2009年07月

2009年07月23日

皆既日食ふたたび

 皆既日食を見に中国に行った。7月18日から4日間、上海は快晴で40℃近い猛暑が続く。

 日食の前日、上海の西にある杭州の嘉善へバスで移動する。観測地である「嘉興学院平湖校区」と書かれた大学のグランドを下見し、夕方ホテルに着くと雷鳴とともに土砂降りになった。

 22日の朝、窓を開けると雨は止んでいる。空は明るいが、空全体を雲が覆っている。日食は見れるのだろうか。

 蒸し暑い。太陽は雲に隠れている。とくに太陽の周囲は灰色の雲が重なる。

 日食が始まる8時23分(日本時間9時23分)になる。しかし太陽は見えない。雲が動いている。太陽が見え隠れする。もしかしたら。

 歓声が上がった。雲の合間から白金色に輝く太陽が出現した。日食メガネを通して見ると、上部が欠けている。だが、ぼやけて見える。太陽がうすい雲に覆われ、光りが弱いからだろう。

   皆既日食 嘉善1

 煙のような雲が太陽にかかる。輪郭が肉眼ではっきりと分かる。上部から下に向けて徐々に欠けていく。太陽が3分の2欠けたころ、雨が降り出す。

 大学の構内が闇に包まれた。蒸し暑さが消えて涼しくなる。そして少しずつ明るくなっていった。

   皆既日食 嘉善2

 1963年、小学5年生のときに北海道の釧路で、ローソクのすすをつけたガラスで皆既日食を見た。それから、2度目の幸運に恵まれた。




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2009年07月17日

渓流竿の手入れ

 渓流竿は精密にできている。土や砂がついたまま出し入れすると、竿の表面に傷がつく。

 予防は手をよごさないことだ。手がよごれたならすぐ洗い、竿がよごれたなら竿をつないだまま川で洗う。

 岩を越えたり、堰堤や滝を巻くときは手袋をつけ、竿を袋に入れて背負う。こうすることによって、手も竿もよごれない。

 納竿時には、ハンカチで竿の表面をふく。帰宅後は、ちり紙を少しぬらして竿をふく。意外とよごれていることが分かる。そのあと、乾いたちり紙で水気をふき取り、竿をしまう。

 以前は、小継ぎ竿を1本ずつ洗い、竹かごに入れて乾かした。竿を洗っている途中で、ばらばらにした竿が床に落ちたり、干している竿が倒れて内側のカーボンがはがれることがあった。

 竿が乾いたあとは、表面にシリコンを塗り、接続部分にはロウソクを塗っていた。ところが雨の中で釣ると、シリコンやロウが油の役目を果たし、接続部分が密着するというトラブルに何度か見舞われた。

 試行錯誤の結果、使った竿は水洗いせず、何も塗らず、ちり紙で拭けばよいことが分かった。





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2009年07月08日

ヤマビルの川で

 東丹沢の川岸や山道でヤマビルにあわない日はない。とくに霧雨の日は、だんご状になって足元から這い上がってくる。

 ヒルに吸われると、痛むずがゆく、2時間ほど血が止まらない。そのあと3、4日吸われた箇所がかゆくなり、傷となって残ることがある。シカなどの野生動物に取り付くので感染症も心配だ。

 そこで服装には気をつけている。ジャージの裾を長靴にかぶせて密着させる。化繊の長袖シャツの裾はジャージの中に入れる。シャツのジッパーを上げて首筋への侵入を防ぐ。

 さらに、飽和食塩水の入った自作スプレーを携行する。事前に長靴、ジャージ、袖口、首筋に吹き付ける。川を渡ったあとは、再度スプレーする。晴れた日、長靴が塩で白くなっていると、ヒルは上がってこない。

 服装とスプレーのヒル対策をして、15年ほど行っていなかった沢に入った。水たまりのような淵に毛鉤を投じると、銀白色が水面できらめいた。瞬時の出来事に合わせが遅れる。

 川が左から右に曲がり、落差のある落ち込みがある。岩の間のゆるやかな流れに毛鉤を入れるとヤマメが飛び出した。合わせをくれると、20cmのヤマメがかかる。

 前方の大岩から激しく水が落ち、淵尻がゆるやかになったところへ、右から小滝が流れ込んでいる。毛鉤が風に乗って舞い降りると、ゆっくりとヤマメがくわえた。合わせが効き、魚体が上がったとたん、はずれてしまう。鉤先が欠けていた。

 沢は廊下状になり、いくつもの落差を越える。水量が減り、魚影がなくなったので、沢から上がることにした。滝をいくつも登っているので、引き返すのを避ける。ロープは持っていない。竿を持ったまま、左側の小沢から続く尾根筋を登ろうとしたが、急すぎて引き返す。ひもの付いた袋に竿を納めて背負う。

 小沢をはさんだ対岸の尾根筋を登る。沢の底は深く、滑り落ちないように、四足のかっこうでケモノの踏み跡をジグザグにたどる。ようやく尾根に上がり、沢にそって尾根を下る。

 沢に降り、シカが落ち葉を踏んだ跡を歩く。水を飲もうとして、足元を見ると、大小無数のヒルが長靴を這い上がってくるではないか。右手の中指の付け根にヒルが吸い付いていた。手袋をつけていなかったからだ。夢中でヒルを取り、血がにじみ出る付け根にスプレーをかける。足元にもかける。次々とヒルが落ちていく。

 血はすぐ止まり、かゆみもない。スプレーした長靴をできるだけ濡らさないようにして、ようやく林道に上がった。





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2009年07月02日

未知の川を釣る

 夜中に、2.7万分の1の地図を精査していたところ、丹沢で歩いたことがない川を見つけた。とはいっても、源流と下流は釣っている。中間の数kmが残っていた。

 10時ころ入渓する。川幅が10mくらいある落差の少ない川だ。12番の毛鉤を流す。本流のような広々とした流れと、木々の青葉がすがすがしい。20cm前後のヤマメを3匹釣る。

 落差が少ないのは、堰堤が連続していたからだった。10m以上ある堰堤をいくつも越え、14時に源流に入る、10番の毛鉤で、20数cmの太ったヤマメを1匹追加する。

 15時になったので、林道をたどって帰ることにした。川沿いのアスファルト道を歩いているうちに、道が上りになった。地図を調べると、川から道が離れていくことが分かる。左岸に林道があると勘違いしていた。

 「川が自然の道」なので、川底まで30mほど下りる。川を渡り、対岸に杣道を見つける。途中、小沢や崖にかけられた幅50cm、長さ10mの木橋をいくつも渡り、17時に車に戻る。

 クマよけの鈴を4種類つけての釣行だった。ヒルが2匹長靴についていたので、自作の塩入りヒルスプレーで退治する。釣ったヤマメを塩焼きにしたところ、脂がのって美味だった。





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