4回目の愛知万博(2)自律移動支援プロジェクト体験ハンドセット・その2(視覚障害者用証明書等自動交付機)

2005年09月13日

コンビニに郵便ポスト

87bb7fee.jpg近所のam/pmに郵便ポストがついているのを発見いたしました。


お店の人に聞いてみると、「7月頃に設置された」とのことです。

ローソンとの違いは、

・設置場所は、レジの向かい側の商品棚の前。
・ポストの大きさは同じです。(正確には測っていません)
・点字…ありません。
・「〒」マークはいまだに浮き出ていません。


発表日 : 2005年 5月 2日(月)
タイトル : am/pm店舗におけるゆうパックの取扱いについて





●コンビニに郵便ポストが最初に設置されたのはローソンです。
2003年1月1日から設置されましたが、その時、私は視覚障害者の方と近所のローソンへ早速見に行きました。
バリアフリーがどのようになっているか心配だったからです。
案の定、点字や「〒」マークはありませんでした。
そこで、視覚障害者の方が当時の郵政事業庁へ手紙を出すと、下記のような回答がありました。

・コンビニのローソンほっとポストに点字と『〒マーク』が付くようになります。
−(旧)郵政事業庁から文書で回答を頂きました −
(2003年3月)


その当時は郵政省から郵政事業庁へ、そして郵政公社へと郵政事業が激変する時でした。

郵便局は郵政省の時代から障害者対応がしっかりできていて、ATMも全国すべてのATMが視覚障害者が使えるバリアフリーのものです。

郵便ポストにもできる限りのバリアフリーが考えられています。
・点字表示
・「〒」マークが白く浮き出ている、など。

興味のあるかたは、ATMや街中にあるポストをぜひ確認してみてください。


私たち晴眼者(目が見える人)には、真っ赤な郵便ポストは見てすぐに分かりますが、
目が不自由な人にとって、何の表示もないものは、ただの「箱」です。
手がかりとなる点字も、中途失明の方には読めない方も多く、
かろうじて「〒」マークを触ることで【ポスト】と認識するのです。


なのに、コンビニに設置された郵便ポストには、点字表示も、手で触って分かる浮き出た「〒」マークもありませんでした。

そこで、視覚障害者の方の働きかけの結果、郵政公社からコンビニのポストにも点字表示をしますとの回答がありました。

その後、その点字表示を確認しに行きました。
すると、視覚障害者の方が間違った点字表示だとの指摘をされました。

「ローソンほっと郵便ポスト」における点字表示の問題

これでは、何のための表示か分かりませんね。
ただ貼ればいいのでしょう、というまさに「お役所仕事」です。
そして、
郵便ポストは大量生産されるのですから、「〒」マークを浮き出させるくらいどれほどのコストもかからないと思われます。

郵政公社はこれから民営化されるようですが、国の施策としてすべての人が使える郵便、ATMの社会的弱者への取り組みが、民営化される前からこんな状況では、これからがとても心配です。



視覚障害とは、「情報障害」であるとよく言われます。
情報の8割が目から得るという現実を、私たち晴眼者が十分に知る必要があります。

視覚障害者の方はまず、目の前の情報を正確に知ることから始まります。
せっかく近くのコンビニに行っても、今の状態では、そこに郵便ポストがあることも分からないのです。



●こわいこと

・そばにいる人に頼むのは危険。
どんな人か分かりません。間違ったことを教えたり、イタズラ半分にからかうかもしれません。
(実際、ATMでは過去に事件がありました。)


今あるサービスの中で、社会的弱者への配慮は、これから民営化されても、
「社会的義務」としてしっかり引き継いでいただきたいと切に希望いたします。






ouensitemasu at 11:09│Comments(0)TrackBack(0) バリアフリー | ユニバーサルデザイン

トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

4回目の愛知万博(2)自律移動支援プロジェクト体験ハンドセット・その2(視覚障害者用証明書等自動交付機)