BP 子どもの頃、ボーイスカウトをやっていました。そのときにいつも掲げられていたのが「そなえよつねに」というスカウトのモットーです。平仮名で書かれていてぱっと見っだとよく意味が分からないのですが、漢字で書くと「備えよ、常に」であり、英語では「Be Prepared」となります。スカウトは有事の際などでも必ずやり通すということができるように準備を常にしておくという意味だと解釈しています。

 先日、仕事をしている中でふとこの言葉が頭を過りました。これはキャリア形成においても共通して言えることだなと。これまで多くのビジネスパーソンと接点を持ってきましたが、通常、多くの人は自分がやりたいと思っている仕事があります。しかし、自分が思っただけではなかなかそのような仕事は回って来ず、現在の仕事に不満を持ったりするものです。場合によっては「上司はどうして私にこんなつまらない仕事ばかりを押し付けるのか。パワハラだ」などとまで考えるケースもあるかも知れません。

 しかし、時として、その自分のやりたい仕事そのものではないかも知れませんが、それに繋がる可能性のある仕事を担当するチャンスが転がったりしてきます。そのようなチャンスボールが転がってきたときに、それを蹴る備えがないと、結局そのチャンスをものにすることができず、いつまで経っても自分がやりたい仕事に到達することはできません。

 仕事の場面においては、その仕事を行うに必要な知識や能力も必要ですし、そのチャンスボールに気づき、対応するための時間を確保するための段取りも重要になります。多くのチャンスを掴み、成長していく人材というのは頭がよいとか能力が高いのではなく、自ら仕事をコントロールし、「そなえよつねに」ができている人材なのかも知れません。