残業の少ない職場 日本生産性本部は毎年恒例の「新入社員 秋の意識調査」を実施し、その結果を公表しました。この調査は新入社員の労働感がよく見え、いつも非常に面白い結果が出ているのですが、今回、残業についての設問の回答が過去にない結果となっています。以下で取り上げましょう。

 残業について「残業は多いが、仕事を通じて自分のキャリア、専門能力が高められる職場」「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場」から二者択一させた設問の回答は以下のようになっています。
残業は多いが、仕事を通じて自分のキャリア、専門能力が高められる職場 18.9%
残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場 81.1%

 左上のグラフを見ていただくと分かるように、今回、「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場」を選択した新入社員が急増し、過去最高を記録しています。いわゆる「ゆるキャリ派」が圧倒的というこの結果をどのように解釈すればよいかは非常に悩ましいように思います。まずは仕事を覚え、そしてその面白さを見出すためには、ある程度の負荷が必要と考える経営者や管理者は多いのではないでしょうか。それだけに新入社員と意識のズレが起きやすい状態となっています。これまで以上に丁寧なコミュニケーションを行い、行き違いからの早期離職といった結果を招かないように注意していくことが求められます。
参考リンク
日本生産性本部「2015年度 新入社員 秋の意識調査」
http://activity.jpc-net.jp/detail/mdd/activity001460.html