34歳以下の若年労働者の離職理由 多くの企業でメンタルヘルス不調者の発生が大きな問題となっていますが、先日、衝撃的な統計資料を発見しました。その内容は「18歳~34歳の若年労働者の離職理由の第一位はメンタルヘルス面の不調で、その割合は22.3%にも上っている」というもの。本日はこの調査結果を見てみたいと思います。調査を行ったのは、リクルートワークス研究所で、調査対象は首都圏在住で、就業を希望しているが就業していない18歳~69歳の男女となっており、有効回答数は1,968名というものです。

 前職の離職理由についての調査結果を見ると、全体では以下の順位となっています。
1位 身体的な病気・けが・体調不良 18.2%
2位 人間関係への不満 17.2%
3位 仕事内容への不満 15.8%
4位 労働条件や勤務地への不満 15.5%
5位 メンタルヘルス面の不調 14.6%


 これを年代別に見ると、18歳~34歳の若年層では「メンタルヘルス面の不調」が22.3%で離職理由のトップとなっており、それに「人間関係への不満」21.9%、「仕事内容への不満」および「労働条件や勤務地への不満」の21.2%が続いています。労務ドットコム メインブログの2015年6月26日の記事「精神障害の労災補償状況 請求件数・支給決定件数共に過去最高を更新」でもメンタルヘルス不調者の増加というテーマは取り上げていますが、まさかここまでとは。

 企業としては12月よりスタートするストレスチェックなどの仕組みも活用しながら、こうした問題の発生を抑止すると共に、現実的には採用時における健康状態確認の徹底などの対策も検討しなければならないのかも知れません。最近はあまりリスク対応という言葉を前面には出したくないという気持ちが強くなっていますが、ここまでの状態が現実だとすれば、やはり人材採用においてより慎重さが求められることは間違いありません。


関連blog記事
2015年6月26日「精神障害の労災補償状況 請求件数・支給決定件数共に過去最高を更新」
http://blog.livedoor.jp/roumucom/archives/52077251.html

参考リンク
リクルートワークス研究所「首都圏の就業希望がある未就業者の実態とミドル層男性の長期未就業に関するレポート」
http://www.works-i.com/pdf/150708_shugyokibou.pdf