テレビ

2015年03月15日

女子アナも含めたローカル放送局における人材採用の不思議世界

“かわいすぎる地方アナ”牧野結美が全国区デビュー!フジ系「早朝の顔」に大抜てき
(産経ニュース 2015年3月15日 8:42)

 静岡は結構予備軍なんだよなあ。

 男性アナでも、昨年亡くなった荻島正己さんはフリーランスで東京に出て行く前はSBS(静岡放送)の社員で、静岡市内の中学生だった頃の私は「SBSで一番若いアナウンサーです!」と彼がラジオで話していたのを覚えている(ケッタウェイズ懐かしいなあ……)。

 まあ、アナウンサーって、特に女子アナ志望者の学生は全国規模で100社近くは平気で受験したりするからね。それこそフジテレビとかの在京キー局だったら一万人ぐらい受けて採用は数人という世界だし、そこから全国の地方局ドサ周り的な就職戦線が展開され、最後はNHKのローカル局採用ややプロダクション所属採用まで続くーーって、私もそういう世界を取材していたのはもはや10年以上昔になったから、そこは差っ引いて読んでください(^ ^;)。

 ただ、アナウンサーの場合はそれだけ優秀な人材が東京に集中せず、全国各地に存在する業種ではある。実際、ローカル局では新卒から3年ぐらい勤めたら東京の局やらプロダクションに転職していくという人が私が取材していた頃にも多かった(NHKのローカル局採用も、確かその頃は派遣法との絡みもあってか3年契約だった)。

 で、採用するローカル局側もそうした人材流出を警戒してか、採用試験時にアナウンサーだけは別枠で非正規だったり、あるいは正社員で雇うけれども「編成や報道などの他部署にも行く可能性がある」との条件付きで募集したりしていた。

 ちなみに上記の静岡朝日テレビあたりになると、アナウンサーはもとより総合職(テレビ局は編成・制作・営業の区別なしに一括採用するケースが大半だった。もっともアナウンサーや放送技術などの専門職能は別枠だったが)でも採用数が数人の狭き門となる。

 で、静岡朝日テレビで思い出したのは、私が『マスコミ就職読本』の仕事をしていた頃、同社を受験して最終面接前の段階まで人事部の人も凄く熱心に「ここはこういうふうに答えれば」とアドバイスしてくれたのに、最終の社長面接で「君は全然ダメ」みたいな圧迫面接を受けたという学生からの告発メールを受けていたということだった。

 これはローカル局では割とよくあることのようで、女子アナ採用でも最終面接前の段階では人事部の人(何しろ放送の現場を離れた管理部門の彼らにとっては優秀な人材をたくさん採用することが数少ない自らの評価ポイントにもなる)が「この学生なら!」と熱心にアドバイスしつつ上げた人材が、最終では地元の企業や銀行出身の経営者が「つきあいのある地元企業のお子さんだから」あるいは「ウチの息子のヨメにいい」とか馬鹿丸出しの理由で選んだりするのだ。

 その学生からの告発を受けた私も静岡朝日テレビの人事担当に電話で尋ねたが「役員に聞いたところ、そういうことはなかったと聴いている」と言われたんで「お前は雪印乳業(ちょうどその当時に不祥事で揉めたあげく、後に潰れた)か!!」との怒りも込めつつ書こうとしたら『マス読』ではNGになった。

 ところが後日、その前記の学生から「僕が伝えた情報が載らなかったのが、凄く残念です!!」とのメールが来たことから「わかった。別のところに書く!」と私も返事をしたうえで別の放送専門誌で毎号担当していた連載ページに「静岡県の地元民放局A社(ちなみにA社のAはその会社の頭文字である)におけるケースだ」との原稿を書いて送ったら、掲載時には「A社もウチの会員社なんで」との理由でカッコ内の文章を削られた(^◇^;)。

 が、翌年にやはりテレビ朝日の人事部を取材で訪ねたところ、以前からの知り合いだった担当者(彼が労働組合にいた頃によく取材した)から「いや〜、あの『A社』って、あの会社ですか? 聞こうと思ってたんですけど」と会うなり言われた(笑)。

 また、組合から人事に彼に取材した頃には、ちょうど新卒採用もウェブに以降した時期でもあった。その際、前年のアナ採用では事前に写真を送ってもらってから面接に入る形だったのを、その年からは事前選考抜きに本社まで受験者全員にきてもらうという形に改めたことについて尋ねたところ、以下のようなやりとりに。

「何故だと思います?」
「わかりません」
「写真と原物が違いすぎるからですよ」
「わはははははははは!!」

 まあ、ほんとに女子アナ採用ってのは受験者も会社側もいろいろ大変なんだねf(^_^;

ourplanet_iwamoto at 23:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年01月17日

夜ノヤッターマン

 前から話は聞いてて「どんなのになるかな?」と思ってたけど、第一話を観た限りでは、なかなか面白かった。

夜ノヤッターマン 第1夜 世界は真っ暗闇
(無料動画GYAO!)

 しっかし、もうあれから40年だからねえ(^_^;。今の若い子たちには何が何だか……だろうけど、まあ「夜ノ」だからいいのか(笑)。往年のハードSFっぽい雰囲気も漂っているし、今後の展開には注目だな♪

ourplanet_iwamoto at 00:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年07月15日

「役員なら問題だが、一職員なら問題ない」でいいのか? NHK籾井さん

NHK会長:『賞与自主返上』説明要求に不快感
(毎日新聞2014年07月15日20時12分最終更新)

 ボーナスのことはとりあえず措くとして(「『籾井、よくやった』と書いてくれなかったら不十分なのか?」と記者さんたちが突っ込んだのかどうか知りませんけど)、プロデューサーが首相の資金管理団体に寄付した件について「役員にもなれば自覚しないといけないと思うが、一職員なので問題ない」については、NHK内部ではそれで通用する(のが良いか悪いかについてもとりあえず措くとして)にしても、外向けの説明として「そんなんで済ませていいの?」という気はしますね。

 いや、もちろん個人献金それ自体は、一人の個人が自分の自由な意思に基づいて「献金」という形で政治参加するという意味において、少なくとも現行の法制度下ではあってもいいことだし、そこはNHKの理事であろうが一職員であろうが一義的には認められるものでしょう。

 ただし問題は、それが明らかになった時点でNHKにしろ他のメディアにしろ、役員であろうが一職員のプロデューサーであるにせよ、オーディエンスから「そういうメディア(ないしはプロデューサー)が作るものを私たちは見せられているわけだ」と思われる可能性から避けられないということです。特にNHKの場合は視聴者が受信料を払うことで成り立ち、かつ職員の給料も出ているわけですから「それが特定の政治家への献金につながり、なおかつそういう人たちが作る番組を見せられるのか」という色眼鏡で見られるケースが殊更に問われることにもなりかねない。

 もとより労働の対価として得た報酬の財源がどこから出ていようが、それを給与所得者がどう使うかは個人の自由だとの意見もあるでしょうし、取材や番組・記事の制作に関わらない管理部門の職員にまでそれを問うのはどうかといった議論もありうるでしょう。

 あと、こういう場合によく言われがちな「公正中立」についても、一応メディアの仕事に携わる私は「一つのメディアが完璧に公正中立である」なんてことはありえないと思っているので、そういう視座からこの件について何かを言おうとも思いません。

 とはいえ、NHKにしても当のプロデューサーにしても(特に『サンデー毎日』の記事で名前の上がったチーフプロデューサー氏は、別件で先の『FRYDAY』でも話題になった『クロ現』など報道系の番組を担当してきたそうですし)、「役員にもなれば自覚しないといけないと思うが、一職員なので問題ない」なんて説明で終わらせずに、それぞれの立場から「視聴者」に対してもっと説明しておくほうがいいんじゃないかな、と愚考した次第。無論「別に説明する気はないし、勝手に解釈してくれていいよ」ということなら、それはそれで視聴者も今後そういう目であなた方の番組を見ていくことでしょうし(あるいは「視聴者はそんなとこまで気にしない」と思っておられるのかもしれませんが)。

 ただ、今回の「個人献金」のケースについては、同様にして全く別のベクトルで持ち上がる可能性も考えてしまうんですよね。例えばNHKのプロデューサーなり誰なりが民主党や社民党や共産党の議員の政治資金団体に個人献金していて、それが週刊誌などで書かれた場合(まあ、今は野党勢力も萎んじゃってるから記事ネタにもならないかもしれないけど、仮にそれらが党勢を回復したり、よしんば「与党」になったとして)NHK会長が今回と同様のコメントを出すか否か、そしてまた「どういう人たち」が「どういう批判」を浴びせてくるかは、今回『サンデー毎日』が報道したことと比較しながら、けだし見ものでしょう。もっとも、個人的にはその前に『サン毎』の最近の部数減に伴う今後の存続のほうが気になるんですけど(^_^;

 よく「左派」とか「リベラル」とか呼ばれる人たちがメディアでの寄稿や発言、集会を妨げられた際に「言論・表現の自由」への侵害だと言って問題視するし、その多くの場合においては私も賛同するんですけど、一方で「右派」とか「保守派」とか「タカ派」とか呼ばれる人たちが同様の目に遭った時に、そうした人たちが沈黙したり、逆に「良いことだ」みたいなことを言ったりするのを聞くたびに「何かシラケちゃうな」って前々から思ってたんです。「君の意見には反対だが、それを言う自由は命がけで守る」という格言(ヴォルテールの発言と言われていますが、実際には違うらしいとのこと)に共感してきた私としては。

「じゃあお前は、お前自身が取材してきた例の『外国人排斥デモ』についてはどう思うんだよ?」との問いが当然そこで来そうなところですけど、まあ、これまで連中の実態をしっかり世の中に知らしめたほうがいいというスタンスから「私が反対する彼らのデモの様子もネット中継の中ではとりあげてきた(一方で彼らに反対する側の動きも、明らかにそちらのほうに共感する立場から伝えて来ました。別に「公正中立」を期した覚えは毛頭無いけど)わけですけど、正直、今もって回答が出ない(ああいう排斥デモに反対するという点では変わらないのですが)ところがあります。これについて書き出すと、さらに仕事の原稿が遅れそうなのでf(^_^; まずはここまでに。

ourplanet_iwamoto at 23:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年02月17日

そう思うな(なぜNHKは山梨の大雪災害を報じないのか?)

 いろいろ他にも理由や要因はあるだろうけど、とりあえずそこは私もそう思うな。

なぜNHKは山梨の大雪災害を報じないのか?(上杉隆)

ourplanet_iwamoto at 05:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年01月29日

「CM自粛」ってことは「スポンサー降板」じゃないのか

 目下話題沸騰中の件について

『明日ママ』全社がCM自粛 日テレ社長、放映は続行
(朝日新聞 2014年1月28日00時32分)

 まあ既にいろんなことが言われつつも「まだ途中経過なんで様子見」という問題なので、そこはここで敢えて蒸し返さず、ちょっと違う角度から。

 記事を読む限り「CM放映の自粛」であって「スポンサー降板」とは書かれていない。つまりスポンサー全8社は番組枠の中で「CMを流すのは止めてくれ」と言ったけど、広告料金や制作費は払う(つまり、ひとまず今後の経過を様子見する)と解釈してよいのか。

 まあ、タイム(番組)セールスだから予めの契約のもと「だったら払わない」ってことにはすぐにならないと思うんだけど(もしほんとにそんなことになったらサスプロで放送続行するとも思えないし、即打ち切りだろうな)、このあたり、営業現場では今からどういう交渉をやってるんだろうか? 広告業界ではよく「(広告が)媒体社の責任で出せなかったら(広告主に)3倍返し」とか言われてきたわけだけど……。まあ、このへんはたぶん表に出てこないところなんだろうな。

 あ、念の為、私は「即刻放送を中止しろ」なんて言ってるわけではありません。むしろ、日テレが「抗議などを理由に予定している脚本や演出を変更したり、ドラマを途中で打ち切ったりすることはない」「抗議は重く受け止めるが、それは必ずしもストーリーを変えることとイコールではない。最後まで見ていただければきちんと理解してもらえると思う」というなら、そこは見極めたいと思います(と言いつつ未だ実際の番組を見てないからえらそうなことは言えないんだけどね ^_^;)

ourplanet_iwamoto at 00:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0)