コロンビア政府とコロンビア革命軍(Farc)は11月24日木曜日に首都ボゴタ市で新たな和平合意の調印を行うと発表しました。
f300x0-136454_136472_16 前回の和平合意は10月2日に実施された国民投票で僅差で否決されており、コロンビア政府とFarc指導部はキューバ ラ ハバナで新たな和平合意に向けて交渉を続けていました。
 元大統領アルバロ ウリベなど和平合意反対派は、新たな和平合意についても不十分であるとして反対しています。
 コロンビア大統領フアン マヌエル サントスは今回の和平合意の承認ついて、国民投票ではなく国会での承認で発効させる意向です。
 新和平合意は来週国会で審議され、ファスト トラック(ファスト・トラック(Fast Track)とは、 元々は通商に関する権限が議会にあるアメリカ合衆国において、 通商協定の批准の際に議会に対して修正審議を認めず、 部分修正無しに協定全体の承認か不承認かを選ばせることにより、 大統領に迅速かつ柔軟に通商交渉を行うための、 大きな権限を与える制度です。
ここから派生して、ある案件の審査や実施などの際に、 従来と比較して簡易な手続きを採用することにより、 迅速に進めることができるようにしたプロセスのことを、 ファスト・トラック(プロセス)と呼ぶ例が多くあります。)を利用し迅速に承認される見込みです。



cti2左派マルチャ パトリオティカの地域リーダーが殺害された コロンビア ブエナベントゥーラ市

 左派政治運動マルチャ パトリオティカ(愛国行進)の地域リーダーがまた1人殺害されています。
 バジェ デル カウカ県ブエナベントゥーラ市バホ カリマ地区で、黒服の男3人に殺害されたのはフライダン コルテスです。
 自動車修理工場を経営するコルテスは、自宅に何者かに複数の銃弾を撃ち込まれて殺されたと近隣住民が証言しています。
 現在治安当局が捜査を進めていますが、犯行の動機も犯人も特定されていません。
 コロンビアでは農民リーダーや地域リーダーが立て続けに殺害されており、保護対策を強化すると先日コロンビア政府が発表したばかりでした。



1479987339_957551_1479987423_noticia_normal12月に入る前にすでに50人が花火で火傷 コロンビア アンティオキア県

 アンティオキア県ではまだ11月だというのに、すでに50人が花火で火傷を負っていると県知事ルイス ぺレス グティエレスが発表しています。
 県当局の発表によれば、50人のうちの18人が県都メデジン市とその周辺地域バジェ デ アブラ地域の住民で、32人がその他の地域の住民です。
 昨年2015年の花火による負傷者は2014年より1人多い180人で、その多くが未成年者でした。
 アンティオキア県警は今年これまでに8,9トンの花火を押収しています。
 県当局は花火による火傷を防止するためのキャンペーンを今年を実施しています。




8トンの花火が押収された コロンビア アンティオキア県

 アンティオキア県警は過去2週間で、クリスマスから年末年始にかけて大量に違法に消費される花火を8トン押収しています。
 サンチュアリオ市ではトラックに積まれた5トンの花火が押収され、それ以外でも3トン以上の花火が複数個所で押収されています。
 アンティオキア県警司令官ウイルソン パルド サラサール大佐は、カウカシア市とサラゴサ市を結ぶ街道上で違法花火を押収したと発表しています。
 「12kgの花火を押収し、違法に運んでいた61歳の男を逮捕しました。」
 押収された花火は、警察専門家によって処理されています。
 県当局は200万ペソの懸賞金を懸けて、違法花火が保管されている場所や違法に製造されている場所の情報を収集すると共に、街道での取り締まりなどを強化しています。



Polis警察官6人が武装集団に拉致された メキシコ チワワ州

 チワワ州マデラ市ラ シモナ村で市警察の警察官6人が武装集団に誘拐されています。
 州検察西部地域広報官フェリックス ゴンサレスは、数台のピックアップトラックに乗って村の警察分署にやってきた武装集団が警察官6人を拉致し、武器とパトカー1台を奪っていったと報告しています。
 「6人の警察官が昨日誘拐されています。マデラ市ラ シモナ村からの通報により、検察は午後1時35分に事件発生を把握しています。」
 マデラ市警によれば、襲撃されたラ シモナ村の警察分署から市警察本部に午前10時ころに応援を求める通信が入っています。
 マデラ市警は直ちに応援部隊を派遣していますが、現場に到着した時にはすでにもぬけの殻で、警察分署は荒らされ血痕がありました。
 「村の住民たちは、車数台で村にやってきた武装集団が警察分署を襲撃したと証言しています。」と検察広報官は述べています。
 マデラ市はチワワ州とソノラ州の境にあり、犯罪組織の縄張り争いの舞台となっています。