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 11月17日(火)、市ヶ谷センターにて行政刷新会議「事業仕分け」が行われた。
雨にも関わらず、一般の方の参加が多く、立ち見が出るほどであった。
想像していた以上に、国民の関心を集めているのだなと実感した。

 私が傍聴した事業項目は、「国立保健医療科学院の養成訓練及び試験研究に必要な経費」。議論の結果、研究部等の再編をして業務・組織をスリム化すること、研究事業を見直し、無駄なものを廃止して経費削減という結論が出た。(これが事業に対する最終判断ではない。あくまで今日の結論。)

 前の事業仕分けがおしてしまい、かなり巻き気味の議論であったが、学生である私でも理解できるくらい分かりやすいものであった思う。ただ1つ気になったのが、質問と応答が対応していないことがあったこと。学生のディベートのように「わかりません!!調べてません!!」で済む世界ではないかもしれないが、なんだかもどかしくて仕方がなかった。約1時間という制約されて時間の中、もっと有意義な議論ができたのではと思う。
 限られた国家予算、とにかく無駄は省かなくてはいけない。数字にとてもシビアな世界。しかしながら、連呼された「無駄な研究」という言葉に、なんだか虚しさを覚えた。(Our Planet TV インターン生 田邉紗織)