新入社員 中長期的な人材不足の深刻化が懸念される中、社員のリテンションが重要なテーマとなっています。せっかく大きなコストと手間を掛けて採用した人材がどんどん退職していくようでは企業の組織力は一向に高まりません。この点に関し、日本生産性本部の「2015年度 新入社員 秋の意識調査」で興味深い結果が出ていますので、紹介します。

 2015年12月28日のブログ記事「今年の新入社員 8割超が残業が少ない会社を希望する「ゆるキャリ派」」では、残業時間に関する設問を取り上げましたが、今回は「自分のキャリアプランに反する仕事を、がまんして続けるのは無意味だ」という設問への回答を見てみましょう。その結果は以下のとおりとなっています。
そう思う 43.6%(2015年春調査 27.0%)
そう思わない 56.4%(2015年春調査 73.0%)

 「そう思う」が43.6%にも上っていますが、この数値は過去最高。更には同じ新入社員を対象とした春の調査では27.0%という結果でしたので、入社半年でこの想いがかなり強くなっていることが伺われます。

 最近の若手は自らの成長についての非常に高い意識もしくは危機感を持っていますので、実際の仕事が自らの成長に繋がらないと感じると、それは無駄であると判断して離職の危険性が高まってしまいます。現実には一見、無駄に見えるような仕事でも大局的に見れば、必要ということもあるはずです。そのような仕事を担当させる場合には、その目的を分かりやすく説明するといった対策が求められるのでしょう。


関連blog記事
2015年12月28日「今年の新入社員 8割超が残業が少ない会社を希望する「ゆるキャリ派」」
http://blog.livedoor.jp/otsuakinori/archives/46377110.html

参考リンク
日本生産性本部「2015年度 新入社員 秋の意識調査」
http://activity.jpc-net.jp/detail/mdd/activity001460.html