BS 採用難の状況が続いています。有効求人倍率も継続的に高くなってきていますが、平成27年度の有効求人倍率は1.56倍となりました。前年度の伸びという点では若干鈍化していますが、それでもかなりの高水準となっています。

 全体的に見て、人材採用が非常に大きな課題となっていますが、これを求人・求職バランスシートで職業別として見ると一部の職業においては更に深刻な状況になっていることがわかります。職業別の有効求人倍率(平成27年度)は、建設・採掘が4.77倍、介護関連が4.24倍、そしてサービスが3.99倍となっており、ほぼ人材採用が進まないという状態にあることが分かります。こうした業種では今後、人材不足による営業時間の短縮など、具体的な影響が出てくるかも知れません。

 改めて人事管理が企業の最大の課題となる時代であることを認識しておく必要があります。
参考リンク
厚生労働省「平成28年3月分・平成27年度平均 最近の雇用情勢」
http://aichi-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0116/2703/20164281209.pdf