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2015年06月24日

違法を覚悟の取材における正当性

 え〜と、また間隔が空いたうえにやたらと遅まきな報告につき恐縮至極ですが(- -;)。

 今月1日(月)に弁護士の海渡雄一さんらによる「秘密保護法対策弁護団」が国会議事堂裏手の参議院議員会館で開いた「戦争法制の整備に反対する声明ー特定秘密保護法対策弁護団緊急記者会見」の模様を収めた約1時間の映像を、当日取材に凝られていたUshinox Ushinosukeさんより翌日にお送りいただいていましたので、ここでシェアします。

 んで、表題の「違法を覚悟の取材における正当性」だけど、まずは以下をご覧をば。

◆戦争法制の整備に反対する声明ー特定秘密保護法対策弁護団緊急記者会見(62分54秒/himikana.TV)


 会見終盤の質疑応答の最後、52:00から私(岩本)が

我々フリーランスが原告として秘密保護法違憲訴訟をやってますが、どっちかっていうと我々原告団にはイリーガルな手段なのを承知で取材することで逆に『被告』になりそうな人たちが多いし、こういう面々が違憲訴訟をやらざるをえない日本の状況って何なんですかね?

 的な質問なんだか意見なんだか本人もわからないようなことをマイクを掴みながら喋ってる様子がデカデカとアップで映っていますが(- -;)。
 それに対して海渡さんが54分45秒頃から

マスコミは時には窃盗とか住居侵入とか不正アクセスとかをやってでも情報を掴んで報ずるべき時があると思います。世界中のジャーナリストはそういうことをやっているんです。でも日本では合法的でなければという意識が企業に勤めているジャーナリストの中には強い

 と前置きしつつ(私も「弁護士がそんなこと言っていいの!?」と思いつつ)、報道をめぐる裁判に関してヨーロッパで確立している法理について、EUにおける具体的な事例を挙げつつ説明してくださった。どういう説明かというと……は映像を観てくださいね、すごく面白いから(^◇^;)。

 終わった後で私も「貴重な手口を教えていただきありがとうございます」とお礼を言ったんだけど、もし私がそれをやって捕まったら「教唆」してくれた海渡さんに弁護頼もうかな(笑)。


ourplanet_iwamoto at 01:00│Comments(0)TrackBack(0) ジャーナリズム論 

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