2006年03月25日

スポフェス続き

今更ながらスポフェスでのガッタスについて追加。

ガッタスとしてのこの試合についてのスタンスが、本町くんともろ被りになるけれど「自分達の現在の立ち位置」なのか「なりふり構わず勝ちに行く」か、でだいぶ変わってくるところだけれども、試合を見る限りでは「立ち位置の確認」のほうだと思うけれども。

それ自体は特に問題ないし、正直これはガッタス側が悪いわけではないだろうけど、スポフェスの場でやるには適当ではなかったと思う。ほんとに「展開しだいでは十条FCに勝てるかも」の実力がついてきてれば話は別だけれども、現状のチームではガッタス好きの人以外にはほとんど意味がないから。特に興味も無い人達に今回の試合で盛り上がれと言ってもなかなかに難しいし、むしろ困るだろう、という話で(それは今回のきーちゃんへの発言に対する反応でもわかる)。しかもDOKYUとかであれだけ「リベンジ」とか煽っておいて、誰が見ても実力差あるのがわかるあの内容ではなおさら引くよなぁ(まあ、あれを額面どおり受け止めた人もあまりいないでしょうけど)。(今更それを望んでるわけでもないけれども)ガッタスに興味がない人も試合を見る機会だったのだから、多少なりともそういう人達の興味も引くようにもっとうまくして欲しかったよなぁ、とは思いました。

どうしても十条とやるのであれば、駒沢球技場借りてそれだけで試合組むか、あるいはカレッツァ(参加しそうなのと、それなりの試合になるのはここくらいだと)と巴戦やるか、くらいがよかったんじゃないかな。齋藤さんの引退式も含めて。


個人的には「なりふり構わず勝ちに行く」の方を望んでいたのだけれど、内容を見る限りではそうは見えなかった。基本的に格上とやるときは「今までの自分達のサッカーのいいところを徹底する」か「極端な戦略を徹底する」のどちらかだと思うけど、ガッタスが
選んだのは前者。

ただ、そちらの作戦は「最低限の下地」が出来ていての話で、基礎であるところのトラップ・キックすらまだ不十分なガッタスには正直厳しかった。

例えば、明らかにロングボールからのカウンター狙いな最前線の高い位置に是ちゃん一人残して、対人に強い里ちゃんとみうな(あくまでも消去法による)の二人をドン引きさせて、その一つ前に運動量とディフェンス能力(カバーの意識も含めて)を併せ持つ梨華っちを置いて、まず梨華っちにとにかくボールホルダーを追わせて、入ってくるパスに対して残りの二人でチャレンジ&カバーを繰り返して(サッカー的に言えばバイタル前でのボランチとセンターバック二人の関係みたいな)、ゴレイロが捕れたり、クリアーできたりしたら、とにかく縦へ大きく。是ちゃんがそれを拾えたらひたすら突撃、なんて極端な「つまらないサッカー」の方がこの場合は面白かったかも(この戦術は単純に机上の空論ですが)。

やっぱり「立ち位置確認」という状況では勝負は放棄してるわけで(選手個人はそうでなくても、チームとしてはそうなってしまう)、その部分においては盛り上がり的にもちょっと難しいよなぁ、とは思います。まあ、僕自身もそう思っていた部分はあったし。あの試合でフィクソ(最後列)の選手がボールキープしちゃいかんだろう、と。逆サイドにフォローに下りてくるわけでもなく。


しかし、一番の問題は戦前のDOKYUやらSALSの持って行き方で(つまり事務所)、なんていうかフランスW杯での「1勝1敗1分」がなんとなくだぶって嫌でしたね。試合後のSALSの「内容は決して一方的にはならず」って、あれで一方的でなければ、どこらへんから一方的になるのかって感じで、ほんと「スポーツ報知」ですよ(笑)

ただ、リトルガッタスとかの事も考えると、あの事務所の下でここまで長くきっちり内容を作って続けられてきたのはすごいなぁ、と改めて思いました。きっときーちゃん達のがんはりのおかげでしょうけど。


で、観客の大半から批判的に思われたきーちゃんの発言ですが、「サッカーバカだから仕方ない」としか言いようがないですよね。本来はもっと状況を考慮した発言をすべきだろうけど、あそこで熱くキレられるのもきーちゃんのいい部分だと思います。

あと、そんなきーちゃんも現在S級ライセンス取得中(多分まだ取得してないですよね)で、取得後はやはり本格的にサッカーの現場に戻りたいだろうし、ラモスに呼ばれてヴェルディ入りも十分考えられるので、そうなった場合はガッタスばどうなるんだろうなぁ、という気はしている。他での経験が無い分、ガッタスの子達もきーちゃんから監督代わってモチベーション続くかどうかも微妙なところだし。


今回の試合の成果を確認しに名古屋に行きたいところだけれども、残業代もつかなくなったし、やっぱりちょっと無理かな・・・。



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