役立つ新幹線トイレの点字案内東京都済生会中央病院のバリアフリー

2005年07月09日

トイレのバリアフリーは入口の男女の配置とサイン音をまず統一して

df96cd9e.jpg視覚障害者が一人で外出したときに一番困るのは、知らない場所でのトイレだそうです。
まず、入るときに男女の区別が分からない。
そして、個室の中のレイアウトが分からない。
洗浄水だけでも、「押しレバー」、「押しボタン」、「赤外線センサーにタッチ」、「赤外線に手をかざす」、「そのままで離れたら自動的に流れる」など様々です。

私は目が見えますが、私も一度だけ困ったことが…。
どこにもそのようなボタンやセンサーが見当たらないのです。
よくよく探したら、足元の床に、足で踏む小さなボタンがあり、それを踏むと水がやっと流れたという経験があります。

こんな状態ですから、視覚障害者の方には普段どれほどのご苦労をされているか想像に難くありません。

最近では入口で音声案内があったり、個室内でも音声案内のある公共トイレもボツボツ見かけるようになりました。

でも、駅の騒音の大きな場所のトイレの入口で、20〜30秒間に1回だけ「右が男子トイレ、左が女子トイレ・・・」なんて音声案内があっても、実際には聞き取れず、あまり役に立っていません。

東京駅八重洲北口(1階)にある有料トイレがこれまで私が見た範囲では一番丁寧な音声案内と点字表示があります。

でも、まだ実際にはちょっと足りないことも・・・。

公共のトイレの仕様だけは、たとえばペーパーの位置とか、洗浄ボタンはどの位置にあるとか、または自動で流れるとかはっきり分かるように、「だれでも」使えるものにしていただきたいですね。

もっと、もっと、当事者(視覚障害者)の声を聞いて有効な案内がほしいと、あちこち見るとつくづく感じます。

写真はJR池袋駅構内にあるトイレの音声案内=天井付近のスピーカーです。ここもサイン音のあとに言葉で案内がありますが、騒音のため、ほんとに近くにいないと聞こえないのと、間隔が長すぎて通り過ぎてしまいます。
サイン音を全国統一して、それが何を意味するのか皆が周知していれば有効になるのですが。

実情は、全国各地、メーカー、バラバラで、サイン音を聞いても何を意味するのかが分かりません。

本当にただ付ければいいのではないヨ、と思うこの頃です。




ouensitemasu at 06:18│Comments(2)TrackBack(4) バリアフリー 

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1. バリアフリーできてないよね  [ heartwarming 作業療法士の半熟卵編 ]   2005年07月12日 17:17
以下のものは今回の実習によって気付いた点です。スロープが車椅子一人では上り下りできない。いくら待っても乗れないエレベーター。車椅子用トイレにたどりつけないデパート。車椅子用トイレがない施設。手すりが途中で切れている、階段がまだあるのに手すりがなくなる。ま
2. 想像せよ。  [ 馬力の里 ]   2005年07月16日 02:23
トイレにて。 使用済みのあぶら取り紙を、 丸めて洗面台に放っていく女。 髪の毛
3. しゃべるトイレ。(トイレ音声案内)  [ Ke〓log ]   2005年07月26日 23:22
先日、新宿で食事をしていた時のコト。 出物腫れ物トコロ嫌わず。ってなワケで、 化粧室へ行ってみたのだよ。 個室のドアを開け、腰をおろして驚いた! だって、いきなり 「このトイレは、自動洗浄です」 なーんて音声案内をするんだもん。 アタクシ、日ごろ疑問に感じて
4. 平塚市で交通バリアフリー基本構想案を策定!!  [ 神奈川密着!!地域密着型ブログ・ほしぞらの観える街 ]   2005年08月07日 16:37
こちらも昨日3日(水)の{/pen/}神奈川新聞ローカル面《平塚版に掲載!?》から 『カナロコ・交通バリアフリー基本構想案を策定/平塚市』 という気になる記事を見つけました。記事によると、 “高齢者や障害者が快適に移動できるまちを目指して、 平塚市はこのほど、JR平塚

この記事へのコメント

1. Posted by あん   2005年07月16日 02:35
障害者が「バリアがない」と感じて初めてバリアフリーが成立するはずなのに、障害者の意見をろくに聞いていない状態のまま、スロープをつけたくらいで「この建物はバリアフリーで・・・」って言ってる状況って多いんですね。
日常会話で使ったことありませんでしたが「ヘソが茶を沸かす」ってこういうときに使えばいいのかな。
2. Posted by もが   2005年07月16日 07:20
みせかけのバリアフリーで最も古典的なものは、銀行のタッチパネル式ATMについている点字です。視覚障害者は音声がなく、押しボタンもないタッチパネル式のATMに、「カード」、「しへい(紙幣)」…などの点字があっても、全く使えません。さすがにこれは4、5年前に指摘されて現在はほとんど見かけませんが、これぞ、「点字」=バリアフリーの典型的な「ヘソが茶を沸かす」事例ですね!

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