンバイキングのディナーで、娘に貸してくれたベビーチェアーが
可愛いフルーツ柄で、テーブルも広々していて玩具を置いても十分サイズでした。
(娘の夕食は、相変わらずかぼちゃとにんじんのおかゆ…味気ないね…ごめん)
赤ちゃん連れでも安心して泊まれるホテルだな~と、ここでも思いました。

ご飯が終わってお部屋に戻ると、お布団がセットされておりました。
お風呂には入ったし、娘も眠そうだったので19:00という早い時間ではありましたが
お布団の中に入る事に。
娘が広く眠れるようにと、お布団をくっつけて、真ん中に娘を寝かせることに。
旦那は運転疲れか、即うとうと…
娘も授乳してそのまま寝てくれるかと思っておりました…

    が

そんな事はまったくありませんでした(/_;)

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いつものごとく、寝がえりをして、自分が眠くなるまで遊び倒す娘。
しかし、今日は隣に大好きなお父さんが!
いつもと違う環境で、ただでさえ興奮しているのに
寝がえりをしては旦那にぶつかる
→旦那寝ぼけ眼で起きて、抱きしめてとんとんして寝かしつけようとする
→娘嫌がる、逃げる
→まだ寝がえりをする
→旦那にぶつかる………………
以下エンドレス。

このままじゃ、娘寝ないぞ…
危機感を覚えた母は、娘と場所チェンジすることに。
娘は旦那に捕まること無く寝がえりを堪能し
21:00過ぎ、ついに陥落…
寝るまでじつに2時間かかったという…(/_;)
そして母は、場所と枕が変わると熟睡できないうえに、
旦那と娘に布団を奪われ、身を小さくするしかなかったのです。

オマケ

夜中にいきなり起きてきた旦那。
慌てて、布団をめくり始めたんです。

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布団が暑くて、夫婦で蹴っ飛ばした結果、真ん中に山になっておりました。
旦那が寝るまでは、真ん中にいたので、娘が布団の中でつぶされている!!
と、必死に探していたらしいです。
熟睡できていなかったので、すぐに旦那に声をかけましたよ~。

まだ続きます!




諏訪旅行の続きです。

諏訪SAでの休憩でお昼ご飯を…という話も出ていましたが、SAの混み具合は半端ない…
高速を降りてからお昼ご飯ポイントを探す事に…

って、降りてすぐのところにファミレス発見。
即入店!!
今回の旅は、ご飯を食べに行った場所はファミレスでしたね~。
いつでもどこでも行けるのですが…
娘を連れてというと、色々制約があるので
『ファミリーレストラン』というのが気楽で良かったのです。
一番は、椅子を気にしなくても良いと言う事。
ファミレスには、どこでもお子様用の椅子が用意されているからとても楽なので。
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娘は離乳食が三回になっておりますので、私たちと同じ時間に食べております。
今回はお腹を下してしまったので、
離乳食初期のトウモロコシのおかゆとかを食べておりましたが…
物足らなそうでしたね……
そりゃそうだ…味も単調だもんね…。

交代で昼ごはんを食べたのち、いよいよ観光へ。

諏訪大社は、諏訪の一宮。とても格式が高い神社。
諏訪大社と一口で言っておりますが、4つを合わせて諏訪大社ということみたいです。
上社と下社に二か所づつあるんですね。
私も詳しくは知りませんが(おい)
今日は上社を回る事に。

まずは諏訪大社本宮。
とても立派な神社でした。
神楽の舞台があったり、回廊があったり、奉納してある絵が飾ってあったり。
御柱も新しくなって、立派なものがどど~~~んと立っておりましたとも!

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娘が寝ていたので、日よけもついているし長く歩いても大丈夫なようにエルゴを装備。

し か し 普段スリングに慣れ過ぎていて、久しぶりのエルゴは、装備のやり方すら忘れているという…
夫婦であ~だこ~だ言いながら、前抱きにトライしてみるも、娘に反発され、前抱き抱っこに。
娘も動かされまくって起きてしまい、不機嫌に…。

神社内は『ポケモンGO』禁止令が出ていて、目につく所に張り紙が…
思わず
私「ポケモンGO禁止…ポ禁だ!!」
嬉しそうに言ってしまう不届き物です。
その後夫婦で「ポ禁」が流行った。
(でも、神社の境内でてすぐの所で、あきらかにスマホ持ってやっていらっしゃる方を見ましたけどね)
夫婦の共通の趣味(?)である、御朱印も頂き、次へ。




諏訪大社 上社前宮
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こちらは、自然に囲まれた御宮でございました。
御朱印を頂く社務所(?)があって、御宮は更に上という…。
入口ですでに階段で…げんなり…なんとか登っても、まだ先があるという…
エルゴは諦め、いつものスリングを装備して挑みます。
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荷物はカメラしか持っていない旦那は身軽に上がって行きますが
私は、産後太りの上に、あきらかに運動不足
それに日に日に重くなる娘(成長曲線的には下の方ですが)
旦那のように身軽にいけるかよ!!!
それすら気付かないので「まだ?早く」と言ってきやがる…
殺意しか感じないね。
せめて娘抱っこしてくれ…と思いましたが、観光中は一度も抱っこしてくれませんでしたよ。
(SAでは抱っこしてくれるのにな~)

お参りも済ませ、道中コスモスが綺麗に咲いていたので
少しお邪魔して、コスモスの中で娘と写真を撮ってもらいました。
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お花の中で写真を撮ると、とんでもなく素敵に撮れるというのは、
娘はともかく、私と言う被写体ですが、
保育士時代で培った写真テクニックなので、自信を持って!
とても綺麗に撮れて満足でした。

その後、旦那が行きたかったとても小さな足長神社…
駐車場すらないという…山の斜面に伸びていく階段を見て
私は車内お留守番を決め込みました。
久しぶりに歩いて疲れたのと、履いていたスニーカーの踵部分がこすれてとても痛かったのです。
どうせ娘は私が抱っこしないといけないし、娘も寝ていたし。
程なくして帰ってきた旦那。
ホテルのチェックインが15:00~ということで(予定は17:00でしたが)
早々にホテルに向かいました。

まだまだ続きますね~

諏訪旅行の続きです。

普段乗っている私の車には、ろでいのミラーがついています。
運転席の私が、後ろ向きにセットされている娘の様子が分かるように…というものです。
鏡が好きな娘はとても喜んでその鏡を見ています。
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長距離ドライブの練習で、旦那の車にチャイルドシートを移し換えて豊田市美術館へ行った際
私が隣で座るから良いだろう…と、このミラーをつけなかったんですね。
そしたら、チャイルドシートに座らせる際、いつもと違う車ということで大泣きされたので
今回の諏訪旅行にはミラーをつけてもらいました。
そしたら、嫌がること無く座れたので、スタートは上々です。

朝8:15自宅を出発。

持って来た玩具を持たせたりしてしばしドライブ。
車の揺れが気持ちいのか、娘は程なくして寝てしまいました。

起きた時には、水分補給をこまめにしながら玩具で遊ぶ…それに飽きたら
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いつもかけている大好きなブンバボ~~~ンのDVDを流せと催促。
旅行中、移動の際は娘が起きている間は流していたので
旦那が歌を覚えて歌えるようになっていたのには驚きましたね。
帰宅後発覚しましたw↑

こまめに休憩を取る為にSAへ立ち寄りました。
一時間半~二時間に一回は必ずとまるように。
お腹が下り気味の娘もオムツも心配でしたしね。

PAではなく、SAを選んで休憩。
SAは混んでいるけれど、それを承知の上でとまってもらいました。
大きいSAはトイレにおむつ交換台が設置されている…と思ったからです。
実際おむつ交換台が設置されていましたが、
一か所しか無いと、赤ちゃんのお母さんたちの列が出来ている時も…。
立ち寄ったSAで一か所だけおむつ交換台が設置されていない場所が…
そこでは身障者用トイレを覗くと、ベッドのような長椅子が設置されていたので
そこでおむつ交換をさせてもらいました。
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しゃがみながらのおむつ交換はなかなか大変でした…
また、とても動き回る娘ですので、広い場所は絶好のはいはいスペースだと思っているんだろうな…
とにかく苦労ましたね(/_;)

もうひとつ、SAに寄りたい理由が…

ご当地ソフトクリームが食べたいから!!!
好きなんです!濃厚なソフトクリームが!!!
**牧場のミルクを使った…とか、たまりませんね!!
ということで、諏訪湖SAに寄った際に食べたのが…

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スタンダードなミルクに、『秋限定』栗のソフトクリーム!!!
やばいでしょ?!限定商品って!!!しかも栗なんて!!!
悩んだらミックスといくところですが、あいにくミックスが無かったので
二つ買ってきました☆
二つも食べたら旦那にあきれられるんで(食べれたけどさ)
いらないと言っていた旦那に一つ押しつけましたYO☆

ミルクはそこまで濃厚ではなかったです。
栗は後味が栗でした~☆
美味しかった!!
けど、この旅行中ソフトクリーム食べたの、ここだけだったな…。
娘が居ると、トイレの心配とか、人ごみの心配して
ゆっくりSAを見て回ることが出来なかったからなぁ…。
今度は、ソフトクリームという目的を忘れないようにしないとな。

まだまだ続きます~。



2016年9月17日(土)~18日(日) 一泊二日で諏訪へ家族旅行に行って来ました。
その思い出をのんびり…と。

ことのはじまりは、2014年2月、旦那のこの一言。
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どうやら、「結婚がしたいです」と、諏訪にある万治の石仏(その時はまったく知りませんでした)にお願いして、
それが叶ったからお礼参りがしたい…との事でした。

諏訪ですから、流石に日帰りじゃ辛い(運転手旦那ですが)
二人で旅行なんて新婚旅行以来だから、GWに一泊二日に行きましょうか…
と、ホテルを予約してその日を楽しみにしていたのです。

そうしたら、4月初旬、旦那の誕生日に妊娠検査薬で反応あり
その後病院で(なかなか確定までいきませんでしたが)妊娠と言われました!!
待ち望んていた念願の赤ちゃん!
GWなんて、まだ妊娠3ヵ月…流石に旅行なんて行けません。
赤ちゃんの事はとっても大事だし、私も自分の身体がどうなるかわからないので、旅行はキャンセルしました。
(安定期に入った8月に、岐阜に一泊二日の旅行に行きました)

としもあけて・・・
2016年8月

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12月に産まれた娘もすくすく大きくなり、
寝がえりなんてどこまでもゴロゴロ。はいはいも上手になってきました。

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またもや言い出しました、旦那のこの一言。
まあ、娘も大きくなったし、行けそうだと私も思ったので、同意しました。

私「いつに行くの?(まあ、今からだったら10月の体育の日頃かしら??)」
旦那「9月の連休で良いんじゃない?」

・・・・・・・・・・・・・・・来月ですか・・・・・・・・・・・・・
この人、相変わらずホテルの予約なめているな…しかも連休中とな………
(前回の岐阜旅行でも、私はホテルの予約で苦労していました)

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娘が居ることで、ホテルの予約も更に難解になってきました。
子ども(赤子)NGって所もあるのです…。
それに、寝ている間、信じられない程寝がえりをして、二つの布団を自由に行き来し、
布団におさまっていることが無い娘…。
ベッドのお部屋だと、確実にベッドから落ちる!!!!!

…ということで、和室のお部屋限定でホテル探し。

なんとか諏訪湖のほとりにあるホテルが(奇跡的に)空いていたので、そこにさっさと予約をしました。

長時間のドライブに慣れる為に、豊田市美術館(完全に私の趣味)に行ったり
娘の為にベビーフードを購入したりと、準備をはじめました。

しかし、9ヵ月の子を連れての旅行…
何がどれだけ居るのかもわからず、想像するしかない…
しかも、旅行に行く2日前に、娘はお腹を下してしまい、病院で受診するという…ナンテコッタ(/_;)
整腸剤とお尻かぶれの塗り薬、頓服(念のため)を処方してもらい、薬を飲みながら旅行に行く…

娘はすごぶる元気で、熱も出なかったので、なんとか予定通りに出発することが出来たのですが…

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荷物がすごいことにヽ(^o^)丿
二泊三日用のキャスター付きカバンと、マザーズバック、娘のごはんセットが入った手提げに、エルゴ、玩具、ベビーカー…一泊二日の旅行の量じゃない!!
赤子がいるということは、こんなに荷物が必要なのか!!!と本気で思いましたね。

娘の着替えは2セット余分に、娘にミルクを吐き戻されることがあったので、私の着替えも余分に入れて、お腹が下ったときの為にオムツはかなり余分に入れてあります。
ベビーフードも9カ月用のランチセットを用意していたのですが、流石にお腹がゆるい子の消化に悪いので5ヵ月用のおかゆ2種類、7ヵ月用のお魚のおかゆを用意。
娘の水分補給用のベビーイオン水ペットボトル3本(いつもは白湯を飲んでおります)、それに大好物のバナナを二本持って…娘用のお風呂石鹸(ポンプ泡タイプ)も持っていこうか…絵本が大好きだから、数冊持っていこう…それに…あれも…これも…
はい、それだけで荷物がいっぱいになるわけだ!!!

ハンパネェ………

でも、ま、いっか☆ヽ(^o^)丿
今回の旅行は、旦那の車だし!!
荷物多くても、車に乗せておくから大丈夫だ!!

…と、悩んでいる時間もおしかったので、思いつくものをカバンに片っ端から入れて行きました。
無くて後悔するよりは、あって荷物になる方が良かったので。

そんな旅のスタートでございます。
(まだスタート前から、長いな…)


いつもの娘の成長を描く育児漫画とはまったく違います。
私の思い出と悲しみを、今日という日に書きとどめたくて…。
かなりディープな内容&長文なので、お気を付けくださいませ。

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今日は初めてつとめた保育園で、1歳クラスの担任をした女の子の告別式に参加しました。

彼女が入園した時、ふくふくしいほっぺで、大きなお目目、可愛いんだけど、髪の毛のとても薄い女の子だな~…という印象でした。
えあ
(髪の毛は2歳になっても、周りの子と比べて薄い…まあ、成長と共に濃くはなってきていましたけどね)
彼女のお母さんは、私よりも年下でしたが、とても気さくで「先生元気~?」って、いつも声をかけてくれるそんなお母さんで、私はお母さんとの会話がとても好きでした。
彼女のお姉さんは、可愛いものが大好き!くるくるした癖っ毛が可愛い女の子。妹の面倒をみようとするお姉さんでしたが、妹である彼女は自分でやりたくて仕方が無く、よく喧嘩になっていました。

保育士=「先生」
ちょっと低めの声で「てんて~」が「せんせい~」に変わっていく、その成長を見守ることが出来ました。
1歳の子の成長は本当にめまぐるしく、にぎやかくて、あれよあれよと言う間に一年が過ぎて行きました。
彼女の担任にはその後なれませんでしたが、彼女もお母さんも私を見かけると声をかけてくれ、私も彼女の成長を見守ってきました。

やることが、本当に面白くて、明るくて元気で…周りを笑顔にしてくれる、そんな子でした。
照れながらも近寄ってきてくれる…可愛くて、可愛くて仕方が無かった。

彼女が卒園するまで、私はその保育園にはいられなくて、退職する時には母子で声をかけてくれました。

実家の近所の公園は桜の木ばかりで、お花見にはもってこい。
そこで、彼女の家族ともうひと組の(もちろん知っている園児とお母さん)家族がお花見していて、
家での家事を終えた私が(退職してから、家に居たのですが、母が怪我をして長期入院&手術をすることになり、母の代わりに家の一切の家事と、運営していた学生専用の下宿屋のご飯作りを私が代わって約2年しておりました)桜を見に来た時に会って、久しぶりに彼女を抱きしめました。

暫く見かけることもなかったのですが
ここで運命の再会が。

私が結婚をすることになり、祖母の親戚の経営する宝石店で結婚指輪を作る為に訪れた時
彼女のお母さんとお姉さんに会ったのです。
どうやら、お母さんの実家とその宝石店も親戚繋がりらしく、丁度フェアーの案内状がきたから見に来たとおっしゃっていました。
彼女とは会えなかったのをとても残念に思い、お母さんと連絡先を交換して、結婚式の日取りをお知らせしました。
そうしたら、結婚式に、彼女を連れてきてくれたのです。

小さな、保育園時代の記憶…だから、私の事覚えていてくれているのかいないのか…
でも、来てくれた。
ショートカットで、活発そうなボーイッシュな姿。
照れて照れて…横を向いていたけど、お姉さんと並んで、他の子たちと一緒に写真を撮りました。
担任した子たちに祝福される結婚式。
保育士冥利につきる…そんな素敵な時間でしたね。

その後お母さんと連絡をのんびりと取り合って、いつか一緒に遊びたいな~と思っていながら、その思いは実現することはなかったのです。

彼女が交通事故にあって、意識不明の重体…そんな連絡をお母さんからもらいました。
信じられない気持で、その日すぐに娘を連れて病院へ。
お見舞いに、パンの絵のついた靴下色々と、大人のうまい棒。
ボーイッシュな彼女には、可愛いお花や小物のイメージが無かったんです。
だから、ネタに走ってしまった…。

病院に行くと、いっぱいの管に繋がれた彼女の姿…。
結婚式の時よりもずっと大きくなって…でも眼は開かない。
私は彼女の手をつんつんしながら、声をかけました。
「小さい頃は目覚めは良かったよ。
でも、今日はお寝坊さんだね…皆待っているから、早く起きてね…」

声は届くはず…その思いで、沢山の人が彼女のお見舞いに来てくれたそうです。
また来るね…そう声をかけて病室を後にしたので、わたしはもう一度行く予定にしていたその日の朝
彼女が息を引き取ったという連絡をお母さんからもらいました。

お通夜は、娘が小さいので、夜の時間を出ていくことは難しかったので、告別式に参加しました。
義母に娘を託し、もと同僚の先生2人と一緒に。
もう、涙・涙・涙…どれを見ても、言葉を聞いても、涙しか出なかった。
とても悲しい…。
お母さんの姿が痛々しくて……お焼香が終わってお辞儀した時に、お母さんのは笑ってくれて…
でも、私は号泣だった…。
保育士という立場+自分が母親というものになったから、自分の子に重ね合わせてしまって泣けて、更に母親としての心情が手に取るようにわかって…本当に悲しかった。
あんなに愛しい存在の子が、自分より先に逝ってしまうなんて…悲しみの感情しか出てこない。
告別式には、懐かしいお母さんたちの顔がちらほら。
成長した担任をした子たちもちらほら。
…こんな形で、大きくなった君たちに会いたく無かったな…。

通夜の日は、台風直撃…。
皆の悲しみが強すぎて、大きすぎて、台風を呼んでしまったとしか思えなかった。
告別式の日は、曇り空…。そして夜に静かな雨が降りました。
悲しみの涙が集まったみたいな…そんな二日間でした。

交通事故では、加害者のブラジル国籍の方は、飲酒運転および信号無視で、彼女たちの家族が乗っていた車を直撃したそうです。
後部座席にのっていた彼女は、シートベルトをしていなかった為、外に投げ出される形で事故にあってしまいました。
加害者の人は、本当に許せません…。
まだ幼い彼女は、自分に何が起こったか分からぬまま、苦しみ、そして2週間戦い、逝ってしまったのですから。

彼女は13歳という、とても短い時間をかけ足で走り抜いて行ってしまいました。
告別式にも、沢山の同級生が授業を抜けてまで駆けつけてくれていました。
(親御さんの送迎が条件と言う事で、学校が許可してくれたと聞きました)
お見舞いにも、某ネズミの国のアトラクションのように列をなしている…と聞きました。
本当に、愛された子でしたね。
沢山の人たちに囲まれて、愛されて…
そんな愛された子に成長させたのは、お母さんの力だな…って本当に思います。

ありがとう…大好きだったよ。
1歳に初めて会った彼女から、13歳になった彼女まで、ひっくるめて
大好き。

とても悲しい一日で、泣きすぎて私の顔は酷い事になっております。
そして、娘の事が更に愛おしく、この身を持って両手を広げ、娘を守って行こうと強く思いました。
飲酒運転は絶対にダメ。
後部座席でもシートベルトを。
こんな悲しい思いが二度とおきませんように…。

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