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カテゴリ: 人材育成

新入社員 来月、ある新作のセミナーを行うことになり、そのレジュメを作るために新入社員を対象とした様々な意識調査の結果を調べていました。このセミナーではそうした結果を数多く紹介し、いまの新入社員の傾向を理解して頂こうと思っていますが、そのまとめが以下の5点となります。
残業はしたくありません。仕事を生きがいにしたいわけでもありません。ワークライフバランスの時代ですから。
将来が不安なので成長したいです。会社が支援してくれるのであれば勉強します。身銭を切ってまではやりません。
リーダーになって苦労はしたくありません。人に従っている方が気楽ですから。
仕事はお金を稼ぐための手段。やり甲斐より給料をください。
条件のよい会社があればさっさと転職しちゃいます。

 本当にそうなのか?と疑いたくなる内容ですが、参考リンクにある各調査の回答の傾向をまとめるとこのようになってしまいます。人によっては「昔からこんなものであり、仕事をする中で変わっていくのだ」と考えられる方もいらっしゃると思いますが、この結果は過去に行われた同調査の結果からの比較に基づいてまとめたものですので、こうした傾向が強まっているのは間違いないように思われます。

 もちろんすべての若手社員がこのような考えを持っているということではありませんが、全体的にはこういった傾向のある若手社員が増えていると考えられます。若手社員の意識はその時々の経営環境にも大きく左右されますが、上司・先輩としてはこの傾向を理解して、若手社員と向き合っていくことが求められるのかも知れません。
参考リンク
産業能率大学「2019年度 新入社員の会社生活調査(第30回)
https://www.hj.sanno.ac.jp/cp/feature/201906/19-01.html
日本生産性本部「平成30年度 新入社員「働くことの意識」調査結果」
https://activity.jpc-net.jp/detail/mcd/activity001538.html
日本生産性本部「2017年度 新入社員 秋の意識調査」
https://activity.jpc-net.jp/detail/mdd/activity001530/attached.pdf
リクルートキャリア「就職プロセス調査(2019年卒)」
https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2019/190131-01/
東京商工会議所「2019年度 中堅・中小企業の新入社員の意識調査結果」
https://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=1017670

新入社員 本日、新入社員を迎えるという企業も多いのではないかと思います。新入社員にとっても希望と不安の中での旅立ちとなる訳ですが、今日は彼らの意識がこの30年間で大きく変化したというデータを紹介したいと思います。株式会社スタッフサービス・ホールディングスは平成30年間における「職場内でのミスマッチ」を把握すべく、平成元年に社会人になった方と平成30年に社会人になった方を対象にアンケート調査を実施し、その結果を公表しました。

 新卒入社時に、何年間その企業・団体で働こうと考えていたかを聞いた結果が以下のとおりとなっています。なお、( )内は平成元年の新入社員の回答率です。
3年以内 27.9%(8.9%)
5年以内 19.4%(6.6%)
10年以内 7.8%(6.2%)
20年以内 0.8%(1.6%)
21年から定年まで 2.7%(1.9%)
定年まで 11.6%(38.0%)
決めていない 29.8%(36.8%)

 このように平成元年では38.0%の新入社員が定年までの勤務を考えていたのに対して、平成30年では11.6%まで激減。一方、3年以内との回答が8.9%から27.9%に3倍増し、最多となっています。新入社員のキャリアの短期志向が強まっており、早期離職を防止するための取り組みが求められます。
参考リンク
株式会社スタッフサービス・ホールディングス「オー人事から見る「平成30年間の職場内のミスマッチ」を調査」
https://www.staffservice.co.jp/nt-files/nr_190311.html

チャレンジ 働く中では「成長」は大きなキーワードとなっています。新入社員を対象とした意識調査を見ても、社会人生活の中での最大の期待は「自分が成長できる」が圧倒的1位となっています(2017年マイナビ新入社員意識調査)。

 仕事の中で成長するための要因には様々なものがあります。この点についてはみなさんも言いたいことがたくさんあるのではないかと思いますが、私が最近感じるのは、ほんの小さな行動の差が人材の成長の差につながっているのではないかということです。その行動の差というのは、自分の枠から少しはみ出す仕事を意識的に行っているか否かということ。

 新しい仕事をすることには誰でも不安を覚えるです。しかし、そこで少しの勇気と覚悟を持ってチャレンジする人材は結果的には成長しています。一方、自分のできること、やってきたことから出ようとしない人材はどうしても伸び悩むことが多くなります。特に今後は仕事を取り巻く環境が大きく変化していきますので、それに対応するだけでも従来の枠からはみ出すことが求められますから、これからの時代はその行動ができなければ成長できないどころか、仕事を失ってしまうことにもなりかねません。

 キャリアの責任は自分自身が負うことになりますので、最終的には本人がどう考えるのかということになりますが、組織としては従業員がほんの少しのチャレンジをする後押しをしてやりたいものです。

参考リンク
マイナビ「2017年マイナビ新入社員意識調査」
https://www.mynavi.jp/news/2017/05/post_13542.html

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