ベア いよいよ今年の春闘がスタートしました。今年、多くの大企業では3年目のベアとなることが予想されていますが、最近は初任給の上昇も続いていることから、中小企業の中でもベアを検討する企業が増加するのではないかと考えています。しかし、多くの中小企業ではこれまでベアを行ったことがないことから、どのようにベアを行えばよいのかが分からないということもあるでしょう。そこで今回は経団連の「2015年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果」の中から昨年のベアの実施内容について見てみることにします。

 昨年のベアの実施状況を見ると以下のようになっています。
一律定額配分 40.3%
一律定率配分 12.9%
若年層へ重点配分 30.7%
中堅層へ重点配分 10.2%
ベテラン層へ重点配分 2.3%
子育て世代へ重点配分 5.6%
業績等に応じた査定配分 14.9%
職務・資格別に配分 30.7%
その他 7.9%

 ベアというと、一律定額配分のイメージが強いと思いますが、実際には、若年層への重点配分や職務・資格別の配分も30%を超えています。初任給上昇への対応や賃金カーブの中だるみ是正を狙うのであれば、こうした政策的なベアが有効です。今年の賃上げにおいてご参考いただければ幸いです。


参考リンク
経団連「2015年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果」
http://www.keidanren.or.jp/policy/2016/003.pdf