名南経営 大津章敬のいい会社を作るための人事労務管理

名南経営 人事労務コンサルタント 大津章敬公式ブログ

nanzan 昨年から講師を担当している南山ビジネススクール(ビジネス研究科 ビジネス専攻(専門職大学院))での授業が今年も来月から始まります。

 今年も昨年に引き続き、「人事評価と制度設計」という科目で、人事制度改革の基本的な内容を演習も含め、取り上げていきます。昨年は初めて大学院の授業ということでなかなかペースも掴めませんでしたが、終わってみれば学生アンケートの結果も良好でしたので、今年はより自信を持って、頑張っていこうと思います。

 ただ、毎週火曜日の夜8時20分からの授業というのは体力的にも結構大変。当然、朝から仕事をしている訳ですので、授業が始まる頃にはもう12時間くらい働いているのですから。それでも学生のみなさんの顔を見ると元気になるものです。今年も昨年同様、前向きな学生のみなさんと出会えますように!
シラバスはこちら
https://porta.nanzan-u.ac.jp/syllabus/html/2016_30003701.html

今後注目の勤務間インターバル制度 過重労働対策の重要性がますます高まっています。厚生労働省は学習院大学の今野先生を座長とする36協定に関する有識者検討会を9月に立ち上げ、来年3月末までに労働時間の上限規制のあり方について報告書をまとめるという話などが出ています。

 こうした動きに加え、ここに来て、勤務間インターバル制度への注目が高まっています。この制度は終業時刻から翌日の始業時刻までの間に一定の時間を空け、急速時間を確保するというものです。もっとも有名なのはEUの例ですが、原則として「11時間の休息期間を設けること」が求められています。国内では2015年7月10日のブログ記事「KDDI 過重労働対策として11時間の勤務間インターバル制度を導入」で取り上げたように一部の企業でも導入されています。

 この勤務間インターバル制度は、次の臨時国会でも審議される改正労働基準法案に盛り込まれている高度プロフェッショナル制度(いわゆるホワイトカラーエグゼンプション)の導入要件(選択的措置)の一つとされていますが、ここに来て、助成金制度を活用し、その導入を促進する動きが出てきています。先日、厚生労働省は「平成28年度厚生労働省第二次補正予算案の概要」を公表しましたが、その中で以下の助成金制度の予算要求が行われています。
長時間労働の是正に向けた勤務間インターバルを導入する企業への支援 34百万円(特別会計)
 企業における勤務間インターバルの導入事例集の作成や各種広報等の支援を行う。
 この助成金の詳細はまだ公式には公表されていませんが、各種報道によれば、「職場意識改善助成金」を拡充し、新たなコースを設けるとのことで、勤務間インターバルの徹底が達成されれば、50万円を上限に対象経費の4分の3を補助する方針となっているようです。

 過重労働による健康障害の防止のためには一定の睡眠時間を確保することが重要ですので、この勤務間インターバル制度の導入は非常に有効な対策となるでしょう。こうした助成金がきっかけとなり、普及が期待されます。ちなみに当社では、夜9時以降、そして朝7時以前の勤務を原則禁止としていますから既に10時間の勤務間インターバルを取っていることになります。場合によってはこれをインターバルとして制度化することも検討したいと思っています。

関連blog記事
2015年7月10日「KDDI 過重労働対策として11時間の勤務間インターバル制度を導入」
http://blog.livedoor.jp/otsuakinori/archives/44656706.html

参考リンク
厚生労働省「平成28年度厚生労働省第二次補正予算案の概要」
http://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/16hosei/02index.html

大津章敬セミナー9月は東京、札幌、仙台、名古屋、広島で開催!
東京はあと10名で満席ですので、お早目のお申込みをお願いします。
 人材不足はいまや企業経営における最重要課題の一つとして認識されるまでになりました。有効求人倍率を見ても、リーマンショック以来、文字通りのV字回復をしており、更には労働力人口の減少とミスマッチの拡大も相俟って、人材の採用・定着・育成が大きなテーマとなっています。これまでは「ヒト・モノ・カネ」が3大経営資源であると言われてきましたが、今後は「まずはヒト」という時代になっていくのです。

 このような環境を背景に、近年、企業の人事制度改定が積極的に行われています。個人的な感覚で言えば、私の23年間の人事コンサルタント人生の中でも、ここまで強い企業のニーズを感じたことはないくらいの状況です。そこで今回、中小企業の人事制度に関する書籍を2016年8月25日に日本実業出版社より出版することになりました。人事制度を取り扱った書籍としては、2005年に日本法令より出版した「強い会社を作る人事賃金制度」以来、11年振りとなります。

 今回、この書籍の出版記念として北は北海道から南は沖縄まで全国10都市で社労士のみなさんを対象としたセミナーを開催することになりました。当日は中小企業における人事制度構築のポイントと、その前提となる提案の仕方についてお話したいと思っています。お近くで開催の際には是非、ご参加ください。みなさんと各地でお会いできることを楽しみにしています。
※このセミナーは、LCG会員以外の方を対象としたセミナーです。

【大津章敬 人事制度最新刊出版記念セミナー】
人材不足で重要性が高まる中小企業の人事制度改定 その進め方と提案法
~「ヒトと組織の専門家」である社労士が提案する実践的人事制度改革のすすめ
講師:大津章敬
    株式会社名南経営コンサルティング 執行役員人事労務統括
    社会保険労務士法人名南経営 代表社員
深刻な人材不足が企業の人事労務管理を変える
変化しつつある企業の人事制度の考え方
  ~「メリハリのある処遇」から「雇用の安心感醸成」へ
ビジネスモデルや企業の成熟度により変わる「貢献度の高さ」を定義する
貢献度に見合った賃金制度には一つの型が存在する
企業としての「こだわり」を金額に換算する諸手当の設計
賞与・退職金・人事評価制度構築のポイント
「ヒトと組織の専門家」である社会保険労務士こそが提案すべき人事制度改革

[会場および日時]
(1)札幌会場
 2016年9月13日(火)かでる2・7(札幌市中央区)
(2)仙台会場
 2016年9月14日(水)ハーネル仙台(仙台市青葉区)
(3)東京会場
 2016年9月1日(木)名南経営コンサルティング 東京支店(日比谷)
(4)静岡会場
 2016年10月13日(木)CSA会議室 レイアップ御幸町ビル(静岡市葵区)
(5)金沢会場
 2016年10月27日(木)金沢勤労者プラザ(金沢市北安江)
(6)名古屋会場
 2016年9月15日(木)名南経営コンサルティング 本社(名古屋駅)
(7)大阪会場
 2016年11月18日(金)名南経営コンサルティング 大阪支店(淀屋橋)
(8)広島会場
 2016年9月28日(水)RCC文化センター(銀山町)
(9)福岡会場
 2016年11月17日(木)名南経営コンサルティング 福岡支店(博多)
(10)那覇会場
 2016年12月2日(金)沖縄産業支援センター(那覇市小禄)
※時間は全会場 午後1時30分~4時30分
※全会場、同日午前に「何もしなくてもコンテンツが毎週自動更新される!社労士向けホームページ作成システム活用セミナー」を開催します。こちらも是非ご参加ください。
https://www.lcgjapan.com/seminar/2015hpsys_1/

[受講料(税別)]
セミナー受講料+テキスト書籍 4,000円
セミナー受講料のみ(既に書籍をお持ちの方) 2,000円
※最新刊「人が育って定着する 中小企業の「人事評価・賃金制度」つくり方・見直し方(日本実業出版社:2016年8月25日発売予定)」をテキストとして使用します。

[お申し込み]
 以下よりお願いします。
https://www.lcgjapan.com/seminar/2016jinzai/

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