彼岸
2025年02月15日
3/17-3/23・春彼岸「おせがき」供養・3/20・彼岸中日「日想観」法要のご案内
3/17-3/23・春彼岸「おせがき」供養・3/20・彼岸中日「日想観」法要のご案内
その場合は、必ず、供養されたい方の戒名(法名)とお勤めのお施主の方のお名前を事前にメールやFAXでお知らせ下さい。お塔婆をご用意いたします。
実際に事前にご用意する塔婆に関しましては下記をご参照下さいませ。
施餓鬼供養・塔婆について(春彼岸・夏お盆の年2回法会開催)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85052585.html
一、日時 3月17日~23日・午前8時~午後4時
(※最終日は、午後3時まで)
一、お布施 7千円(施餓鬼塔婆・経木塔婆ご先祖さま各霊位)
一、任 意 水子供養・無縁供養 お布施・各追加1千円
(どうしても供養に恵まれない方々への供養にもなります)
※もし期間中にご来山できなくてもお寺の方にて責任をもって塔婆供養をお勤めいたしますので、お申し込みの際にその旨お書き添え下さい。その場合のお支払いはお振込みか、後日ご来山の際でも構いません。
彼岸中日「日想観・極楽誓願」法要について
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/72883056.html
・3月20日(祝)
・午後5時半から日没・表階段上台地にて
どなたでも参加できます(雨天中止)
往生院六萬寺サイト
http://oujyouin.com/
春の彼岸「おせがき」供養のご案内
本年も春彼岸、施餓鬼法要のご案内をいたします。昨今、ご先祖さまの供養から遠ざかる世情が窺え、もの寂しさを感じることがございますが、ご先祖さまあっての私たちであることには何も変わりがございません。また、私たち自身の後生の一大事を考える時、仏さまとの有り難いご縁となる供養を大切にしたいものです。お塔婆をご用意してお待ち申し上げます。
※もし期間中にご来山できなくても、お寺の方にて責任をもって塔婆供養をお勤め致しますので、ご遠慮なくお申し込み下さいませ。
その場合は、必ず、供養されたい方の戒名(法名)とお勤めのお施主の方のお名前を事前にメールやFAXでお知らせ下さい。お塔婆をご用意いたします。
実際に事前にご用意する塔婆に関しましては下記をご参照下さいませ。
施餓鬼供養・塔婆について(春彼岸・夏お盆の年2回法会開催)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85052585.html
一、日時 3月17日~23日・午前8時~午後4時
(※最終日は、午後3時まで)
一、お布施 7千円(施餓鬼塔婆・経木塔婆ご先祖さま各霊位)
一、任 意 水子供養・無縁供養 お布施・各追加1千円
(どうしても供養に恵まれない方々への供養にもなります)
※もし期間中にご来山できなくてもお寺の方にて責任をもって塔婆供養をお勤めいたしますので、お申し込みの際にその旨お書き添え下さい。その場合のお支払いはお振込みか、後日ご来山の際でも構いません。
彼岸中日「日想観・極楽誓願」法要について
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/72883056.html
・3月20日(祝)
・午後5時半から日没・表階段上台地にて
どなたでも参加できます(雨天中止)
往生院六萬寺サイト
http://oujyouin.com/
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2024年08月26日
9.19-25 秋彼岸「墓前回向廻り」/ 9.22 彼岸中日「日想観・極楽誓願法要」
9.19-25 秋彼岸「墓前回向廻り」/ 9.22 彼岸中日「日想観・極楽誓願法要」
往生院六萬寺・秋彼岸・墓前回向廻り
9.19-25 1週間
午前8時から午後4時
回向料 2千円
当日寺務所申し込み
※期間中に来れない方はこちらで回向に廻らせて頂きます。事前にメールなどにてご連絡をくださいませ。
・・
彼岸中日・往生院「日想観・極楽誓願法要」
9/22・彼岸中日・夕刻(雨天中止)
午後5時30分から日没まで
往生院表階段上台地にて
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/72883056.html
往生院六萬寺サイト
http://oujyouin.com/
往生院六萬寺・秋彼岸・墓前回向廻り
9.19-25 1週間
午前8時から午後4時
回向料 2千円
当日寺務所申し込み
※期間中に来れない方はこちらで回向に廻らせて頂きます。事前にメールなどにてご連絡をくださいませ。
・・
彼岸中日・往生院「日想観・極楽誓願法要」
9/22・彼岸中日・夕刻(雨天中止)
午後5時30分から日没まで
往生院表階段上台地にて
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/72883056.html
往生院六萬寺サイト
http://oujyouin.com/
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2023年08月26日
9.20-26 秋彼岸「墓前回向廻り」/ 9.23 彼岸中日「日想観・極楽誓願法要」
9.20-26 秋彼岸「墓前回向廻り」/ 9.23 彼岸中日「日想観・極楽誓願法要」
往生院六萬寺・秋彼岸・墓前回向廻り
9/20~26 1週間
午前8時から午後4時
回向料 2千円
当日寺務所申し込み
※期間中に来れない方はこちらで回向に廻らせて頂きます。事前にメールなどにてご連絡をくださいませ。
・・
彼岸中日・往生院「日想観・極楽誓願法要」
9/23・彼岸中日・夕刻(雨天中止)
午後5時30分から日没まで
往生院表階段上台地にて
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/72883056.html
往生院六萬寺サイト
http://oujyouin.com/
往生院六萬寺・秋彼岸・墓前回向廻り
9/20~26 1週間
午前8時から午後4時
回向料 2千円
当日寺務所申し込み
※期間中に来れない方はこちらで回向に廻らせて頂きます。事前にメールなどにてご連絡をくださいませ。
・・
彼岸中日・往生院「日想観・極楽誓願法要」
9/23・彼岸中日・夕刻(雨天中止)
午後5時30分から日没まで
往生院表階段上台地にて
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/72883056.html
往生院六萬寺サイト
http://oujyouin.com/
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2023年03月24日
令和5年春彼岸・施餓鬼法要・法話「一切唯心造」について
令和5年春彼岸・施餓鬼法要・法話「一切唯心造」について
録画配信 法要に参加できなかった方向け ご参考にして下さいませ
期間限定・限定公開となります
https://youtu.be/izRcKSosAkc
録画配信 法要に参加できなかった方向け ご参考にして下さいませ
期間限定・限定公開となります
https://youtu.be/izRcKSosAkc
oujyouin_blog at 14:06|Permalink
2023年01月06日
3/18-3/24・春彼岸「おせがき」供養・3/21・彼岸中日「日想観」法要のご案内
3/18-3/24・春彼岸「おせがき」供養・3/21・彼岸中日「日想観」法要のご案内
その場合は、必ず、供養されたい方の戒名(法名)とお勤めのお施主の方のお名前を事前にメールやFAXでお知らせ下さい。お塔婆をご用意いたします。
実際に事前にご用意する塔婆に関しましては下記をご参照下さいませ。
施餓鬼供養・塔婆について(春彼岸・夏お盆の年2回法会開催)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85052585.html
一、日時 3月18日~24日・午前8時~午後4時
(※最終日は、午後3時まで)
一、お布施 7千円(施餓鬼塔婆・経木塔婆ご先祖さま各霊位)
一、任 意 水子供養・無縁供養 お布施・各追加1千円
(どうしても供養に恵まれない方々への供養にもなります)
※もし期間中にご来山できなくてもお寺の方にて責任をもって塔婆供養をお勤めいたしますので、お申し込みの際にその旨お書き添え下さい。その場合のお支払いはお振込みか、後日ご来山の際でも構いません。
彼岸中日「日想観・極楽誓願」法要について
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/72883056.html
・3月21日(祝)
・午後5時半から日没・表階段上台地にて
どなたでも参加できます(雨天中止)
往生院六萬寺サイト
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「報恩の供養」・・供養が、恩に報いることになるのは、追善(功徳を届ける)によって、亡くなられた方々の安楽な善き境地(悟り)へと向けたお手伝いになるからであります。
施餓鬼供養のお経の中には、「この施餓鬼というお勤めによる善い功徳を、恩恵ある父母(先祖)に感謝、報恩して向ければ(回向すれば)、父母(先祖)が生きているならば、福、楽を得られて、寿命も延びるであろう。父母(先祖)が亡くなっているのであれば、苦しみの輪廻を離れられる安養、安楽な浄土へと生まれることができるであろう・・」と一節にございます。
※ もし期間中にご来山できなくてもお寺の方にて責任をもって塔婆供養をお勤めいたします。
その場合は、必ず、供養されたい方の戒名(法名)とお勤めのお施主の方のお名前を事前にメールやFAXでお知らせ下さい。お塔婆をご用意いたします。
実際に事前にご用意する塔婆に関しましては下記をご参照下さいませ。
施餓鬼供養・塔婆について(春彼岸・夏お盆の年2回法会開催)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85052585.html
一、日時 3月18日~24日・午前8時~午後4時
(※最終日は、午後3時まで)
一、お布施 7千円(施餓鬼塔婆・経木塔婆ご先祖さま各霊位)
一、任 意 水子供養・無縁供養 お布施・各追加1千円
(どうしても供養に恵まれない方々への供養にもなります)
※もし期間中にご来山できなくてもお寺の方にて責任をもって塔婆供養をお勤めいたしますので、お申し込みの際にその旨お書き添え下さい。その場合のお支払いはお振込みか、後日ご来山の際でも構いません。
彼岸中日「日想観・極楽誓願」法要について
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/72883056.html
・3月21日(祝)
・午後5時半から日没・表階段上台地にて
どなたでも参加できます(雨天中止)
往生院六萬寺サイト
http://oujyouin.com/
oujyouin_blog at 15:40|Permalink
2022年03月27日
4/8まで「ロシアのウクライナ侵略とアリの巣コロリ」往生院六萬寺 令和四年春彼岸施餓鬼法要 法話内容録画限定公開
4/8まで「ロシアのウクライナ侵略とアリの巣コロリ」往生院六萬寺 令和四年春彼岸施餓鬼法要 法話内容録画限定公開
https://youtu.be/8Tz8upw5DMQ
コロナ禍等の事情にて来山できなかった方々へと向けての限定公開
往生院六萬寺
http://oujyouin.com/
https://youtu.be/8Tz8upw5DMQ
コロナ禍等の事情にて来山できなかった方々へと向けての限定公開
往生院六萬寺
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oujyouin_blog at 12:43|Permalink
2022年01月15日
3/18-3/24・春彼岸「おせがき」供養・3/21・彼岸中日「日想観」法要のご案内
3/18-3/24・春彼岸「おせがき」供養・3/21・彼岸中日「日想観」法要のご案内
その場合は、必ず、供養されたい方の戒名(法名)とお勤めのお施主の方のお名前を事前にメールやFAXでお知らせ下さい。お塔婆をご用意いたします。
実際に事前にご用意する塔婆に関しましては下記をご参照下さいませ。
施餓鬼供養・塔婆について(春彼岸・夏お盆の年2回法会開催)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85052585.html
一、日時 3月18日~24日・午前8時~午後4時
(※最終日は、午後3時まで)
一、お布施 7千円(施餓鬼塔婆・経木塔婆ご先祖さま各霊位)
一、任 意 水子供養・無縁供養 お布施・各追加1千円
(どうしても供養に恵まれない方々への供養にもなります)
※もし期間中にご来山できなくてもお寺の方にて責任をもって塔婆供養をお勤めいたしますので、お申し込みの際にその旨お書き添え下さい。その場合のお支払いはお振込みか、後日ご来山の際でも構いません。
『正しいお通夜とお葬式へ向けて』令和4年3月 春彼岸施餓鬼法要 配布資料
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/87851117.html
彼岸中日「日想観・極楽誓願」法要について
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/72883056.html
・3月21日(祝)
・午後5時半から日没・表階段上台地にて
どなたでも参加できます(雨天中止)
往生院六萬寺サイト
http://oujyouin.com/
「今日彼岸 菩提の種を 蒔く日かな」
(伝・松尾芭蕉・作)
「菩提」とは、「悟り」という意味で、彼岸の期間は、ご先祖様の供養を通じて、仏教の最終的な目的となる「悟り」へと向けて精進していくための有り難いご仏縁としたいものでございます。
悟りという「花」を咲かせるためには、何よりもまずその「種」を蒔かなければ始まりません。施餓鬼供養もその種を蒔くための大切なご仏縁となります。
その場合は、必ず、供養されたい方の戒名(法名)とお勤めのお施主の方のお名前を事前にメールやFAXでお知らせ下さい。お塔婆をご用意いたします。
実際に事前にご用意する塔婆に関しましては下記をご参照下さいませ。
施餓鬼供養・塔婆について(春彼岸・夏お盆の年2回法会開催)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85052585.html
一、日時 3月18日~24日・午前8時~午後4時
(※最終日は、午後3時まで)
一、お布施 7千円(施餓鬼塔婆・経木塔婆ご先祖さま各霊位)
一、任 意 水子供養・無縁供養 お布施・各追加1千円
(どうしても供養に恵まれない方々への供養にもなります)
※もし期間中にご来山できなくてもお寺の方にて責任をもって塔婆供養をお勤めいたしますので、お申し込みの際にその旨お書き添え下さい。その場合のお支払いはお振込みか、後日ご来山の際でも構いません。
『正しいお通夜とお葬式へ向けて』令和4年3月 春彼岸施餓鬼法要 配布資料
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/87851117.html
彼岸中日「日想観・極楽誓願」法要について
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/72883056.html
・3月21日(祝)
・午後5時半から日没・表階段上台地にて
どなたでも参加できます(雨天中止)
往生院六萬寺サイト
http://oujyouin.com/
oujyouin_blog at 10:23|Permalink
2021年02月17日
施餓鬼供養の流れについて(往生院六萬寺)
春季彼岸と夏お盆での施餓鬼供養の流れについて(往生院六萬寺)
当寺院にてお施餓鬼の法要にて、ご先祖様のご供養をお勤め頂く際の流れについてご説明して参ります。
まず事前のお申込みが必要です。事前に施餓鬼塔婆をご用意するため。施餓鬼塔婆については下記を参照下さい。
施餓鬼供養・塔婆について(春彼岸・夏お盆の年2回法会開催)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85052585.html
次に、期間中(春彼岸一週間・3/17-3/23 夏お盆5日間・8/11-8/15)にご来山頂きまして、寺務所にて受付して順番を取って頂きます。
ご墓所がある場合は、先にご墓所のお参りに行って頂きます。ご墓所の無い方は、ご本堂前のテントの中でお名前が呼ばれるまでお待ち頂きます。
一座、2~4件さまにお入り頂けます。最大で15~20名ほどになります。1件さま、できれば5名まで、できればにて。コロナ対策にてご容赦願います。
お焼香の前にそれぞれお座り頂き、お並び頂きます。また、椅子席も十分にご用意しています。
皆さまがお座り頂いたのを確認して、施餓鬼棚の前にお座り頂いた各家の塔婆を用意しおえて、線香で塔婆を薫じてから、おりんを三つ鳴らして、始まりを知らせます。
順番にお焼香をして頂きますようにお声掛けご案内します。
お経が始まりますので、順番にお焼香ください。
お経は、開甘露門になります。
内容は、下記のページにて詳しく解説させて頂いております。
開甘露門(施餓鬼のお経について)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85151234.html
お経が終わりましたら、当山の施餓鬼回向を読み上げます。
施餓鬼回向
「仏身は法界に充満して、普く一切の群生の前に現ず、縁に随い感に赴いて周からずということなし、而も常に此の菩提の座に処したもう。仰ぎ冀わくは洪慈、俯して、照鑑を垂れたまえ。山門今月今日、〇〇氏(〇〇氏・〇〇氏、)施主となりて、謹んで現前の清衆を集め、聖号を称揚し、秘呪を課持し、同音に開甘露門を諷誦す。集むる所の善利は、十方常住の三宝、果海無量の聖賢を讃え、護法の列位、諸天の仙衆、地界水界、大小の明霊、総じては一切の明霊、三界の萬霊、十方の至聖のために祝献す。この善利によって普く用いて回厳し奉る。集むるところの功徳は、〇〇家 〇〇〇〇〇〇之霊位、〇〇〇〇〇〇之霊位、〇〇〇〇〇〇之霊位(・・と全ての霊位を順番に読み上げていく)〇〇家先祖代々の各霊位のためにし奉り、報知を荘厳す。同じく法味を受けもって、仏祖の化門を護り、各々威光を増して災障を除かんことを。専ら祈るらくは、各人多生の父母、歴劫の冤親、一切の幽霊、河沙の餓鬼に資薦し、咸く迷衢を出でて、同じく覚路に登らんことを。十方三世一切の諸仏諸尊菩薩 摩訶薩 摩訶般若波羅蜜。」
回向が終わったら、最後に供養された閼伽水を塔婆に洒水して掛けます。
洒水された塔婆を、配布のしおり(施本)と共に各施主様にお渡しします。
それから、法話となります。
法話は約10分程度になります。お楽にして頂いて、足も崩して頂いて、気軽な感じでお聴き頂きます。
もちろん、各回で法話の内容は異なります。
世情や皆さまの関心に合わせて、毎回工夫して、また、ホワイトボードや事前に書いたフリップなども用いて、分かりやすく丁寧にを心掛けてお話をさせて頂きます。
法話が終わると、退堂して頂きまして、手向け地蔵さま・水かけ地蔵さまのところへと行って頂きまして、そこに塔婆を掛けるところがありますから、そこに塔婆を掛けて頂きまして、水をかけて供養して頂きまして、これで終わりとなります。
塔婆は、一カ月間、水かけ地蔵さまのところにお祀りして供養した後に浄焚いたします。
以上が、当山の施餓鬼供養の流れとなります。ご参考までに。全国どなたでも供養をして頂けます。下記ページを参照して下さいませ。
施餓鬼供養・塔婆について(春彼岸・夏お盆の年2回法会開催)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85052585.html
施餓鬼供養の本質について
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85135519.html
3/17-3/23・春彼岸「おせがき」供養・3/20・彼岸中日「日想観」法要のご案内
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85003156.html
当寺院にてお施餓鬼の法要にて、ご先祖様のご供養をお勤め頂く際の流れについてご説明して参ります。
まず事前のお申込みが必要です。事前に施餓鬼塔婆をご用意するため。施餓鬼塔婆については下記を参照下さい。
施餓鬼供養・塔婆について(春彼岸・夏お盆の年2回法会開催)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85052585.html
次に、期間中(春彼岸一週間・3/17-3/23 夏お盆5日間・8/11-8/15)にご来山頂きまして、寺務所にて受付して順番を取って頂きます。
ご墓所がある場合は、先にご墓所のお参りに行って頂きます。ご墓所の無い方は、ご本堂前のテントの中でお名前が呼ばれるまでお待ち頂きます。
一座、2~4件さまにお入り頂けます。最大で15~20名ほどになります。1件さま、できれば5名まで、できればにて。コロナ対策にてご容赦願います。
お焼香の前にそれぞれお座り頂き、お並び頂きます。また、椅子席も十分にご用意しています。
皆さまがお座り頂いたのを確認して、施餓鬼棚の前にお座り頂いた各家の塔婆を用意しおえて、線香で塔婆を薫じてから、おりんを三つ鳴らして、始まりを知らせます。
順番にお焼香をして頂きますようにお声掛けご案内します。
お経が始まりますので、順番にお焼香ください。
お経は、開甘露門になります。
内容は、下記のページにて詳しく解説させて頂いております。
開甘露門(施餓鬼のお経について)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85151234.html
お経が終わりましたら、当山の施餓鬼回向を読み上げます。
施餓鬼回向
「仏身は法界に充満して、普く一切の群生の前に現ず、縁に随い感に赴いて周からずということなし、而も常に此の菩提の座に処したもう。仰ぎ冀わくは洪慈、俯して、照鑑を垂れたまえ。山門今月今日、〇〇氏(〇〇氏・〇〇氏、)施主となりて、謹んで現前の清衆を集め、聖号を称揚し、秘呪を課持し、同音に開甘露門を諷誦す。集むる所の善利は、十方常住の三宝、果海無量の聖賢を讃え、護法の列位、諸天の仙衆、地界水界、大小の明霊、総じては一切の明霊、三界の萬霊、十方の至聖のために祝献す。この善利によって普く用いて回厳し奉る。集むるところの功徳は、〇〇家 〇〇〇〇〇〇之霊位、〇〇〇〇〇〇之霊位、〇〇〇〇〇〇之霊位(・・と全ての霊位を順番に読み上げていく)〇〇家先祖代々の各霊位のためにし奉り、報知を荘厳す。同じく法味を受けもって、仏祖の化門を護り、各々威光を増して災障を除かんことを。専ら祈るらくは、各人多生の父母、歴劫の冤親、一切の幽霊、河沙の餓鬼に資薦し、咸く迷衢を出でて、同じく覚路に登らんことを。十方三世一切の諸仏諸尊菩薩 摩訶薩 摩訶般若波羅蜜。」
回向が終わったら、最後に供養された閼伽水を塔婆に洒水して掛けます。
洒水された塔婆を、配布のしおり(施本)と共に各施主様にお渡しします。
それから、法話となります。
法話は約10分程度になります。お楽にして頂いて、足も崩して頂いて、気軽な感じでお聴き頂きます。
もちろん、各回で法話の内容は異なります。
世情や皆さまの関心に合わせて、毎回工夫して、また、ホワイトボードや事前に書いたフリップなども用いて、分かりやすく丁寧にを心掛けてお話をさせて頂きます。
法話が終わると、退堂して頂きまして、手向け地蔵さま・水かけ地蔵さまのところへと行って頂きまして、そこに塔婆を掛けるところがありますから、そこに塔婆を掛けて頂きまして、水をかけて供養して頂きまして、これで終わりとなります。
塔婆は、一カ月間、水かけ地蔵さまのところにお祀りして供養した後に浄焚いたします。
以上が、当山の施餓鬼供養の流れとなります。ご参考までに。全国どなたでも供養をして頂けます。下記ページを参照して下さいませ。
施餓鬼供養・塔婆について(春彼岸・夏お盆の年2回法会開催)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85052585.html
施餓鬼供養の本質について
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85135519.html
3/17-3/23・春彼岸「おせがき」供養・3/20・彼岸中日「日想観」法要のご案内
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85003156.html
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開甘露門(施餓鬼のお経について)
開甘露門(施餓鬼のお経について)
施餓鬼供養で読むお経、「開甘露門」(かいかんろもん)について解説させて頂きます。
このお経の特徴は、陀羅尼・真言、偈頌、回向がいくつか集まっており、他のお経にはあまりないユニークなものになっています。
お経全文(参照・臨済宗勤行聖典・第2巻)

お経の構成

そこで、ここではその各構成の内容について詳しく説明して参りたいと存じます。
全14構成
1 題目
お経の名前 甘露の門を開くというのは、餓鬼たちへと美味しい食べ物、飲み物を施すために、その細くなった食道を広げてあげる(門を開く)という意味合いと、仏教の有り難い教えを示して、仏の道の門を開くという意味合いの両方がかけられている。
2 破地獄偈(はじごくげ)
もしも、三世、過去・現在・未来の三千仏における一切の仏の教えを確かに知りたいと思うのであれば、この法界(全世界・無数の三千大千世界)の本質・性質は、全て心が造り出したものであることを観じなければならない。唯識的な捉え方もできるが、輪廻(迷い苦しみ)、悟りの因縁(原因と条件)は全て自らの心次第になってくるということである。要は、業・カルマ(行いの集まり)によるところであり、心・業のありようが、今のありようと共に、次の輪廻のありようも決めてゆくのである。また、さらに深い意味合いでは「空と縁起」という本質についても想起されてくるところではある。この偈が「破地獄」、地獄を破るという名前がついてあるのも、仏の教えにより、自分の心のありようを正しく清らかに調えて、業をより善いものに調えていけば、地獄など悪趣(悪い世界)へと陥らないようになるという意味からであると考えることができる。
3 三宝帰依(さんぽうきえ)
十方(全ての方位浄土にある)の仏に帰依いたします。十方の仏の教えに帰依いたします。十方の仏の教えを歩む僧に帰依いたします。娑婆世界だけではなく、あらゆる世界、浄土における仏・法・僧に向けたものとなる。
4 縁起衆(えんぎしゅう)
この開甘露門(施餓鬼)の儀軌を調えられた各尊師に対しての帰依を表します。もちろん、まずは仏教を開かれ、この施餓鬼の供養法をお示し下さった仏教の根本上師であるお釈迦様への帰依。次に、観音菩薩様への帰依。そして、阿羅漢であり、施餓鬼の供養を勤める端緒となった阿難尊者に対しての帰依となります。ここで観音菩薩様が登場なさられてあるのは、救いの力、あるいは功徳・回向の力として観音菩薩様のお力を頂戴することになるからであると推測できます。そのため、施餓鬼法要(山門大施餓鬼法会)においては、般若心経、大悲呪(大悲心陀羅尼・千手千眼観世音菩薩広大円満無礙大悲心陀羅尼)、観音経、あるいは世尊偈など観音菩薩関係のお経が読誦されるのも、ある意味うなづけるところとなる。
5 焔口(えんく)陀羅尼(だらに)
一切の如来と観音菩薩への帰命と、焔口という餓鬼たちへの救いへ向けた陀羅尼となる。
6 施甘露水(せかんろすい)陀羅尼
あしゅく如来(妙色身如来)への帰命と、甘露水、飲み物に喘いで苦しんでいる餓鬼たちへの水の施しと共に、仏の教えを与えるための陀羅尼となる。
7 施乳海(せにゅうかい)陀羅尼
全ての諸仏への帰命と共に、有り難い仏の教えの海へと誘う陀羅尼。乳海は、乳粥であるとも言えます。餓鬼たちもいきなり固形物は食べれないと思われるため、喉を通る乳粥を海の如くたくさん餓鬼たちに与えるという意味合いと、海の如く広く深い仏の教えを与えるという両方の意味合いがかけられてあるのでしょう。
8 七如来
宝勝如来(多宝如来の別称)への帰依、多宝如来(法華経の宝塔に住む如来)への帰依、妙色身如来(あしゅく如来)への帰依、広博身如来(大日如来)への帰依、離怖畏如来(釈迦如来)への帰依、甘露王如来(阿弥陀如来)への帰依、さらに、阿弥陀如来への帰依となります。宝勝如来=多宝如来、甘露王如来=阿弥陀如来となるため、本来は五如来となる。それぞれ仏教を衆生に教化なさられておられる代表的な如来方への帰依を表す。五如来ではあるが、密教における五つの智慧を司る五智如来(金剛界五仏)や胎蔵界五仏などとは少し異なっている。
9 往生呪(おうじょうじゅ)
阿弥陀如来への帰依と共に、阿弥陀如来とそのお加持のお力を讃え、極楽往生への誘いへ向けた陀羅尼。阿弥陀如来様のお加持のお力を賜り、仏の道(浄土への道)へと向かわさせしめるための陀羅尼と言える。
10 浄食加持偈(じょうじきかじげ)
漢文でそのまま口語訳可能。
開甘露門のこれらの陀羅尼の力によって、お供えされた清らかな飲食物を、仏のお加持の力にて全ての苦しむ一切の鬼神、餓鬼たちに対していきわたるように万倍、億倍にして施し、それをもって皆がお腹がいっぱいになって、まずは飲食できずに苦しんでいた者たちが救われ、そして、仏の教えによりて、ケチな心、物惜しみする心を捨てさせて、つまり、餓鬼や地獄などの悪趣輪廻に苦しむ原因となる煩悩を捨てさせて、何とかこの悪趣から逃れて、仏の教えを学び実践できる善い世界(浄土)へと生まれて、三宝に帰依し、菩提心を起こして、やがて悟りへと至れますように、そして、この功徳が、未来に尽きることなく、あらゆる世界の衆生たちにもいきわたり、皆が悟りへ至るための法(仏法)を共に味わえますように(法食)。
11 四句回向・散飯偈
これも漢文でそのまま口語訳可能。
鬼神・餓鬼たちよ、今、汝等にこの飲食のお供え(と仏の教え)を施そう。この飲食(と仏の教え)は、十方に遍くいきわたり、全ての鬼神・餓鬼たちがこの飲食(と仏の教え)を共に与えられることになるであろう。
12 八句回向・修行祈願偈
これも漢文でそのまま口語訳可能。
この施餓鬼というお勤めを修することによる善い功徳を、恩恵ある父母(先祖)に感謝、報恩して向ければ(回向すれば)、父母(先祖)が生きているならば、福、楽を得られて、寿命も延びるであろう。父母(先祖)が亡くなっているのであれば、苦しみの輪廻を離れられる安養、安楽な浄土へと生まれることができるであろう。また、四つの恩ある者たち(国王・先生・同士等)から、欲界・色界・無色界の三界の全ての有情たち、あるいは、地獄、餓鬼、畜生の三つの悪い世界の者たちや仏の教えを学び修することが難しい者たちに至るまで、全ての衆生も、共に、その瑕疵、過ちである罪業を懺悔し洗い流して、尽く輪廻から離れさせしめて、浄土へと生じることができることであろう。
ここに施餓鬼供養が先祖供養にもなる一つのヒントがあります。また、存命中の父母に対しての利益があることも述べられてあります。いずれにしても、功徳を一切の衆生、皆の悟りへと向けて回向するということになります。
13 四句回向・結願回向
普回向になります。
この功徳をもって、遍く一切の衆生に及ぼして、私たちも皆も共に仏の道を成就して悟りへと至れますように。
14 略三宝
十方の三世の一切の尊き偉大なる諸仏、諸菩薩、諸師方、大いなる最高の悟りの智慧のご加護を得られますように。
以上が開甘露門の全内容となります。
コンパクトながら施餓鬼供養法がここに一つまとめられてあるお経と言えるでしょう。
施餓鬼供養の本質について
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85135519.html
春季彼岸と夏お盆での施餓鬼供養の流れについて(往生院六萬寺)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85154095.html
施餓鬼供養・塔婆について(春彼岸・夏お盆の年2回法会開催)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85052585.html
3/17-3/23・春彼岸「おせがき」供養・3/20・彼岸中日「日想観」法要のご案内
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85003156.html
施餓鬼供養で読むお経、「開甘露門」(かいかんろもん)について解説させて頂きます。
このお経の特徴は、陀羅尼・真言、偈頌、回向がいくつか集まっており、他のお経にはあまりないユニークなものになっています。
お経全文(参照・臨済宗勤行聖典・第2巻)

お経の構成

そこで、ここではその各構成の内容について詳しく説明して参りたいと存じます。
全14構成
1 題目
お経の名前 甘露の門を開くというのは、餓鬼たちへと美味しい食べ物、飲み物を施すために、その細くなった食道を広げてあげる(門を開く)という意味合いと、仏教の有り難い教えを示して、仏の道の門を開くという意味合いの両方がかけられている。
2 破地獄偈(はじごくげ)
もしも、三世、過去・現在・未来の三千仏における一切の仏の教えを確かに知りたいと思うのであれば、この法界(全世界・無数の三千大千世界)の本質・性質は、全て心が造り出したものであることを観じなければならない。唯識的な捉え方もできるが、輪廻(迷い苦しみ)、悟りの因縁(原因と条件)は全て自らの心次第になってくるということである。要は、業・カルマ(行いの集まり)によるところであり、心・業のありようが、今のありようと共に、次の輪廻のありようも決めてゆくのである。また、さらに深い意味合いでは「空と縁起」という本質についても想起されてくるところではある。この偈が「破地獄」、地獄を破るという名前がついてあるのも、仏の教えにより、自分の心のありようを正しく清らかに調えて、業をより善いものに調えていけば、地獄など悪趣(悪い世界)へと陥らないようになるという意味からであると考えることができる。
3 三宝帰依(さんぽうきえ)
十方(全ての方位浄土にある)の仏に帰依いたします。十方の仏の教えに帰依いたします。十方の仏の教えを歩む僧に帰依いたします。娑婆世界だけではなく、あらゆる世界、浄土における仏・法・僧に向けたものとなる。
4 縁起衆(えんぎしゅう)
この開甘露門(施餓鬼)の儀軌を調えられた各尊師に対しての帰依を表します。もちろん、まずは仏教を開かれ、この施餓鬼の供養法をお示し下さった仏教の根本上師であるお釈迦様への帰依。次に、観音菩薩様への帰依。そして、阿羅漢であり、施餓鬼の供養を勤める端緒となった阿難尊者に対しての帰依となります。ここで観音菩薩様が登場なさられてあるのは、救いの力、あるいは功徳・回向の力として観音菩薩様のお力を頂戴することになるからであると推測できます。そのため、施餓鬼法要(山門大施餓鬼法会)においては、般若心経、大悲呪(大悲心陀羅尼・千手千眼観世音菩薩広大円満無礙大悲心陀羅尼)、観音経、あるいは世尊偈など観音菩薩関係のお経が読誦されるのも、ある意味うなづけるところとなる。
5 焔口(えんく)陀羅尼(だらに)
一切の如来と観音菩薩への帰命と、焔口という餓鬼たちへの救いへ向けた陀羅尼となる。
6 施甘露水(せかんろすい)陀羅尼
あしゅく如来(妙色身如来)への帰命と、甘露水、飲み物に喘いで苦しんでいる餓鬼たちへの水の施しと共に、仏の教えを与えるための陀羅尼となる。
7 施乳海(せにゅうかい)陀羅尼
全ての諸仏への帰命と共に、有り難い仏の教えの海へと誘う陀羅尼。乳海は、乳粥であるとも言えます。餓鬼たちもいきなり固形物は食べれないと思われるため、喉を通る乳粥を海の如くたくさん餓鬼たちに与えるという意味合いと、海の如く広く深い仏の教えを与えるという両方の意味合いがかけられてあるのでしょう。
8 七如来
宝勝如来(多宝如来の別称)への帰依、多宝如来(法華経の宝塔に住む如来)への帰依、妙色身如来(あしゅく如来)への帰依、広博身如来(大日如来)への帰依、離怖畏如来(釈迦如来)への帰依、甘露王如来(阿弥陀如来)への帰依、さらに、阿弥陀如来への帰依となります。宝勝如来=多宝如来、甘露王如来=阿弥陀如来となるため、本来は五如来となる。それぞれ仏教を衆生に教化なさられておられる代表的な如来方への帰依を表す。五如来ではあるが、密教における五つの智慧を司る五智如来(金剛界五仏)や胎蔵界五仏などとは少し異なっている。
9 往生呪(おうじょうじゅ)
阿弥陀如来への帰依と共に、阿弥陀如来とそのお加持のお力を讃え、極楽往生への誘いへ向けた陀羅尼。阿弥陀如来様のお加持のお力を賜り、仏の道(浄土への道)へと向かわさせしめるための陀羅尼と言える。
10 浄食加持偈(じょうじきかじげ)
漢文でそのまま口語訳可能。
開甘露門のこれらの陀羅尼の力によって、お供えされた清らかな飲食物を、仏のお加持の力にて全ての苦しむ一切の鬼神、餓鬼たちに対していきわたるように万倍、億倍にして施し、それをもって皆がお腹がいっぱいになって、まずは飲食できずに苦しんでいた者たちが救われ、そして、仏の教えによりて、ケチな心、物惜しみする心を捨てさせて、つまり、餓鬼や地獄などの悪趣輪廻に苦しむ原因となる煩悩を捨てさせて、何とかこの悪趣から逃れて、仏の教えを学び実践できる善い世界(浄土)へと生まれて、三宝に帰依し、菩提心を起こして、やがて悟りへと至れますように、そして、この功徳が、未来に尽きることなく、あらゆる世界の衆生たちにもいきわたり、皆が悟りへ至るための法(仏法)を共に味わえますように(法食)。
11 四句回向・散飯偈
これも漢文でそのまま口語訳可能。
鬼神・餓鬼たちよ、今、汝等にこの飲食のお供え(と仏の教え)を施そう。この飲食(と仏の教え)は、十方に遍くいきわたり、全ての鬼神・餓鬼たちがこの飲食(と仏の教え)を共に与えられることになるであろう。
12 八句回向・修行祈願偈
これも漢文でそのまま口語訳可能。
この施餓鬼というお勤めを修することによる善い功徳を、恩恵ある父母(先祖)に感謝、報恩して向ければ(回向すれば)、父母(先祖)が生きているならば、福、楽を得られて、寿命も延びるであろう。父母(先祖)が亡くなっているのであれば、苦しみの輪廻を離れられる安養、安楽な浄土へと生まれることができるであろう。また、四つの恩ある者たち(国王・先生・同士等)から、欲界・色界・無色界の三界の全ての有情たち、あるいは、地獄、餓鬼、畜生の三つの悪い世界の者たちや仏の教えを学び修することが難しい者たちに至るまで、全ての衆生も、共に、その瑕疵、過ちである罪業を懺悔し洗い流して、尽く輪廻から離れさせしめて、浄土へと生じることができることであろう。
ここに施餓鬼供養が先祖供養にもなる一つのヒントがあります。また、存命中の父母に対しての利益があることも述べられてあります。いずれにしても、功徳を一切の衆生、皆の悟りへと向けて回向するということになります。
13 四句回向・結願回向
普回向になります。
この功徳をもって、遍く一切の衆生に及ぼして、私たちも皆も共に仏の道を成就して悟りへと至れますように。
14 略三宝
十方の三世の一切の尊き偉大なる諸仏、諸菩薩、諸師方、大いなる最高の悟りの智慧のご加護を得られますように。
以上が開甘露門の全内容となります。
コンパクトながら施餓鬼供養法がここに一つまとめられてあるお経と言えるでしょう。
施餓鬼供養の本質について
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85135519.html
春季彼岸と夏お盆での施餓鬼供養の流れについて(往生院六萬寺)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85154095.html
施餓鬼供養・塔婆について(春彼岸・夏お盆の年2回法会開催)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85052585.html
3/17-3/23・春彼岸「おせがき」供養・3/20・彼岸中日「日想観」法要のご案内
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85003156.html
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2021年02月15日
施餓鬼供養の本質について
丁度、施餓鬼供養の本質について回答する機会がありましたので参考に。
問い「地獄で苦しんでる御先祖様の供養」
https://hasunoha.jp/questions/51066
施餓鬼供養
ぼんさま
有縁無縁拘わらず、悪趣に陥ってあるものに対しての供養として洗練されたのが、施餓鬼供養になります。
この施餓鬼供養の本質は、当然に皆(一切衆生)が清らかな悟りへの道を歩めるようにとして行うものとなります。
その内容は、布施の功徳を行うことで、その功徳の力を回向するものとなります。
まずは、余裕の無い衆生(地獄や餓鬼の衆生)に余裕を持たせることで、その余裕のあるところに、間髪入れずに仏教へと誘うということになります。
基本的には施食(せじき)と言いまして、特に食べ物、飲み物に喘いでしまっている餓鬼たちに供物を供え、それをお経の力で万倍、億倍にして届け、それで当面の苦しみを取り除き、余裕を持たせたところに更にお経(特には陀羅尼)の力で、仏教へと帰依させしめて菩提心を起こさせて仏道を歩められるようにとして調えるのであります。
施餓鬼をすること自体も功徳となり、自分の功徳となることはもちろん、ご先祖さまへと回向すること、一切衆生へと回向することで、功徳を共有できるという面もあります。功徳の力は悟りへと向けて欠かせない資糧の一つとなります。もう一つは智慧であります。
施餓鬼が先祖供養になるのはなぜかというのは、特に餓鬼などの苦しみある衆生を苦境から救い、仏の道へと誘ったという「功徳」を回向して、皆と共有するからであります。
施餓鬼によりご先祖様に功徳を届けることで、悟りへの力として頂くということができるのであります。もちろん、もしも残念ながらご先祖様が餓鬼道や地獄道にあるならば、その施餓鬼そのものの供養の効果を直接に向けることも可能になるのであります。
宜しければ施餓鬼供養をなさられるのも。
合掌
春季彼岸と夏お盆での施餓鬼供養の流れについて(往生院六萬寺)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85154095.html
施餓鬼供養・塔婆について(春彼岸・夏お盆の年2回法会開催)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85052585.html
3/17-3/23・春彼岸「おせがき」供養・3/20・彼岸中日「日想観」法要のご案内
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85003156.html
問い「地獄で苦しんでる御先祖様の供養」
https://hasunoha.jp/questions/51066
施餓鬼供養
ぼんさま
有縁無縁拘わらず、悪趣に陥ってあるものに対しての供養として洗練されたのが、施餓鬼供養になります。
この施餓鬼供養の本質は、当然に皆(一切衆生)が清らかな悟りへの道を歩めるようにとして行うものとなります。
その内容は、布施の功徳を行うことで、その功徳の力を回向するものとなります。
まずは、余裕の無い衆生(地獄や餓鬼の衆生)に余裕を持たせることで、その余裕のあるところに、間髪入れずに仏教へと誘うということになります。
基本的には施食(せじき)と言いまして、特に食べ物、飲み物に喘いでしまっている餓鬼たちに供物を供え、それをお経の力で万倍、億倍にして届け、それで当面の苦しみを取り除き、余裕を持たせたところに更にお経(特には陀羅尼)の力で、仏教へと帰依させしめて菩提心を起こさせて仏道を歩められるようにとして調えるのであります。
施餓鬼をすること自体も功徳となり、自分の功徳となることはもちろん、ご先祖さまへと回向すること、一切衆生へと回向することで、功徳を共有できるという面もあります。功徳の力は悟りへと向けて欠かせない資糧の一つとなります。もう一つは智慧であります。
施餓鬼が先祖供養になるのはなぜかというのは、特に餓鬼などの苦しみある衆生を苦境から救い、仏の道へと誘ったという「功徳」を回向して、皆と共有するからであります。
施餓鬼によりご先祖様に功徳を届けることで、悟りへの力として頂くということができるのであります。もちろん、もしも残念ながらご先祖様が餓鬼道や地獄道にあるならば、その施餓鬼そのものの供養の効果を直接に向けることも可能になるのであります。
宜しければ施餓鬼供養をなさられるのも。
合掌
春季彼岸と夏お盆での施餓鬼供養の流れについて(往生院六萬寺)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85154095.html
施餓鬼供養・塔婆について(春彼岸・夏お盆の年2回法会開催)
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85052585.html
3/17-3/23・春彼岸「おせがき」供養・3/20・彼岸中日「日想観」法要のご案内
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85003156.html
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