強まる若手の地元志向 約半数が地元就職を希望 今年の新語・流行語大賞には選ばれませんでしたが、現在の世相をよく表している言葉として「マイルドヤンキー」というものがあります。これは博報堂 ブランドデザイン 若者研究所の原田曜平氏が今年1月に、地元志向が強い若者を定義した言葉です。

 採用活動をしていても地元志向の高まりを感じている人事担当者も多いと思いますが、先日、インテリジェンスが公表した「an若年層白書2014年 「いま」の将来観」でもその実情がよく出ています。この調査の対象は15歳から24歳の男女2,476人ですが、全体の49.4%が地元での就職を希望しているという結果が出ています。地域別では中国地方が61.2%、北関東が58.3%と高い値となっています。

 現在、国は多様な正社員制度の導入を積極的に進めていますが、人材採用難が続く中、地域限定性社員は今後のトレンドとなっていく可能性を秘めているのではないでしょうか。


参考リンク
インテリジェンス「an若年層白書2014年 「いま」の将来観」
http://www.inte.co.jp/library/survey/20141204.html
NHKニュースおはよう日本「いまや若者の一大勢力? マイルドヤンキーとは」
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2014/05/0512.html