2005年07月

2005年07月31日

「バックパッカー」不毛の国にて

 はっしー(橋爪明日香)が大学の夏休みを利用して「日本縦断の旅」に出るそうだ。東京出発は今週の木曜日(4日)だが、それに先駆けて「はっしーの全国縦断の旅」というブログを立ち上げたとの由。さっそくこちらからもリンクしておいた。本ブログの読者諸兄におかれましても、どうか宜しくご支援のほどをお願い申し上げます。

 それにしても、今や学生など若い人たちが休みを使って金のかからない貧乏旅行をしようにも、日本というのはそれが著しく困難な国になってしまっているようだ。
 はっしーは今回、交通手段としては「青春18きっぷ」やバイク、フェリー、宿泊先としては知人宅など――なぜか私の実家もいつのまにかそこにカウントされていたりする(笑)――を想定しているようなのだが、これだけの長期間にわたる旅となると、むしろ海外(特に東南アジアやインド)のほうが安上がりにできるのではあるまいか。

 というのも、とにかく日本の場合は交通運賃が諸外国に比べて高すぎるのに加え、経済的に余裕のないバックパッカーなどの貧乏旅行者をターゲットにした安宿というものが、産業的にも文化的にもほとんど存在しないからだ。

(えーと、前にも何度か書いてると思いますが、私もその昔に海外をバックパッカーとして半年間旅したことがあるので、以下はその時の経験をもとに書いています。ただ、なにぶん既に10年以上前のことですので、「その状況認識は古い」といった指摘がおありの方は忌憚なく突っ込んできてください)

 これが東南アジアやインドあたりだと、一泊100〜300円で個室、もしくは大きな相部屋の中のベッド一つを貸す宿(「ドミトリー」と呼ばれる)があちこちにあって、欧米や日本からのバックパッカーはそういうところを泊まり歩きながら数ヶ月、中には数年にわたる旅を続けていた。

 中国のような外国人の自由旅行にまだまだ困難が伴いそうな国でも、北京や上海といったゲートウェイの都市には外国人バックパッカーを対象にしたドミトリーが複数存在した。
 韓国でも、高速バスターミナルの近辺には1泊1500〜2000円程度で泊まれる綺麗な安宿が結構たくさんあった。また、行ったことはないがイギリスのような欧米先進国にも「B&B」(ベッド&ブレックファースト:つまり一晩のねぐらと翌朝の朝食のみを提供)という2000円程度で利用できる宿がバックパッカーたちに人気を博しているという。また、言うまでもないが欧米には昔から「ユースホステル」や「YMCA」「YWCA」「サルベーション・アーミー(救世軍)」といった、経済的に余裕のない人たちに最低限の寝床を提供しようと活動している組織が広範に活動を展開している。

 それが日本ではどうだろう。確かにユースホステルは全国にあるものの近年は退潮傾向にあるようだし、YMCA・YWCA、救世軍もあることにはあるが限定的な存在だ。カプセルホテルやサウナ、漫画喫茶といった1泊1200〜4000円程度で利用できる施設は都市部にしかない。ドミトリーも新宿や池袋、板橋あたりの「ガイジンハウス」の話はよく聞くけど、はたしてそういう場所が東京以外の全国にどのくらいあるんだろうか(そういえばテヘランで宿を探していた時、たまたま会ったイラン人は日本滞在の経験があるやつで「ここ、日本でいったら南千住。よくない。ワタシあなたに銀座・原宿紹介する」と言ってたな)。

「いつか、日本にもおいでよ!」
 と、旅先で出会ったバックパッカーたちにもよくそんなことを言ったものだけど、とはいえ彼らがいざ日本にきて、はたして懐具合を気にせずあちこちを回れるだろうか……と思うと、なんだか申し訳ない気分にかられたものだ。
「If You come to Japan,You must buy“Seishun 18 Chicket”!!」とか何とか拙い英語で教えてやった記憶があるけど、あれがはたして彼らの役に立った否かは、正直言って心もとないところだ。

 ただ思い出すに、バックパッカーという存在は、たぶん世界のあちこちの町や村の中に日常的に誰か彼かはいたりした。実際、私はソウルでも、北京でも、上海でも香港でもバンコクでもニューデリーでもイスタンブールでも、そういった若き旅人たちと街中でごく普通にすれ違い、互いの旅の思い出を語り合ったりした。

 ところが、なぜか「東京」という街ではそうした出会いに恵まれることが日常的にほとんどない。もちろん、この街では私は「旅人」ではないのだから、彼らとはハナから出会いようもないのかもしれない。でも、私は12年前のその旅の最中、ふらふらと歩いていた異国の街角で、土地の人々からさまざまな恩義を受けたものだ。いま、東京の街角をうろつく外国人バックパッカーたちを、この町に暮らす市井の人々はどんなふうに受け止めているのだろうか。

 今頃になって政府は「日本ももっと外国人観光客にきてもらえるようにしないと」とか言ってるようだけど、少なくとも今の日本は、好奇心旺盛なバックパッカーたちがバンバン大手を振って旅できる国ではないのだ。

「バックパッカー? そんな職も投げ打って自分の人生を捨てた貧乏人たちのことを相手にしてもしょうがないよ」とか思うなかれ。私が旅先であった欧米からのバックパッカーたちの中にも「とりあえず旅が終わったら日本のN建設(大手ゼネコン)に就職するよ」とかいうやつが当たり前のようにいた。バックパッカーとしてしばらく放浪生活をやってたやつが明日から大手企業に入ってたちまちエグゼクティブになるなんてこともありうるのだ。そういう人材に来てももらえない日本って国は何だ?

 と、こういう話になるとまた書き出して止まらなくなるのだが(笑)、あ、そうそう。日本にも、そうはいっても貧乏旅行用に使える手段は探せばまだまだあると思うのですよ。次回、私が知っているその一例を書いてみたいと思いますので、はっしーにもできれば参考にしてもらえればと願う次第。

ourplanet_iwamoto at 21:03|PermalinkComments(1)TrackBack(0) アワプラ話 

2005年07月28日

(案内)「無礼講にします!」

 西山洋一さんより下記の案内をいただきましたので転載しますが、なかなか面白そうです。

-=-=-=-=「おまたせしました、無礼講にします!」2005 夏=-=-=-=-
「Video Art 無礼講にする〜Break on through to the other sight」
Vol.1 on the 2nd aspect  

「おまたせしました、無礼講にします!」2005 夏

■開催日時
2005年7月28日(木)〜30日(土)3日間
7月28日(木)16:30開場 17:00〜20:00
7月29日(金)16:30開場 17:00〜20:00
7月30日(土)12:30開場 13:00〜20:00

■プログラムタイムテープル・上映作品一覧
◆-◇-◆ 7月28日(木)16:30開場 ◆-◇-◆

<17:00〜18:20>
A:テーマプログラム「日本の○○」その1 
1.『帰らなきゃ』/井田隆寛
2. 『 日本のお父さん』/高原成博
3.『三上友江さんとりんご園の三部作』/対馬克弘
4.『私の日本人おばあちゃん』/可越
5.『ROGO』/福岡典子

<18:30〜20:00>
B:『NEW LIFE』上映  
『NEW LIFE』/Brice Pedroletti /フランス・日本(日本語/仏語/英語字幕)
日本映画に描かれた様々な「家族」のかたちを取り上げる作品から見えるものは…。

◆-◇-◆ 7月29日(金)16:30開場 ◆-◇-◆

<17:00〜18:20>
C:テーマプログラム「日本の○○」その2 
1.『STREET 街』/朱 祥榮
2.『Last For Life』/柴崎毅
3.『夢む』/オブチカズオ
4.『ヤングメンぶちぬき2時間ハローグッバイ』/中野亮介
5.『GAP』/保立友司
6.『ダムは、いらん!』/佐藤亮一

<18:30〜20:00>
D:『人質』上映   
『人質』/吉岡逸夫
イラクで起きた日本人人質事件のその後を追って見えてきたものとは?
ビデオジャーナリズムと映像作家の間に立ちつつ、提示する。

◆-◇-◆ 7月30日(土)12:30開場 ◆-◇-◆

<13:00〜14:10>
E:テーマプログラム「日本の○○」その3 
1.『日本の個人的な憂鬱』/小林翼
2.『色あせる』/福田吐夢
3.『トゥギャザー』/渡邊千紗
4.『今の自分に見えている日本の風景』/佐藤隆明
5.『MOB』/津本栄憲
6.『みどりのまち』/諏訪将樹
7.『どこかの誰か』/川部良太・風澤勇介・藤野史
8.『迸る』/芦谷耕平
9.『Holidaze』/田中廣太郎

<14:20〜15:40>
F:映像作家からの回答1・佐藤博昭セレクション 
 「ビデオアート:その愛と孤独と情熱と」
1. 『 daydream 』/せきぐちななえ
2. 『 TRYST (あいびき)』/ Sheila Churcher&Nelson Diplexcito(イギリス)
3. 『ガラクタ・キネマ』/外山光男
4. 『 The progression of catastrophes(破局の経過)』
/ Gustavo Galuppo(アルゼンチン)
5. 『方舟〜青と碧のあいだに〜』/佐藤博昭

<15:50〜17:00>
G:映像作家からの回答1・中沢あきセレクション 
 「あかるいひきこもり」
『つぶつぶのひび』/大木千恵子
『極東のマンション』/真利子哲也

<17:20〜18:20>
H:映像作家からの回答2・山口卓司ライブ映像作品上映 
『失われたひのもとに』/山口卓司/30分/2003/(肉声付き)

<18:30〜19:30>
I:トークセッション「ビデオアート:その愛と孤独と情熱と」 
司会:佐藤博昭+ゲスト(近日ブログにて発表)+プログラム参加作家 

*(各プログラム、作品上映後に作者・関係者のトーク有り)

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
■会場
新橋ビクタービル B1ホール
〒105-0004 東京都港区新橋1-7-1

■参加費(1日通し券):一般1500円 学生1000円 
※一般は二日目以降は1000円、三日目以降は500円となります。
 学生は二日目以降、500円です。(購入時に前日の半券を提示してください)


■問い合わせ:
SVP(Spread Videoart Project)03-3558-4560 e-mail: info@svp2.com
HP:http://svp2.com   blog:http://blog.svp2.com/

主催:SVP(Spread Videoart Project) 
共催:市民ビデオ大学
後援:東京ビデオフェスティバル

ourplanet_iwamoto at 00:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑記 

2005年07月27日

(案内)『「視聴率男」の発想術』」

 日頃お世話になっている方々あてにメールで送った案内文、こちらにも転載しておきます。

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 岩本太郎です。いつもお世話になっております(あるいはごぶさたしております)。
 今日の東京は台風一過の雲一つない青空が朝から広がっていますが、いかがお過ごしでしょうか?

 さて、本日は新刊書のお知らせです。このほど私が制作をお手伝いさせていただいた書籍が無事完成し、世に出る運びとなりました。さる7月22日に宝島社より発売された『「視聴率男」の発想術』(五味一男 著 定価1600円+税)という作品です。

 著者の五味一男(ごみ・かずお)さんは日本テレビ編成局において長年「総合演出/チーフプロデューサー」という立場で番組作りに関わってきた人です。1987年に30歳で日本テレビ入社後、『クイズ世界はSHOW byショーバイ!!』『マジカル頭脳パワー!!』『投稿!特ホウ王国』『速報!歌の大辞テン』等々、自ら企画・演出したバラエティ番組が軒並み高視聴率を記録。最近ではあの『エンタの神様』を生み出したことでも注目を集めるなど、テレビの世界では「視聴率男」「10割打者」といった異名を持つヒット・メーカーでもあります。

 その五味さんにとって初の著書となる今回の作品では、過去に五味さんが番組作りを通じて体得してきた「ヒットの理論」が、具体的なエピソードを混じえつつテンポよく綴られています。ただ、いわゆる“テレビ本”とは異なり、音楽や映画、あるいは他のエンターテインメントや各種のサービス産業などにも応用が可能な発想法の本としても読めるように書かれているのが特徴です

 私自身、過去10年ほどマスコミ業界の内部事情についてのルポを中心にライター活動を続ける中で、五味さんには何度か取材で話をうかがう機会があり、番組作りにおける彼の独特の方法論には以前から関心を持っていました。それが今回、ひょんなことから著作のお手伝いをしてくれないかとの話を版元よりいただき、僭越ながらも協力させていただいたという次第です。
 具体的には目次頁の片隅に「協力/岩本太郎」と名前がクレジットされているほか、なぜか著者をさしおき、私が署名で「『視聴率男』五味一男とはいったい何者か?」というタイトルの「まえがき」を巻頭にて書いております。

 ちなみに、私自身はこれまでテレビ界の現状についてもっぱら批判的なことを書いてきました(今でも書いてますけど)。そんな経緯からも、こうした本に参画することで「お前は“視聴率至上主義”に加担するのか」「変節しやがって」といった突っ込みが返ってきたら嬉しいなあ、などと結構楽しみにしているところです(笑)。

 詳しくは宝島社の公式サイトに新刊案内が載っておりますので御参照ください。すでに街中の大手書店などでも新刊書として店頭に並んでおります(オレンジ色の表紙が目印です)ので、見かけたついでに是非お手にとっていただき、できましたら御購入もいただければ誠に光栄に存じます。何卒宜しくお願い申し上げます。

 以上、取り急ぎのご案内までに。夏はまだまだこれからといった時節ですが、どうかみなさまにはくれぐれも健やかに過ごされますよう、心よりお祈り致しております。

ourplanet_iwamoto at 23:38|PermalinkComments(0)TrackBack(1) テレビ 

2005年07月26日

気合の入った「備忘録」

 昨日は『GALAC』の校了作業のため、深夜まで新宿にある放送批評懇談会の事務所につめていた。

 ちょうどレアル・マドリードvs東京ヴェルディの試合が行われている夜だったのだが、事務局の“激辛サッカー評論家”久野さんは涼しい表情で仕事に専念。この次のジュビロ戦を見に行くのだという。ヴェルディといえばディフェンスが目下壊滅状態で、Jリーグでも一試合に7点ぐらいとられて負けたりしているため「たぶん手加減して0−8ぐらいで済ませてもらえるんじゃないか」とか話し合っていたのだけど、それが何と3−0でレアルに勝ってしまったというのだから驚いた。本当にサッカーというやつは何が起こるかわからない。

 その久野さんに先日「あのアザディ・スタジアム(テヘラン)での『イランvs日本』戦(3月25日)は現地で見たかったですよね」という話をしたら、以下のようなサイトを教えてもらった。
「スポーツ生コラム『備忘録:テヘラン・アザディ滞在録』」というもので、まだざっとしか読んでいないのだけど、それでもなんだか凄いですよこれは。だって「備忘録」とか言いながら、
(以下、同サイトの表紙からコピー)

  ◆ 私がイランに行く理由
  ◆ 〜序章〜
  ◆ 〜第1章 期待と不安〜
  ◆ 〜第2章 不安増幅〜
  ◆ 〜第3章 テヘラン着〜
  ◆ 〜第4章 アザディの本性〜
  ◆ 〜第5章 アザディの熱狂〜
  ◆ 〜第6章 テヘランの平常〜
  ◆ 〜最終章 経験値〜
  ◆ 〜あとがき〜

 −−という具合に、まるで単行本なみの章立てがなされている(汗)。しかも一章あたりの分量もかなり分厚いので、このまま本にしても200ぺーじくらいのものが即座にできるんじゃなかろうか。誰が書いたのかはよく知らないが、掲載したところで一銭にもならないwebサイトにここまで書けるというのは大したものである。

 感想については、前述の通りまだざっとしか読んでないので詳しくは語れないが、全体的になかなか臨場感と熱い思いに溢れたレポートになっているように思う。成田空港に集合・出発するシーンから克明に書き起こされているのは読んでいて少しヘキエキしなくもないけど、なんだか自分も一緒にサッカー観戦旅行に行っているような気分も味わえて、なかなか楽しい。

 そもそも、イランについてはサッカー以前に、日本からは通常の観光旅行で行く人もそんなに多くないと思われるだけに、記録としても貴重なんではなかろうか。私の場合はたまさか以前にイランを旅したことがあったし、その際のテヘランでの体験が脳裏で久々にリアルに蘇った次第だ。

 それにしても、サッカーもそうだけど海外旅行も今やこうして一般の個人がウェブで体験記を公表できる時代になってしまったのだなと思うと感慨なしとしない。私の世代であれば、やはり『深夜特急』や『何でも見てやろう』のように、日本人が海外に出ることがまだまだレアケースだった時代に書かれた旅行記を憧れの思いで読んだものだったけど、今の若い人たちにとっては、もはや本で読む以前に自分でどんどん出て行っては、旅行記を書いて発表してしまうほうが当たり前のことなんだろう。

 そのイラン旅行を含めた、12年前の私の半年間にわたる旅の記録は、結局は活字化して発表する機会もないまま終わってしまった(断片的なエピソードをまとめて一時期に某メールマガジンとwebサイト――どちらも既に閉鎖――で公表していたことはあったが)。普段はあまり「あと10年若かったら」などとは思わないタチなのだが、あの長旅でのことを振り返るたびに「今みたいなメディア環境がせめてあと10年早く来ていたらなあ……」といった思いは正直禁じえないところだ。

ourplanet_iwamoto at 15:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0) インターネット 

2005年07月24日

なんでか突然「ドラえもん」

 今朝の朝日新聞を読んでたら、社会面左下隅のコラム(青鉛筆)に「山形県の玩具メーカーが、“漫画のように本当にタケコプターで空を飛ぶドラえもんのおもちゃ”(税込み5754円)を開発のうえ売り出した」とのニュースが。

「ついに出たか」と思った。これ、おそらく今の40歳前後より下の男どもなら誰もがみんな一度は考えたことはあると思うぞ。たぶん、ドラえもんの型に切り取った発砲スチロールにマブチモーターやらを埋め込み、タケトンボの先っちょを接続のうえ、放り投げた瞬間に文字通り谷底に突き落とされたような挫折感を味わったという奴は日本国内に数十人はいるに違いない。

 もっとも、念のために言っておくが、私はそんな恥ずかしい真似はやらなかった。タケコプターだあ? ふざけんじゃねえよ! とか意気込みつつ、発泡スチロールで水中翼船を作ろうとして挫折した記憶はあるけど(あの時はマジに空を飛ばせてやるつもりでいたな。小学校の3年生か4年生の頃だったっけ)。

 っていうかさ、それだったら誰か先に「サンダーバード2号」のコンテナのリアル版作れよ! なんたって俺は子供の頃、あの4号コンテナの海上投下シーンを風呂場で再現しようと何度もトライしたものの、そのつどプラモデルがひっくり返ったり、風呂桶の底に沈んだりしてカンシャクを起こしていた経験があるのだ。

 ……って、ええと、話それたな。元に戻すと、それにしても今の世の大人たちは、「ドラえもん」の話になると何でああも無条件に反応してしまうのだろう。朝日新聞のくだんの記事にも「タケコプターのイメージを損なわずに、ドラえもんを飛ばすのは、業界の夢だったという」とか書かれているし。

 やっぱみんな「ドラえもん」と共に育った夢多かりしころのことが好きなんだな。ただ、それが私のようなオジサンのノスタルジーだとか単純に片付けられないのは、今だに「ドラえもん」が子供たちにやたら人気を博し続けているからだ。このへんの話も少し書いてみることにしようか。

 

ourplanet_iwamoto at 23:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 雑記