2016年10月22日

忘れられない場所

明日、じゃなくてもう本日ですよ。
ウルトラマンオーブ第16話『忘れられない場所』
テレビ東京で9時〜です。

実は自分の舞台(『恋工場』)の千秋楽とプレビューが重なって
完成作を見ていないのです。緊張するー。
なかなか眠れない、、、、


閑話休題。

今日は、急に打ち合わせが飛んだので、
ずーーーーっと見たかった『アイム・ノット・ゼア』を早稲田松竹で。
トッド・ヘインズの近作だった『キャロル』の併映に
なぜに『アイム・ノット・ゼア』を選んでくれたか、早稲田松竹。ありがとう。
ボブ・ディランのノーベル賞を予言していたのか。計り知れない。

先日、とあるお食事会で
「10代の頃、好きだったものは一生好きだ」という話になって、
私も10代の頃好きだったものをいろいろ話しましたが、
でも、一番好きなものって
たぶん、劇場だな、と思いました。
映画でも演劇でも、それ以外でもいい、
一瞬、会場のすべてが真っ暗になってから物語が始まる。
その「真っ暗」の一瞬が好き。
ふーっと世界と一人で向き合うような
とんでもない幸福な時間が始まるのです。

『アイム・ノット・ゼア』
そういう幸福な時間に見るにふさわしい、
贅沢な幸福な映画でした。映画館でみられてよかった。

そして併映の『キャロル』
これはまごうことなき恋愛映画の傑作で、
ああ、トッド・ヘインズという人はすげーな、と。

そして、たぶん、何度もこの監督の作品を見るたびに
この監督のキャリアを調べていて
(いい加減に覚えろよって話ですが、いつもソロンズさんと混同してしまう。
 なぜならどっちも偉大だからだ!)
デビュー作の『ポイズン』をなぜかシネマライズに見に行って
訳わからないなりに、脳みそがやられてしまい
パンフを買って、今も家にあることを思い出さされます。
あの時、ばちこーんってやられたものって
感性とかそういう類のものと思っていたけれど、
間違いでした。演出力だったんだな。
そんなものを再確認できた幸せな日。

ケイト・ブランシェット、ジュリアン・ムーア、シャルロット・ゲンズブール。
今の40代女が目標にして間違いない女優ばかりを起用しているのも
もう「信頼」以来の何者でもない。

本当に美しい中年女性には前髪はない。
なぜなら「ぶりっこ」しないからだ。
前髪を切るべく予約していた美容院をキャンセルしそうになるが
でも、私は切っちゃうかも……。

だって、そんなに潔くないももの。
若さにしがみつく。
みっともないけど、
(特に童顔の)日本人はしちゃうよね。
ああ、潔い大人にならなくちゃ……。

早稲田松竹での上映は終わりましたが
チャンスがあったら両作品、御覧になってみてください。
もちろん、明日の9時からオーブも!


oui0214 at 01:14│Comments(0)

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