通夜
2024年03月26日
お通夜・お葬儀について(新版)(往生院六萬寺)
お通夜・お葬儀について(新版)(往生院六萬寺)
往生院六萬寺にお葬儀をご依頼される場合は、下記をご参考になさって下さいませ。
【基本儀軌・作法】
授戒・引導法式
【通夜・授戒】
三帰戒・五戒・三聚浄戒・十重禁戒・戒名(法号)授与
【葬儀・引導】
秉炬佛事 下炬(法炬)
引導法語 引導(法炬)
【お布施】
25万円(枕経・通夜法要・葬儀法要・安骨(還骨)法要・初七日忌法要まで)
(約30年以上前から、お布施の額は一定25万円にて変わりございません)
(約30年以上前から、お布施の額は一定25万円にて変わりございません)
(※任意 お車料・お膳料 2~3万円 ※ 市外の場合、お車代2万円)
※枕経・通夜式・葬儀式への往復をタクシーで伺うこともあります。その場合は、タクシー代相当のお車料を頂戴することがございます。
※戒名料(法名料)は基本的にはお布施に含まれますが、任意ご厚志として別にてお包み頂く分は大変に有り難くに存じます。もちろん任意であり、強制ではありませんので、無くても構いません。(ちなみに8割以上の方はございません)
各式次第 詳しくはこちら
通夜式
https://ameblo.jp/sunya-h/image-12845969228-15417946631.html
葬儀式
https://ameblo.jp/sunya-h/image-12845969228-15417946628.html
一日葬
https://ameblo.jp/sunya-h/image-12845969228-15417946633.html
お葬式の流れについて
式次第とその解説
枕経
故人様が臨終に際して、仏の教え(お経)を聞くことにより、死に際しての心の安定を図って頂いて、安心して仏の世界へと入って頂けるように調えるために行われる。
・開経偈・観音経(妙法蓮華経・観世音菩薩普門品第二十五・世尊偈)・大悲咒(千手千眼観自在菩薩広大円満無礙大悲心陀羅尼)・舎利礼文・四弘誓願(悟りへと向けた決意の誓願)
・普回向「願わくは此の功徳を以て、普く一切に及ぼし、我等と衆生と、皆共に仏道を成ぜんことを」
・お打ち合わせ
俗名・行年(歳・数え年)・没年月日・生前戒名の確認・生前のご来歴等のご確認。お葬式に関する諸資料のお渡し、お葬式の流れ、留意事項のご説明等。
お通夜式の次第
・前法話(十分・お通夜とお葬儀の役割とその意義について)
・開経偈(枕経にお伺いができていない場合には、続いて・舎利礼文・普回向)
・剃髪・授戒願文・奉請・懺悔・三帰戒・五戒・三聚浄戒(さんじゅじょうかい)
・十重禁戒・禁網経偈
(剃髪から禁網経偈・・授戒準備。仏の世界へと正式に入るための準備)
・禁網経偈・・「衆生、仏戒を受くれば、即ち諸仏の位に入る。位大覚(くらいだいがく)に同じゅうし巳(おわ)る。真に是れ諸仏の子(みこ)なり。」
・戒名授与・大悲咒・亡者授戒回向(仏の正式な弟子となるためのお名前授与)
「夫(そ)れ新帰元( 戒名 )、法号を授与す。伏して願わくは、今より以後、仏を称して師となし、深く禅定に入って十方の仏に見(まみ)えんことを」
・大悲咒・入龕(にゅうがん)回向 (龕とは、遺体を納める棺のこと)
(棺に入る際における供養・・実際は既に入棺されている)
・観音経(ご焼香)・十仏名・往生咒・四弘誓願(仏の世界へと安心して向かって頂くための供養)
・後法話 十分~十五分
(必要に応じて自作のフリップやカードを用いて、仏教について、供養について、丁寧に分かりやすく、お話しをさせて頂きます。)
お葬式の次第
・前法話(五分・葬儀の意義内容、下炬・引導について)
・開経偈(法要の始まりに際して読まれるお経)
・奉請・散華
・龕前念誦・十仏名・大悲咒・龕前念誦回向(棺を閉じる際に行う供養)
・龕前念誦・十仏名・大悲咒・龕前念誦回向(棺を閉じる際に行う供養)
・大悲咒・鎖龕回向(棺を閉じるために行う供養)
・起龕念誦・十仏名・大悲咒・起龕念誦回向(出棺へ向けて行う供養)
・往生咒(仏の世界へと向けたお見送りのための陀羅尼)
・山頭念誦(いよいよ引導により仏の世界を目指すことを祈願する)
・秉炬佛事(ひんこぶつじ) 下炬(法炬)
・引導法語 引導(法炬)
・引導法語 引導(法炬)
仏の世界へと導くための引導を行う。下炬(あこ)・秉炬とは、たいまつで火葬のために火をつけること。実際には、その場で火をつけることはしないが、現在ではたいまつに模したものにより、疑似的に行う。下炬法炬(たいまつ)を放擲の後、払子を振り、引導法語を唱える。引導法語は、仏道の精進・成就へ向けた誘(いざな)いのための重要な意味内容(主には仏教の説く真理、また、智慧と功徳について)が表されます。臨済宗の場合、引導法語の最後は、渾身の「一喝」(宗旨により異なる・曹洞宗では露・咦など)により締めくくられることになります。引導法語を唱え終わると、引導法炬(たいまつ)を放擲します。この放擲は、黄檗度母故事に由来します。
・観音経世尊偈(ご焼香)
・四弘誓願(仏の世界へと送り出すための供養・皆様によるご焼香)
・導師退出~お別れ~出棺(引磬先導・往生呪)~お見送り
・斎場荼毘(大悲咒・荼毘回向 火葬・荼毘(だび)に付すための供養)
・収骨後、安骨法要・初七日法要のお勤めと最後に法話
以上の式事を恙無く、ご遺族、会葬者の皆様と共に真摯、厳粛に執り行うことにより、故人様の仏の世界へとお送り頂くためのお手伝いをお勤めさせて頂きたいと存じております。また、各お経、各回向、各供養の更に詳しい内容をお知りになられたい方は、別途、ご説明もさせて頂きますので、お気軽にご質問下さいませ。
お葬式に関することについての確認・補足事項
この度のお葬式に関しましては、下記の内容も併せてご確認の程をどうか宜しくお願い申し上げます。
お通夜式の流れ概略
・前法話
・開経偈(枕経にお伺いできていない場合には続いて・舎利礼文・普回向)
・剃髪・授戒願文・奉請・懺悔
・三帰戒・五戒・三聚浄戒・十重禁戒・禁網経偈
・戒名授与・大悲咒・授戒回向・大悲咒・入龕回向
・観音経世尊偈(ご焼香)・十仏名・往生咒・四弘誓願
・後法話
お葬儀式の流れ概略
・法話
・開経偈
・奉請・散華
・奉請・散華
・龕前念誦・十仏名・大悲咒・龕前念誦回向
・大悲咒・鎖龕回向
・起龕念誦・十仏名・大悲咒・起龕念誦回向
・往生咒
・山頭念誦
・秉炬佛事 下炬(法炬)
・引導法語 引導(法炬)
・観音経世尊偈(ご焼香)・四弘誓願
・退出~出棺~御送り~斎場(大悲咒・荼毘回向)
・収骨後、安骨法要・初七日法要・法話
※現・副住職が導師の場合
全て、椅子・曲彔無しの立式でお勤めさせて頂くと共に、威儀(法要の際の僧侶の衣や袈裟)に関しまして、袈裟につきましては、故人様へのご敬意から色袈裟を拝着させて頂きますが、袈裟の下に着る私自身の衣は、緋・紫・黄色・青などの色衣(しきえ)ではなくて、墨染衣(黒衣)を着衣させて頂いております。拙寺は、単立寺院であり、僧階なども特に規定もないため、緋・紫・黄色などの色衣を自由にいつでも拝着できるのはできますが、一生、修行の身として、慢心を起こさないための私の現在のポリシーとして、まだ今のところ平素の法要でも葬儀の導師であっても、墨染衣(黒衣)で通させて頂いております。この点、どうかご了承の程を宜しくお願い申し上げます。
家 お通夜式 式次第
令和 年 月 日 時 分 開式
:00
司会開式の案内
・入場・焼香・三拝(三宝礼)
・前法話 十分 通夜葬儀の概要・授戒・血脈の役割・戒名の説明
・開経偈
・(枕経にお伺いできていない場合は、続いて舎利礼文・普回向が入る)
・剃髪
・授戒願文
・奉請
・懺悔
・三帰戒・五戒・三聚浄戒・十重禁戒・禁網経偈
・戒名授与
・大悲咒
・授戒回向
:25
・大悲咒・入龕回向
※この入龕回向後、焼香の案内へと向けた司会への合図
次のお経である「観音経が始まり次第に司会は焼香の案内を開始
・観音経世尊偈・十仏名・往生咒
※焼香が終わり次第、スタッフは終わりを知らせて下さい。
:40
・四弘誓願
・後法話 十分ほど
:50
・退出
家 お葬儀式 式次第
令和 年 月 日 時 分 開式
:00
司会開式の案内
司会開式の案内
・入場・焼香三拝(三宝礼)
・法話(五分ほど・葬儀の意義内容について)
・開経偈
・奉請・散華
・奉請・散華
・龕前念誦・十仏名・大悲咒・龕前念誦回向
・大悲咒・鎖龕回向
・起龕念誦・十仏名・大悲咒・起龕回向
・往生咒
・山頭念誦
:20
・秉炬佛事 下炬(法炬)
・引導法語 引導(法炬)
※引導を終えてから、司会は電報紹介。
※電報紹介後、次のお経である「観音経世尊偈」が始まり次第に司会は焼香の案内を開始する。
・観音経世尊偈・四弘誓願
※焼香が終わり次第、スタッフは終わりを知らせて下さい。
:40
・退出~お花向け・血脈と引導法語のお手向け~出棺・御送り
・斎場到着・荼毘諷経(大悲咒・荼毘回向)
・・
その他参照・・
お葬儀の準備について
正しいお通夜とお葬式へ向けて
往生院六萬寺
oujyouin_blog at 13:58|Permalink
2022年05月02日
お通夜・お葬儀について(往生院六萬寺)
お通夜・お葬儀について(往生院六萬寺)
往生院六萬寺にお葬儀をご依頼される場合は、下記をご参考になさって下さいませ。
【基本儀軌・作法】
授戒・引導法式
【通夜・授戒】
三帰戒・五戒・三聚浄戒・十重禁戒
【葬儀・引導】
秉炬(ひんこ)/下炬(あこ)・引導法語
【お布施】
25万円(枕経・通夜法要・葬儀法要・安骨(還骨)法要・初七日忌法要まで)
(※任意 お車料・お膳料 2~3万円)
(約30年以上前から、お布施の額は一定25万円にて変わりございません)
※枕経・通夜式・葬儀式への往復をタクシーで伺うこともあります。その場合は、タクシー代相当のお車料を頂戴することがございます。
※戒名料(法名料)は基本的にはお布施に含まれますが、任意ご厚志として別にてお包み頂く分は大変に有り難くに存じます。もちろん任意であり、強制ではありませんので、無くても構いません。(ちなみに8割以上の方はございません)


お葬式の流れについて
式次第とその解説
枕経
故人様が臨終に際して、仏の教え(お経)を聞くことにより、死に際しての心の安定を図って頂いて、安心して仏の世界へと入って頂けるように調えるために行われる。
・開経偈・観音経(妙法蓮華経・観世音菩薩普門品第二十五・世尊偈)・大悲咒(千手千眼観自在菩薩広大円満無礙大悲心陀羅尼)・舎利礼文・四弘誓願(悟りへと向けた決意の誓願)
・普回向「願わくは此の功徳を以て、普く一切に及ぼし、我等と衆生と、皆共に仏道を成ぜんことを」
・お打ち合わせ
俗名・行年(歳・数え年)・没年月日・生前戒名の確認・生前のご来歴等のご確認。お葬式に関する諸資料のお渡し、お葬式の流れ、留意事項のご説明等。
お通夜式の次第
・前法話(十分・お通夜とお葬儀の役割とその意義について)
・開経偈(枕経にお伺いができていない場合には、続いて・舎利礼文・普回向)
・剃髪・授戒願文・奉請・懺悔・三帰戒・五戒・三聚浄戒(さんじゅじょうかい)
・十重禁戒・禁網経偈
(剃髪から禁網経偈・・授戒準備。仏の世界へと正式に入るための準備)
・禁網経偈・・「衆生、仏戒を受くれば、即ち諸仏の位に入る。位大覚(くらいだいがく)に同じゅうし巳(おわ)る。真に是れ諸仏の子(みこ)なり。」
・戒名授与・大悲咒・亡者授戒回向(仏の正式な弟子となるためのお名前授与)
「夫(そ)れ新帰元( 戒名 )、法号を授与す。伏して願わくは、今より以後、仏を称して師となし、深く禅定に入って十方の仏に見(まみ)えんことを」
・大悲咒・入龕(にゅうがん)回向 (龕とは、遺体を納める棺のこと)
(棺に入る際における供養・・実際は既に入棺されている)
・観音経(ご焼香)・十仏名・往生咒・四弘誓願(仏の世界へと安心して向かって頂くための供養)
・後法話 十分~十五分
(必要に応じて自作のフリップやカードを用いて、仏教について、供養について、丁寧に分かりやすく、お話しをさせて頂きます。)
お葬式の次第
・前法話(五分・葬儀の意義内容、下炬・引導について)
・開経偈(法要の始まりに際して読まれるお経)
・龕前念誦・十仏名・大悲咒・龕前念誦回向(棺を閉じる際に行う供養)
・大悲咒・鎖龕回向(棺を閉じるために行う供養)
・起龕念誦・十仏名・大悲咒・起龕回向(出棺へ向けて行う供養)
・往生咒(仏の世界へと向けたお見送りのための陀羅尼)
・山頭念誦(いよいよ引導により仏の世界を目指すことを祈願する)
・下炬・引導(秉炬佛事 ひんこぶつじ)
仏の世界へと導くための引導を行う。下炬(あこ)・秉炬とは、たいまつで火葬のために火をつけること。実際には、その場で火をつけることはしないが、現在ではたいまつに模したものにより、疑似的に行う。下炬の後、払子を振り、引導法語を唱える。引導法語は、仏道の精進・成就へ向けた誘(いざな)いのための重要な意味内容(主には仏教の説く真理、また、智慧と功徳について)が表されます。臨済宗の場合、引導法語の最後は、渾身の「一喝」(宗旨により異なる・曹洞宗では露・咦など)により締めくくられることになります。
・観音経(ご焼香)
・四弘誓願(仏の世界へと送り出すための供養・皆様によるご焼香)
・導師退出~お別れ~出棺(引磬先導・往生呪)~お見送り
・斎場荼毘(大悲咒・荼毘回向 火葬・荼毘(だび)に付すための供養)
・収骨後、安骨法要・初七日法要のお勤めと最後に法話
以上の式事を恙無く、ご遺族、会葬者の皆様と共に真摯、厳粛に執り行うことにより、故人様の仏の世界へとお送り頂くためのお手伝いをお勤めさせて頂きたいと存じております。また、各お経、各回向、各供養の更に詳しい内容をお知りになられたい方は、別途、ご説明もさせて頂きますので、お気軽にご質問下さいませ。

お葬式に関することについての確認・補足事項
この度のお葬式に関しましては、下記の内容も併せてご確認の程をどうか宜しくお願い申し上げます。
お通夜式の流れ概略
・前法話
・開経偈(枕経にお伺いできていない場合には続いて・舎利礼文・普回向)
・剃髪・授戒願文・奉請・懺悔
・三帰戒・五戒・三聚浄戒・十重禁戒・禁網経偈
・戒名授与・大悲咒・授戒回向・大悲咒・入龕回向
・観音経(ご焼香)・十仏名・往生咒・四弘誓願
・後法話
お葬儀式の流れ概略
・法話
・開経偈
・龕前念誦・十仏名・大悲咒・龕前念誦回向
・大悲咒・鎖龕回向
・起龕念誦・十仏名・大悲咒・起龕回向
・往生咒
・山頭念誦
・下炬・引導(秉炬佛事)
・観音経(ご焼香)・四弘誓願
・退出~出棺~御送り~斎場(大悲咒・荼毘回向)
・収骨後、安骨法要・初七日法要・法話
※現・副住職が導師の場合
全て、椅子・曲彔無しの立式でお勤めさせて頂くと共に、威儀(法要の際の僧侶の衣や袈裟)に関しまして、袈裟につきましては、故人様へのご敬意から色袈裟を拝着させて頂きますが、袈裟の下に着る私自身の衣は、緋・紫・黄色・青などの色衣(しきえ)ではなくて、墨染衣(黒衣)を着衣させて頂いております。拙寺は、単立寺院であり、僧階なども特に規定もないため、緋・紫・黄色などの色衣を自由にいつでも拝着できるのはできますが、一生、修行の身として、慢心を起こさないための私の現在のポリシーとして、まだ今のところ平素の法要でも葬儀の導師であっても、墨染衣(黒衣)で通させて頂いております。この点、どうかご了承の程を宜しくお願い申し上げます。


司会用
家 お通夜式 式次第
令和 年 月 日 時 分 開式
※カミソリの準備
:0
導師入場・焼香・三拝(三宝礼)
※司会開式の案内
・前法話 十分 通夜葬儀の概要・授戒・血脈の役割・戒名の説明
・開経偈
・(枕経にお伺いできていない場合は、続いて舎利礼文・普回向が入る)
・剃髪
・授戒願文
・奉請
・懺悔
・三帰戒・五戒・三聚浄戒・十重禁戒・禁網経偈
・戒名授与
・大悲咒
・授戒回向
:25
・大悲咒・入龕回向
※この入龕回向後、焼香の案内へと向けた司会への合図
次のお経である「観音経が始まり次第に司会は焼香の案内を開始
・観音経世尊偈・十仏名・往生咒
※焼香が終わり次第、スタッフは終わりを知らせて下さい。
:45
・四弘誓願
・後法話 十分ほど
:60
・退出
司会用
家 お葬儀式 式次第
令和 年 月 日 時 分 開式
※ 法炬・松明一本準備
:00
導師入場・焼香三拝(三宝礼)
※司会開式の案内
・法話(五分ほど・葬儀の意義内容について)
・開経偈
・龕前念誦・十仏名・大悲咒・龕前念誦回向
・大悲咒・鎖龕回向
・起龕念誦・十仏名・大悲咒・起龕回向
・往生咒
・山頭念誦
:20
・下炬・引導(秉炬佛事・引導法語)
※引導を終えてから、司会は電報紹介。
※電報紹介後、次のお経である「観音経世尊偈」が始まり次第に司会は焼香の案内を開始する。
・観音経世尊偈・四弘誓願
※焼香が終わり次第、スタッフは終わりを知らせて下さい。
:40
・退出~お花向け・血脈と引導法語のお手向け~出棺・御送り
・斎場到着・荼毘諷経(大悲咒・荼毘回向)
・・
その他参照・・
お葬儀の準備について
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/88124857.html
正しいお通夜とお葬式へ向けて
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/87851117.html
往生院六萬寺
http://oujyouin.com/
往生院六萬寺にお葬儀をご依頼される場合は、下記をご参考になさって下さいませ。
【基本儀軌・作法】
授戒・引導法式
【通夜・授戒】
三帰戒・五戒・三聚浄戒・十重禁戒
【葬儀・引導】
秉炬(ひんこ)/下炬(あこ)・引導法語
【お布施】
25万円(枕経・通夜法要・葬儀法要・安骨(還骨)法要・初七日忌法要まで)
(※任意 お車料・お膳料 2~3万円)
(約30年以上前から、お布施の額は一定25万円にて変わりございません)
※枕経・通夜式・葬儀式への往復をタクシーで伺うこともあります。その場合は、タクシー代相当のお車料を頂戴することがございます。
※戒名料(法名料)は基本的にはお布施に含まれますが、任意ご厚志として別にてお包み頂く分は大変に有り難くに存じます。もちろん任意であり、強制ではありませんので、無くても構いません。(ちなみに8割以上の方はございません)


お葬式の流れについて
式次第とその解説
枕経
故人様が臨終に際して、仏の教え(お経)を聞くことにより、死に際しての心の安定を図って頂いて、安心して仏の世界へと入って頂けるように調えるために行われる。
・開経偈・観音経(妙法蓮華経・観世音菩薩普門品第二十五・世尊偈)・大悲咒(千手千眼観自在菩薩広大円満無礙大悲心陀羅尼)・舎利礼文・四弘誓願(悟りへと向けた決意の誓願)
・普回向「願わくは此の功徳を以て、普く一切に及ぼし、我等と衆生と、皆共に仏道を成ぜんことを」
・お打ち合わせ
俗名・行年(歳・数え年)・没年月日・生前戒名の確認・生前のご来歴等のご確認。お葬式に関する諸資料のお渡し、お葬式の流れ、留意事項のご説明等。
お通夜式の次第
・前法話(十分・お通夜とお葬儀の役割とその意義について)
・開経偈(枕経にお伺いができていない場合には、続いて・舎利礼文・普回向)
・剃髪・授戒願文・奉請・懺悔・三帰戒・五戒・三聚浄戒(さんじゅじょうかい)
・十重禁戒・禁網経偈
(剃髪から禁網経偈・・授戒準備。仏の世界へと正式に入るための準備)
・禁網経偈・・「衆生、仏戒を受くれば、即ち諸仏の位に入る。位大覚(くらいだいがく)に同じゅうし巳(おわ)る。真に是れ諸仏の子(みこ)なり。」
・戒名授与・大悲咒・亡者授戒回向(仏の正式な弟子となるためのお名前授与)
「夫(そ)れ新帰元( 戒名 )、法号を授与す。伏して願わくは、今より以後、仏を称して師となし、深く禅定に入って十方の仏に見(まみ)えんことを」
・大悲咒・入龕(にゅうがん)回向 (龕とは、遺体を納める棺のこと)
(棺に入る際における供養・・実際は既に入棺されている)
・観音経(ご焼香)・十仏名・往生咒・四弘誓願(仏の世界へと安心して向かって頂くための供養)
・後法話 十分~十五分
(必要に応じて自作のフリップやカードを用いて、仏教について、供養について、丁寧に分かりやすく、お話しをさせて頂きます。)
お葬式の次第
・前法話(五分・葬儀の意義内容、下炬・引導について)
・開経偈(法要の始まりに際して読まれるお経)
・龕前念誦・十仏名・大悲咒・龕前念誦回向(棺を閉じる際に行う供養)
・大悲咒・鎖龕回向(棺を閉じるために行う供養)
・起龕念誦・十仏名・大悲咒・起龕回向(出棺へ向けて行う供養)
・往生咒(仏の世界へと向けたお見送りのための陀羅尼)
・山頭念誦(いよいよ引導により仏の世界を目指すことを祈願する)
・下炬・引導(秉炬佛事 ひんこぶつじ)
仏の世界へと導くための引導を行う。下炬(あこ)・秉炬とは、たいまつで火葬のために火をつけること。実際には、その場で火をつけることはしないが、現在ではたいまつに模したものにより、疑似的に行う。下炬の後、払子を振り、引導法語を唱える。引導法語は、仏道の精進・成就へ向けた誘(いざな)いのための重要な意味内容(主には仏教の説く真理、また、智慧と功徳について)が表されます。臨済宗の場合、引導法語の最後は、渾身の「一喝」(宗旨により異なる・曹洞宗では露・咦など)により締めくくられることになります。
・観音経(ご焼香)
・四弘誓願(仏の世界へと送り出すための供養・皆様によるご焼香)
・導師退出~お別れ~出棺(引磬先導・往生呪)~お見送り
・斎場荼毘(大悲咒・荼毘回向 火葬・荼毘(だび)に付すための供養)
・収骨後、安骨法要・初七日法要のお勤めと最後に法話
以上の式事を恙無く、ご遺族、会葬者の皆様と共に真摯、厳粛に執り行うことにより、故人様の仏の世界へとお送り頂くためのお手伝いをお勤めさせて頂きたいと存じております。また、各お経、各回向、各供養の更に詳しい内容をお知りになられたい方は、別途、ご説明もさせて頂きますので、お気軽にご質問下さいませ。

お葬式に関することについての確認・補足事項
この度のお葬式に関しましては、下記の内容も併せてご確認の程をどうか宜しくお願い申し上げます。
お通夜式の流れ概略
・前法話
・開経偈(枕経にお伺いできていない場合には続いて・舎利礼文・普回向)
・剃髪・授戒願文・奉請・懺悔
・三帰戒・五戒・三聚浄戒・十重禁戒・禁網経偈
・戒名授与・大悲咒・授戒回向・大悲咒・入龕回向
・観音経(ご焼香)・十仏名・往生咒・四弘誓願
・後法話
お葬儀式の流れ概略
・法話
・開経偈
・龕前念誦・十仏名・大悲咒・龕前念誦回向
・大悲咒・鎖龕回向
・起龕念誦・十仏名・大悲咒・起龕回向
・往生咒
・山頭念誦
・下炬・引導(秉炬佛事)
・観音経(ご焼香)・四弘誓願
・退出~出棺~御送り~斎場(大悲咒・荼毘回向)
・収骨後、安骨法要・初七日法要・法話
※現・副住職が導師の場合
全て、椅子・曲彔無しの立式でお勤めさせて頂くと共に、威儀(法要の際の僧侶の衣や袈裟)に関しまして、袈裟につきましては、故人様へのご敬意から色袈裟を拝着させて頂きますが、袈裟の下に着る私自身の衣は、緋・紫・黄色・青などの色衣(しきえ)ではなくて、墨染衣(黒衣)を着衣させて頂いております。拙寺は、単立寺院であり、僧階なども特に規定もないため、緋・紫・黄色などの色衣を自由にいつでも拝着できるのはできますが、一生、修行の身として、慢心を起こさないための私の現在のポリシーとして、まだ今のところ平素の法要でも葬儀の導師であっても、墨染衣(黒衣)で通させて頂いております。この点、どうかご了承の程を宜しくお願い申し上げます。


司会用
家 お通夜式 式次第
令和 年 月 日 時 分 開式
※カミソリの準備
:0
導師入場・焼香・三拝(三宝礼)
※司会開式の案内
・前法話 十分 通夜葬儀の概要・授戒・血脈の役割・戒名の説明
・開経偈
・(枕経にお伺いできていない場合は、続いて舎利礼文・普回向が入る)
・剃髪
・授戒願文
・奉請
・懺悔
・三帰戒・五戒・三聚浄戒・十重禁戒・禁網経偈
・戒名授与
・大悲咒
・授戒回向
:25
・大悲咒・入龕回向
※この入龕回向後、焼香の案内へと向けた司会への合図
次のお経である「観音経が始まり次第に司会は焼香の案内を開始
・観音経世尊偈・十仏名・往生咒
※焼香が終わり次第、スタッフは終わりを知らせて下さい。
:45
・四弘誓願
・後法話 十分ほど
:60
・退出
司会用
家 お葬儀式 式次第
令和 年 月 日 時 分 開式
※ 法炬・松明一本準備
:00
導師入場・焼香三拝(三宝礼)
※司会開式の案内
・法話(五分ほど・葬儀の意義内容について)
・開経偈
・龕前念誦・十仏名・大悲咒・龕前念誦回向
・大悲咒・鎖龕回向
・起龕念誦・十仏名・大悲咒・起龕回向
・往生咒
・山頭念誦
:20
・下炬・引導(秉炬佛事・引導法語)
※引導を終えてから、司会は電報紹介。
※電報紹介後、次のお経である「観音経世尊偈」が始まり次第に司会は焼香の案内を開始する。
・観音経世尊偈・四弘誓願
※焼香が終わり次第、スタッフは終わりを知らせて下さい。
:40
・退出~お花向け・血脈と引導法語のお手向け~出棺・御送り
・斎場到着・荼毘諷経(大悲咒・荼毘回向)
・・
その他参照・・
お葬儀の準備について
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/88124857.html
正しいお通夜とお葬式へ向けて
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/87851117.html
往生院六萬寺
http://oujyouin.com/
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2022年05月01日
お葬儀の準備について
以前から葬儀儀軌、儀礼、各宗派の引導先等について考察していることや、最近のこちらの記事からも色々と聞かれることが多くなっています。
『 正しいお通夜とお葬式へ向けて 』令和4年3月 春彼岸施餓鬼法要 配布資料
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/87851117.html
その中では、葬儀の準備についてのことも。
葬儀の準備は実は色々と時間が掛かるものとなります。
一報が入ってから、葬儀社と喪主様との打ち合わせや聞き取りから始まり、戒名の作成、逮夜表の作成、白木の位牌の作成、初七日忌塔婆の作成(中陰塔婆は通常は十三仏供養としての初七日忌・不動明王様から調えることになりますが、今回の方の場合は浄土信仰の方でしたので阿弥陀如来様一尊にて調えさせて頂いています)、血脈・戒名授与の作成、引導法語の作成と続きます。特に時間が掛かるのが戒名推敲と引導法語の内容の推敲。
この間に枕経へと向かうこともあります。枕経にて、故人様へのいち早くの読経による安心のお届けと共に、故人様のことをより詳しく聞き取ることもできるので、戒名、引導法語の作成のためにも、できる限り枕経へは向かうように調えたいところとなります。但し、法務等の都合によっては、通夜式と共に行わせて頂くこともございます。




そして、通夜式・葬儀式・安骨初七日忌の三回において分けて行う各法話(それぞれ10分ほど)の内容の推敲。
これらで他の法務や作務の合間で、どうしても半日ぐらい掛かるものとなります。
一通りの準備が終わると持ち物の確認になります。忘れ物がないように注意します。

法話で使うカードは20種ほど。紋切り型のありきたりな内容とならないように、毎回それぞれに応じて法話の内容を調えさせて頂いています。
そして、会館に到着後、会館の担当者、司会者と次第や用いる備品等についての打ち合わせ、喪主様への挨拶、説明等が終わり、着替えての開式となります。
『 正しいお通夜とお葬式へ向けて 』令和4年3月 春彼岸施餓鬼法要 配布資料
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/87851117.html
その中では、葬儀の準備についてのことも。
葬儀の準備は実は色々と時間が掛かるものとなります。
一報が入ってから、葬儀社と喪主様との打ち合わせや聞き取りから始まり、戒名の作成、逮夜表の作成、白木の位牌の作成、初七日忌塔婆の作成(中陰塔婆は通常は十三仏供養としての初七日忌・不動明王様から調えることになりますが、今回の方の場合は浄土信仰の方でしたので阿弥陀如来様一尊にて調えさせて頂いています)、血脈・戒名授与の作成、引導法語の作成と続きます。特に時間が掛かるのが戒名推敲と引導法語の内容の推敲。
この間に枕経へと向かうこともあります。枕経にて、故人様へのいち早くの読経による安心のお届けと共に、故人様のことをより詳しく聞き取ることもできるので、戒名、引導法語の作成のためにも、できる限り枕経へは向かうように調えたいところとなります。但し、法務等の都合によっては、通夜式と共に行わせて頂くこともございます。




そして、通夜式・葬儀式・安骨初七日忌の三回において分けて行う各法話(それぞれ10分ほど)の内容の推敲。
これらで他の法務や作務の合間で、どうしても半日ぐらい掛かるものとなります。
一通りの準備が終わると持ち物の確認になります。忘れ物がないように注意します。

法話で使うカードは20種ほど。紋切り型のありきたりな内容とならないように、毎回それぞれに応じて法話の内容を調えさせて頂いています。
そして、会館に到着後、会館の担当者、司会者と次第や用いる備品等についての打ち合わせ、喪主様への挨拶、説明等が終わり、着替えての開式となります。
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2022年02月25日
『 正しいお通夜とお葬式へ向けて 』令和4年3月 春彼岸施餓鬼法要 配布資料
令和4年3月 春彼岸施餓鬼法要 配布資料
『 正しいお通夜とお葬式へ向けて 』
このところ小さなお葬式、小さな家族葬、格安葬、一日葬、直葬と、葬儀のあり方の変化が目まぐるしい中でございます。
本来の葬儀とは、どのようなものであるべきか。以前にもまとめて配布した資料がございますが、今一度、考える時期にあるのではないかと思い、改めてまとめてみることにしました。
葬儀の一番の目的は、亡者を浄土へと送ることにあります。(但し、浄土真宗の現在の教義においての葬儀の目的は、阿弥陀仏への仏恩報謝となっています)
では、なぜ、浄土へと送らなければならないのか、ということでありますが、まず、仏教においては、正しい悟りへの道、仏道を歩んでいくにあたっては、直接に、既に悟りを開いた仏・如来からのご指導を頂く必要がございます。
現在、この娑婆世界では、釈尊の最勝応身(凡夫でも相見えられることのできる仏のお姿の一つ)が入滅されて以来、仏・如来は不在となってしまっています。
仏の教えは、元来、対機説法、善巧方便として、一人ひとりに合ったカタチで説かれるのが基本となります。それが可能なのは、一切智者である仏・如来でなければできないことであります。(仏典・経典は、釈尊入滅後に弟子たちによってまとめられてあるもので、あくまでも八万四千ある釈尊の教えの代表的な要約に過ぎないものとなっています)
現在の娑婆世界においては、仏典や経典、その解説の論書、またそれらを説明する僧侶により、ある程度、仏教を学び修していくことはできても、やはり、どうしても限界があるものとなります。
そのため、足りない点や正確性を補うために、実際に仏・如来が在世されていて教えを直接に頂けるところへと赴くことが望まれるのであります。
それが、「見仏(仏と直接に相見えること)と授記(個々人へと説かれる悟りへと至るための教え)」となります。
釈尊はご自身の最勝応身の入滅にて、その見仏と授記が、娑婆世界ではしばらくの間できなくなること(弥勒仏下生まで)を憂慮なさられて、他の浄土世界を色々とご紹介されて、そちらへと赴くことを促されたのであります。代表的には、阿弥陀経にて説かれてある阿弥陀仏・極楽世界です。(但し、娑婆世界であっても見仏と授記を頂く方法としては、密教における灌頂があります)
以上のことから、死後において、次の生まれ先を、この娑婆世界ではなく、直接に仏・如来から教えを頂ける浄土世界へと送るために執り行われるのが、葬儀ということになるのであります。
まず、その条件を調えるために行われるのが、通夜式での「授戒」となります。
過去世・生前からの悪業を悔い改め、しっかりと仏の道を歩んでいくためのルールを守る誓いを立てさせて、正式な仏の弟子とならしめるのが通夜式の役割となります。
そして、葬儀式においては、引導として、浄土へと送り出していくことになるのであります。
葬儀式で最も大切となるのが、引導文・引導法語となります。
これは浄土へと向けた一種のパスポート(渡航証)的な役割を果たすもので、悟りへと向けた大切な心構え、決意的なことが示さるところとなります。血脈(仏教の正しい教えを受け継いできた証)と共に、浄土への入国許可証と言えます。
このように考えますと、通夜式は、娑婆世界からの出国手続き、葬儀式は、浄土世界への入国手続きと言えるのではないだろうかと存じます。
この両方の手続きを正式に調えるために行われるのが、通夜式・葬儀式となるわけであり、浄土世界への出国へと向けた航海の無事、安全を祈り、送り出すことと共に、その手続きに不備がないか、間違いがないかを、しっかりと見届けるのも、ご遺族、会葬者の役割になります。
その手続きのためには、やはり省略ができないお経、回向があります。ですから、通夜式1時間(儀式40分・法話20分)、葬儀式1時間(儀式40分間・法話10分・告別10分)は、最低でも必要となります。また、法話では、通夜と葬儀の簡単な役割について、戒名の由来、引導の内容等の説明をしっかりと頂くことも大切なことになります。法話がないというのは論外であり、僧侶はしっかりと法話によって、導師として、葬儀についての説明責任を果たすことが求められるものでもあります。
以上のことから、仏式でお葬式をするということであれば、いくら小さく、短く、安くと言っても、限界があり、一日葬であれば、最低でも1時間半、直葬であれば、1時間(かなり巻き気味になる)は儀式の時間を取って行うことが望ましいものとなります。
祭壇や備品、お供え物等においては、多少なりとも負担を抑えるのは当然に構いませんが、時間と導師だけは、小さく、短く、安く、また、誰でもいい、適当で、というわけにはいかないことは、十分に認識しておくべきであると存じます。
やはり、僧侶、導師によっては、修行不足、作法の修練不足などにより、適当、いい加減、儀軌を間違ってしまっている者も中にはおります。上記で述べたように、手続きに不備がないか、間違いがないかを、しっかりと見届けるのが、ご遺族、会葬者の役割でもあります。確かな導師、僧侶に儀式の執行をお願いできるように、その資質を見極める、内容に間違いがないかをチェックするのも大切なことになります。
以前の配布資料の参照・・
『葬儀と供養の意義について』平成29年8月・お盆施餓鬼法要配布資料
ネット検索で全文ご覧いただけます→「葬儀と供養の意義について お盆」検索
各宗派における葬儀の要諦について(抜粋・加筆修正)
天台宗・・阿弥陀如来の極楽浄土へと向けた引導式。儀礼・・法華懺法(ほっけせんぽう)(法華経を読誦し、無明・煩悩・悪業を滅するための法)と例時作法(阿弥陀経を読誦し、極楽浄土への往生のための法)と光明供(光明真言を読誦し、浄土への引導・成仏へ向けた法)。密教印契、密教法具も用いられる。
真言宗・・弥勒菩薩の兜率天(とそつてん)、あるいは大日如来の密厳浄土への引導式。儀礼・・灌頂形式。理趣経・真言・陀羅尼等が読誦され、密教印契、密教法具が用いられる。三密加持(御仏の身・口・意の三業の清浄)、本尊との一体化、浄土への引導へ向けた灌頂儀式。
浄土宗・・阿弥陀如来の極楽浄土へと向けた往生式。儀礼・・序分(諸仏をお迎えする儀式)・正宗分(引導式)・流通分(諸仏・故人を見送る儀式)の三部構成。主には阿弥陀経・無量寿経・念仏が読誦される。
浄土真宗・・阿弥陀如来への仏徳讃嘆・仏恩報謝(ぶっとんほうしゃ)の儀式。授戒・引導を扱わない。故人は臨終後即座に極楽浄土へと往生したもの(即得往生)とみなされるため、故人へと向けた供養・回向は扱わず、あくまでも阿弥陀如来を対象とした儀礼となる。正信偈・念仏・和讃が読誦される。授戒式は無く、仏弟子としての帰依者に与えられる名前は、戒名ではなく「法名」と称されている。
曹洞宗・臨済宗・・もともと禅宗における修行途中に亡くなった僧侶への葬儀法が、在家葬送のためにも援用され、「没後作僧」(もつごさそう)として各宗派の葬儀法へも影響を与えていくことになった。没後作僧とは、死後に授戒し、正式な仏弟子(僧侶)とならせて、仏の助けを得て、浄土引導、成仏させるという考え方。臨済宗は、阿弥陀如来の極楽浄土へと向けた引導式。曹洞宗は、具体的な引導先は明らかとなっていないが、一切如来から教えを頂ける浄土への引導になると推測される。大悲心陀羅尼・観音経・舎利礼文などが読誦される(曹洞宗の場合・修証義や法華経の寿量品なども)。
日蓮宗・・久遠実成釈迦如来の霊山(りょうぜん)浄土への往詣(おうけい)のための儀式。法華経・題目などが読誦される。日蓮宗では、法華経に帰依信心すること(法華経の受持)、そのことが持戒そのもの(妙戒)であると考えられているため、授戒式は無く、仏弟子としての帰依者に与えられる名前は、戒名とは言わずに「法号」と称されている。
往生院六萬寺 お葬式(通夜・葬儀)について
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85018907.html
『 正しいお通夜とお葬式へ向けて 』
このところ小さなお葬式、小さな家族葬、格安葬、一日葬、直葬と、葬儀のあり方の変化が目まぐるしい中でございます。
本来の葬儀とは、どのようなものであるべきか。以前にもまとめて配布した資料がございますが、今一度、考える時期にあるのではないかと思い、改めてまとめてみることにしました。
葬儀の一番の目的は、亡者を浄土へと送ることにあります。(但し、浄土真宗の現在の教義においての葬儀の目的は、阿弥陀仏への仏恩報謝となっています)
では、なぜ、浄土へと送らなければならないのか、ということでありますが、まず、仏教においては、正しい悟りへの道、仏道を歩んでいくにあたっては、直接に、既に悟りを開いた仏・如来からのご指導を頂く必要がございます。
現在、この娑婆世界では、釈尊の最勝応身(凡夫でも相見えられることのできる仏のお姿の一つ)が入滅されて以来、仏・如来は不在となってしまっています。
仏の教えは、元来、対機説法、善巧方便として、一人ひとりに合ったカタチで説かれるのが基本となります。それが可能なのは、一切智者である仏・如来でなければできないことであります。(仏典・経典は、釈尊入滅後に弟子たちによってまとめられてあるもので、あくまでも八万四千ある釈尊の教えの代表的な要約に過ぎないものとなっています)
現在の娑婆世界においては、仏典や経典、その解説の論書、またそれらを説明する僧侶により、ある程度、仏教を学び修していくことはできても、やはり、どうしても限界があるものとなります。
そのため、足りない点や正確性を補うために、実際に仏・如来が在世されていて教えを直接に頂けるところへと赴くことが望まれるのであります。
それが、「見仏(仏と直接に相見えること)と授記(個々人へと説かれる悟りへと至るための教え)」となります。
釈尊はご自身の最勝応身の入滅にて、その見仏と授記が、娑婆世界ではしばらくの間できなくなること(弥勒仏下生まで)を憂慮なさられて、他の浄土世界を色々とご紹介されて、そちらへと赴くことを促されたのであります。代表的には、阿弥陀経にて説かれてある阿弥陀仏・極楽世界です。(但し、娑婆世界であっても見仏と授記を頂く方法としては、密教における灌頂があります)
以上のことから、死後において、次の生まれ先を、この娑婆世界ではなく、直接に仏・如来から教えを頂ける浄土世界へと送るために執り行われるのが、葬儀ということになるのであります。
まず、その条件を調えるために行われるのが、通夜式での「授戒」となります。
過去世・生前からの悪業を悔い改め、しっかりと仏の道を歩んでいくためのルールを守る誓いを立てさせて、正式な仏の弟子とならしめるのが通夜式の役割となります。
そして、葬儀式においては、引導として、浄土へと送り出していくことになるのであります。
葬儀式で最も大切となるのが、引導文・引導法語となります。
これは浄土へと向けた一種のパスポート(渡航証)的な役割を果たすもので、悟りへと向けた大切な心構え、決意的なことが示さるところとなります。血脈(仏教の正しい教えを受け継いできた証)と共に、浄土への入国許可証と言えます。
このように考えますと、通夜式は、娑婆世界からの出国手続き、葬儀式は、浄土世界への入国手続きと言えるのではないだろうかと存じます。
この両方の手続きを正式に調えるために行われるのが、通夜式・葬儀式となるわけであり、浄土世界への出国へと向けた航海の無事、安全を祈り、送り出すことと共に、その手続きに不備がないか、間違いがないかを、しっかりと見届けるのも、ご遺族、会葬者の役割になります。
その手続きのためには、やはり省略ができないお経、回向があります。ですから、通夜式1時間(儀式40分・法話20分)、葬儀式1時間(儀式40分間・法話10分・告別10分)は、最低でも必要となります。また、法話では、通夜と葬儀の簡単な役割について、戒名の由来、引導の内容等の説明をしっかりと頂くことも大切なことになります。法話がないというのは論外であり、僧侶はしっかりと法話によって、導師として、葬儀についての説明責任を果たすことが求められるものでもあります。
以上のことから、仏式でお葬式をするということであれば、いくら小さく、短く、安くと言っても、限界があり、一日葬であれば、最低でも1時間半、直葬であれば、1時間(かなり巻き気味になる)は儀式の時間を取って行うことが望ましいものとなります。
祭壇や備品、お供え物等においては、多少なりとも負担を抑えるのは当然に構いませんが、時間と導師だけは、小さく、短く、安く、また、誰でもいい、適当で、というわけにはいかないことは、十分に認識しておくべきであると存じます。
やはり、僧侶、導師によっては、修行不足、作法の修練不足などにより、適当、いい加減、儀軌を間違ってしまっている者も中にはおります。上記で述べたように、手続きに不備がないか、間違いがないかを、しっかりと見届けるのが、ご遺族、会葬者の役割でもあります。確かな導師、僧侶に儀式の執行をお願いできるように、その資質を見極める、内容に間違いがないかをチェックするのも大切なことになります。
以前の配布資料の参照・・
『葬儀と供養の意義について』平成29年8月・お盆施餓鬼法要配布資料
ネット検索で全文ご覧いただけます→「葬儀と供養の意義について お盆」検索
各宗派における葬儀の要諦について(抜粋・加筆修正)
天台宗・・阿弥陀如来の極楽浄土へと向けた引導式。儀礼・・法華懺法(ほっけせんぽう)(法華経を読誦し、無明・煩悩・悪業を滅するための法)と例時作法(阿弥陀経を読誦し、極楽浄土への往生のための法)と光明供(光明真言を読誦し、浄土への引導・成仏へ向けた法)。密教印契、密教法具も用いられる。
真言宗・・弥勒菩薩の兜率天(とそつてん)、あるいは大日如来の密厳浄土への引導式。儀礼・・灌頂形式。理趣経・真言・陀羅尼等が読誦され、密教印契、密教法具が用いられる。三密加持(御仏の身・口・意の三業の清浄)、本尊との一体化、浄土への引導へ向けた灌頂儀式。
浄土宗・・阿弥陀如来の極楽浄土へと向けた往生式。儀礼・・序分(諸仏をお迎えする儀式)・正宗分(引導式)・流通分(諸仏・故人を見送る儀式)の三部構成。主には阿弥陀経・無量寿経・念仏が読誦される。
浄土真宗・・阿弥陀如来への仏徳讃嘆・仏恩報謝(ぶっとんほうしゃ)の儀式。授戒・引導を扱わない。故人は臨終後即座に極楽浄土へと往生したもの(即得往生)とみなされるため、故人へと向けた供養・回向は扱わず、あくまでも阿弥陀如来を対象とした儀礼となる。正信偈・念仏・和讃が読誦される。授戒式は無く、仏弟子としての帰依者に与えられる名前は、戒名ではなく「法名」と称されている。
曹洞宗・臨済宗・・もともと禅宗における修行途中に亡くなった僧侶への葬儀法が、在家葬送のためにも援用され、「没後作僧」(もつごさそう)として各宗派の葬儀法へも影響を与えていくことになった。没後作僧とは、死後に授戒し、正式な仏弟子(僧侶)とならせて、仏の助けを得て、浄土引導、成仏させるという考え方。臨済宗は、阿弥陀如来の極楽浄土へと向けた引導式。曹洞宗は、具体的な引導先は明らかとなっていないが、一切如来から教えを頂ける浄土への引導になると推測される。大悲心陀羅尼・観音経・舎利礼文などが読誦される(曹洞宗の場合・修証義や法華経の寿量品なども)。
日蓮宗・・久遠実成釈迦如来の霊山(りょうぜん)浄土への往詣(おうけい)のための儀式。法華経・題目などが読誦される。日蓮宗では、法華経に帰依信心すること(法華経の受持)、そのことが持戒そのもの(妙戒)であると考えられているため、授戒式は無く、仏弟子としての帰依者に与えられる名前は、戒名とは言わずに「法号」と称されている。
往生院六萬寺 お葬式(通夜・葬儀)について
http://blog.livedoor.jp/oujyouin_blog/archives/85018907.html
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