人材不足 経営環境が変わると、課題も当然に変化しますが、この5年間で中小企業経営者の抱える経営における課題は大きく変化したようです。

 学校法人産業能率大学は、毎年、中小企業の経営者を対象に経営環境認識や経営方針・施策などを尋ねる調査を実施しています。以下は2016年の経営活動に影響を与えると想定される要因のトップ10です。なお、( )内は5年前の2011年の結果。
人材の不足 34.7%(16.6%)
国の政策の変化 31.9%(45.9%)
需要の不足 18.9%(35.8%)
業界構造の変化 18.6%(27.3%)
国際情勢の悪化 16.0%(27.9%)

原材料コストの増 14.2%(9.7%)
取引先からの圧力(単価引き下げ等) 6.7%(17.4%)
資金繰りの悪化 5.9%(20.1%)
自然災害 4.1%(-)
設備の不足 3.7%(3.3%)

 このように「人材の不足」が1位となっていますが、5年前と比較すると、2倍という状況になっています。2位以下の課題の数値がいずれも減少している状況ですので、「人材の不足」の深刻な状況が際立っています。このように今後は人材確保の巧拙が、企業業績に大きな影響を与える時代になっていきます。
参考リンク
産業能率大学「2016年の中小企業の経営施策」
http://www.sanno.ac.jp/research/forecast2016.html
産業能率大学「2011年の中小企業の経営施策」
http://www.sanno.ac.jp/research/pdf/forecast2011.pdf