2007年11月

2007年11月27日

ヤモリのキューちゃん

 わが家の人気者はヤモリのキューちゃんだ。ベランダの隅で4cmほどの小さなヤモリを見つけた。手袋をつけてつかまえ、虫かごに入れて飼っている。

 部屋に放してクモでも食べてもらおうかとも思った。しかし、ネパールでヤモリに首筋から顔の上を歩かれ、かぶれたことがある。それで、虫かごにした。

 かごの中のヤモリは忍者のようだ。手足の先には5本の指があり、指先が吸盤になっている。透明のふたに、逆さになってへばりつくことができる。

 餌は、カやハエなどの生き餌がいいようだ。寒くなって虫が手に入りにくいので、ポーチュラカの花につくクモの幼虫をやっている。また、近くの釣具屋でサシ(ハエの幼虫)を買ってきて虫かごに入れている。サシは、逃げ出さないように、妻に見つからないように冷蔵庫で厳重に保管している。

 ヤモリは、トカゲと比べておっとりしている。トカゲのように、かごの中を走り回ったりはしない。5日ほどたち、前よりも大きくなってきた。キューちゃんの名前は吸盤に由来する。

   ヤモリのキューちゃん





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2007年11月16日

 佳い魚が鮭、尊い魚が鱒――実際には、サケやマスの名前がついてもサケの仲間である。マスノスケ(鱒の介)はキングサーモンでサケ、サクラマス(桜鱒)とニジマス(虹鱒)もサケの仲間だ。

 鈴木牧之の『北越雪譜』によると、サケの字は「罅廚正しいそうだ。つぎのような理由があげられている〔1〕。
 ・『新撰字鏡』の魚の部に「鮭」がある。
 ・『和名抄』には「罅廖Bに「鮭」の字を用いるのは誤りだとある。
 ・『和名抄』に、「罅△修了 苺に似て赤く光り、春生まれて年の内に死す」とある。
 ・「鮭」は「罅廚慮躰未鬚修里泙淌舛┐燭里世蹐Δ。
 ・もともと「鮭」は河豚(ふぐ)のことである。
 ・『字彙』では、「罅廖覆擦ぁ砲蓮魚星」(せい)の本字で、生ぐさいという文字だ。
 ・罎里箸蠅燭討蓮△箸に生ぐさい。

 正しくは罎斑里辰燭Δ┐悩を使えばよい、と牧之は述べている。鮭の字も古くから使われているからだ。

 北海道に初めてサケ釣りに行ったときのことだ。河口付近の海で、運よくサケがかかった。格闘のすえに上がってきたサケは、生き生きとした佳い魚だった。

   鮭釣り 北見幌別川河口にて 雄78cm 雌73cm


参考文献
1.鈴木牧之原著・濱 森太郎訳: 北越雪譜、教育社新書




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2007年11月05日

猟犬

 神奈川県では、11月15日から2月15日まで狩猟が解禁になる。この期間に、人の行かない尾根歩きや、沢登りをしていると、猟犬に出会うことがある。体験を三つ紹介する。

 5万分の1の地図で、星ヶ山という名前を見つけた。小田原の近くにある山だ。名前が気に入ったので登ってみることにした。破線の道は笹藪でおおわれ、進むことができない。藪を払った防火帯が山腹に沿ってつくられている。迂回していると、数頭の猟犬が吠えながら近づいてきた。とっさに近くの松の木に登る。犬は遠ざかって行った。

 西丹沢の細川川から、沢登りで屏風岩山を目指した。水がなくなり、尾根に近づいたとき、白い猟犬に脇から吠えたてられた。溝の中を歩いていたので、犬は降りてくることができない。そのうち、どこかに行ってしまった。ハンターが来て、白い犬を見なかったかと聞く。犬が迷子になったという。

 小田原の林道を歩いていると、銃声が2回した。うめき声と犬の吠える声が近くでする。イノシシが撃たれ、数頭の猟犬が興奮している。横を通るとき、つながれた犬が体をのりだし激しく吠えた。噛まれるかと思った。ハンターは、「猟犬は人を襲わないように訓練されている」といって、鎖をつかみ、こちらに向かってくる犬たちを制した。

 猟犬が人を襲うことは、本当にないのだろうか。猟犬よりハンターはもっと恐い。狩猟期間は、吠えられて誤射されないようにしよう。ラジオ・鈴・笛で音を立てたり、派手な色の服で歩く。人の行かない所を、避けるのが無難だ。




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