時間の無駄と言わないで

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『ダークプレイス』

「ゴーン・ガール」の原作者の作品ってコトで観に行ったんだけど、だいぶ違う感じだったなぁ。
話の内容自体もそうだけど、映画としてのデキもだいぶ違いが・・・。

正直なところそんなに「衝撃の結末」じゃないよね?
結構途中で察しが付いちゃう。

シャーリーズ・セロンのハードボイルド探偵映画として観ればまぁ謎解きの意外性とかは別になくても構わないけど、一応サスペンスではあるんだからもうちょっとサスペンスフルな演出してくれてもイイのに。
結構淡々と起伏も少な目で進む。
ハードボイルドモノの悪い所が出ちゃってる気がする。

『マネーモンスター』

全然期待してなかったぶん意外と面白かった。
やるじゃん、ジョディ・フォスター。

ポスターとか見るとシリアスなサスペンスっぽかったけど、だいぶコミカル。
ハードな金融用語とかもそんなに出て来ないし、サスペンスとコメディがイイバランスだったと思う。
でも最後に突然シリアス寄りになっちゃう辺りを見ると、けっして製作サイドが狙ったユルさではないような気もしますが・・・。

異常にテンポ良くサクサク話が展開するので、社会性とかメッセージ性とか皆無。
人物の掘り下げとかも皆無。
でもエンタメに徹してるのは好印象。
まぁだからこそ事件の片付け方がちょっとなぁ。

ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツは華があってイイね。
主演2人の魅力がかなり評価に貢献しているかと。
あのダンスは反則だよ。超面白いもん。
やっぱり彼の軽薄オジサンは抜群だね。
ジュリア・ロバーツの出来るディレクター感も良かった。

監督とスター俳優のパワーでオーソドックスな話を少し強引に面白い映画にしている感じ。
ちょっと懐かしい映画の感じ。

『10クローバーフィールド・レーン』

ん〜、どうなんでしょうねぇ?
一番最初の「シェルターで3人がワケありな感じで共同生活してるのね」くらいしか見せない予告編だけだったならもうちょっと評価が上がった気がする。
それ以後の予告編とかポスターとか、ちょっとネタバレし過ぎじゃない?
アレを観ちゃってると後半の驚きは薄まるし、前半の緊張感も薄まる。
「大脱出」並の映画の楽しみを奪う予告編展開だと思うなぁ・・・。

「クローバーフィールド」の続編というわけでもなく。
共通点はどちらもJ・J・エイブラムス制作ってとこくらいかな?
前作は彼らしさが良い方向に出てたけど、今作はダメなところがギュッと詰め込まれてる気がするなぁ。
っていうかシャマラン監督作品みたいだ。

主演はメアリー・エリザベス・ウィンステッド。
下着姿しか印象ないです。
だってコレはジョン・グッドマンを満喫するための映画なのだから。

笑うジョン・グッドマン。
怒るジョン・グッドマン。
踊るジョン・グッドマンに変態チックなジョン・グッドマン。
もう色んなジョン・グッドマンが見られる。
ってかこの映画の唯一にして最大の見所なのでは?
本来の見所は予告編で見ちゃってるし。

ってか電話の声、ブラッドリー・クーパーなのね。
そこが一番驚いた。

『アウトバーン』

「どうでもいいストーリーを15分くらいで片付けて、あとはひたらすらカーチェイス」ってい映画を想像してたのに全然違った。
どうでもいいストーリーがダラダラと長くて一向に車に乗らないし、乗ったら乗ったで意外とそうでもない感じのカーチェイスだし。
挙句一切カタルシスのないオチで締める始末。

一方でキャスティングが妙に豪華。
そんなに出番が多いわけでもない脇役にアンソニー・ホプキンスとベン・キングスレーっていう内容に見合わない豪華さ。
この2人のシーンだけは見応えがあって楽しい。
でもそこ以外がいくらなんでも見応えなさすぎ。

つまらない映画でした。

『サウスポー』

もうベタベタの超王道ストーリー。
意外な展開とか全然ない。
むしろちょっと粗いところも。
でもうまいキャストを集めて作ればグッときちゃうのよね。

ジェイク・ギレンホールの出演作のハズさない感じは凄いよね。
彼が出てるなら観に行こうかなという気にさせられる。
「ナイトクローラー」の人とは思えないバキバキのボディとか半端ないっす。
最終戦直後の台詞とか堪らない。

フォレスト・ウィテカーも良かったけど、娘役の子が素晴らしい。
バキバキの肉体も凄かったけど、なんだかんだ言っても結局は親娘モノだしね。
親娘のシーンが泣ける。

レイチェル・マクアダムスは衣装がいちいちエッチぃ感じなのがとても良かったと思います。

それにしてもタイトルがあんな熱血スポ根少年マンガみたいなネーミングセンスだとは驚き。
ベタベタなこの作品中での唯一にして最大の衝撃。

『デッドプール』

FOXが作ったわりには面白いじゃん。
こじんまりした丁度イイ話の規模と、コミカルなキャラがイイ感じ。
メタネタ、映画ネタ、自虐ネタ等どれも面白いし。

ただ「X-MEN」の世界の話なので、デッドプールの誕生秘話的なのを見せられても流れが今まで散々見てきたお馴染みの誕生譚なのでちょっとダルい。
そこが片付くと後はテンポ良く進みます。

キャラ濃いけど、映画の作りは結構オーソドックスな手堅い復讐モノに仕上がってる。
もう少し無茶をやってくるかと思いきや、良くも悪くも正統派な作り。

冒頭のアクションは凄い良かった。
でもアクションはそこがピークだったのは少し残念。
予算の問題かな?
世界中でヒットしているらしいから、続編が作られるときには解消されてることでしょうきっと。

まぁデッドプールのキャラを楽しむ映画だから全編にわたってキレのあるアクションを期待するのも酷かもしれませんわ。
「シビルウォー」が直前に公開されちゃってるのも不運。

ヒロインも美人。
まさかアラフォーだとは思いませなんだ。

角刈りで全身銀色のオジサンはアメリカ人とのセンスの隔たりを感じる。
終盤戦はもうちょっと魅せるアクションを演出できなかったのかなぁ・・・。

これくらいの規模感の身近な危機に立ち向かう感じで、変に壮大にならない続編になるとイイなぁ。
そんなにアクションシーンがなくたって、お喋りしているだけで楽しいし。

『アイアムアヒーロー』

いや〜ナメてましたわ。
こりゃ凄い。
「邦画として」ではなく、「洋画邦画問わずゾンビモノとして」衝撃的だった。

予告編の段階では全く観に行く気が起きなかったけど、なんか評判がとても良いので観てみたらコレが大当たり。
このゴア描写は一見の価値ありかと。
テレビドラマの延長だったり、事務所のタレントの宣伝用だったりしがちな邦画が多い中、久々に「こういうモノが作りたいんだ!!」っていう作り手の気概を感じられた一作。
序盤の長回しとか、ラストの戦いとか最高です。

でもあの予告編で観賞意欲をそそられた層はこの内容は受け付けない気がするなぁ・・・。

キャスティングも絶妙。
大泉洋の絶妙なダメさと、丁度良い格好良さ。
そりゃ有村架純と長澤まさみに囲まれたら頑張りますわ。

岡田義徳は相変わらず最高に上手いし、久し振りに見た吉沢悠も良かった。
片瀬那奈があそこまでやるとはねぇ・・・。

ゾンビモノでは定番の投げっ放しエンドだけど、続編は作らない方がスマートな気がする。
制作陣にはこの技術と志でまた別の映画を撮って欲しいなぁ。

『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』

凄い面白かった。
ヒーローの活躍による周りへの被害とか、ヒーロー同士の対決とかちょっと前のDCの「バットマンvsスーパーマン」と被るけど、やっぱり仕上がりは段違い。
ストーリーも画作りも圧倒的。
とはいえ、シリーズが進む毎に観ておかなきゃいけない作品が増え、お祭り感を楽しむためのハードルがグングン上がっている気もする。

でも都度観ている調教されたファンには堪らないお祭り感。
全員集合シーンとかは「アベンジャーズ2」よりも有難味のあるお祭り感だった気がする。

大抵の対決モノと違って、「最初は揉めるけど結果的に和解して共通の敵を倒す」っていうのに逃げずに最後まで「vs」を貫き通したのには驚いた。

スパイダーマンの出し方も使い方も上手い。
ワンダーウーマンも見習うべきかと。
おばさんまさかのマリサ・トメイだし。
スパイダーマンとアントマンのお陰でそれ程深刻ムードな話にならずに済んでて良かったし。

一方でブラックパンサーはいまいちグッと来なかったなぁ。
何の能力を持った誰なんです?

ヴィジョンは免疫が出来たのが意外と大丈夫だった。
洋服着てたからかな?

マーティン・フリーマンとかダニエル・ブリュールとか周りが地味に豪華なのも素敵。
SWパロディが出来るのは買収された効果かと。

登場ヒーローは沢山いるけどみんなに見せ場があって、割を喰った感のある人がいないのはお見事。
相変わらず集団戦の構成は見事だし。

そんな中でもキャップはちゃんと主人公感出してたし、社長は社長で見所満載だった。
2時間半の長丁場を感じさせないクオリティでした。

『レヴェナント 蘇りし者』

エマニュエル・ルべツキちょっとヤバイだろ!?
才能の溢れ方が半端無い。
3年連続アカデミー賞もむべなるかな。
相変わらずの長回しに自然光撮影にもうクラクラきますわ。

デカプーも頑張ってた。
ちょっとむっちりした裸が気になりましたけど・・・。

トム・ハーディも良かった。
熊CGも凄かった。

でも映画としてはあんまり面白くなかったかもなぁ。
とにかく長いしテンポ悪いし。
もっと「復讐」をメインにしてるのかと思ってたらサバイバル映画だったし。
それにしてもいくらなんでもデカプー丈夫過ぎないかい?

初っ端と熊は凄まじかったけど、それがピークっちゃあピークで。
あのレベルのシーンをもう1つくらい欲しかったなぁ。

とはいえ、デカプー&トム・ハーディとルべツキの才能を堪能するだけでも十分元は取れる映画だとは思うけど。

『ボーダーライン』

流石はロジャー・ディーキンス。
画が格好イイ。

ベニチオ・デル・トロも格好イイ。
重たい音楽も格好イイ。

中盤ちょっと展開がまったりして眠くなるところも。

序盤の護送中の緊張感は凄かった。
その後も緊張感あるシーンが続くけど、ここまでヒリヒリしたシーンがなかったのは少し残念。

『ルーム』

映画の半分くらいの内容は予告編で判っちゃってるわけで。
それでもグイグイ惹きつけられるのは流石。
アカデミー主演女優賞の演技も良かったけど、子役が圧倒的。
主演男優賞にノミネートくらいされても良かったのでは?

シンプルなストーリーだし、舞台も限定的だし。
なのにとても面白い。
脚本と演技力の勝利だよねぇ。

ジィジは切ないよね。
まさかあの後二度と登場しないとは思わなかったけど。
ちょっと投げっぱなし感が・・・。
ウィリアム・H・メイシーは良かった。

話の山場を中盤に持ってきているからラストに猛烈なカタルシスとかはない。
でもオープニングと対になったエンディングは美しい。

『本能寺遊戯』高井忍

本能寺遊戯 (創元推理文庫)
歴史ミステリー。
女子高生の歴史談義の割には、資料を引用しまくりのかなり硬派な作り。
引用した結構長い文章がいわゆる古文であっても必ずしも現代語訳をしてくれるというワケでもなくて。

トンデモ感のないタイプだけど、それでも提示される真相は面白い。
けど、小説として面白くはない。
延々資料をこねくり回しているだけだから、ずっと地の文のままでも全然問題ないし、そもそも3人の女子高生が話を進めるための駒としての役割しかないような感じだし。

もう少し読みやすい文章にするなり、小説としての面白味を足すなりしてくれるとイイなぁ。
謎解きは面白いんだけど、お勉強の本を読んでいるようでして・・・。

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』

原題には「vs」って付いてないから予測は出来たけど、それにして予告編で使われていた「vs」っぽい映像が夢オチシーンだってのはちょっと酷いなぁ。

基本的には面白いアクション映画だったけど、そういう引っかかるシーンがちょいちょいある。

今更ブルースの両親の最期を繰り返し観させられても困る。それもスローモーションで。
ジャスティスリーグ関連の伏線はもうちょっと上手く仕込めないものなのかしらん?
長い割に要らん夢オチとか回想とかばっかりで登場人物の心理描写が雑。
突然ワンダーウーマン出されても・・・。

まぁワンダーウーマンに関しては美人が露出度高い衣装なだけで得した気がするからイイか。
突然音楽も変わって格好イイし。
でも映画的にはかなり粗くない?
作中で「ワンダーウーマン」って名前さえ出ない不親切さは如何なもんかと。
その辺をちゃんと丁寧にやってきたから「アベンジャーズ」は成功したんじゃない?

ジャスティスリーグの面々は「アメコミキャラのこういう感じのデザインが苦手」っていう人(っていうか僕)の思う「こういう感じ」ドンピシャなので今後が心配。

新バットマンはとても良かった。
ベン・アフレックのオッサン具合も格好イイし、何よりジェレミー・アイアンズの新路線アルフレッドが超素敵。
このメンバーでバットマン単品の新作作って欲しい。
ジャスティスリーグ初っ端のバトルで既に蚊帳の外なんだから、こっちに出てても活躍は厳しいって。

スーパーマンも単独作品の方がイイなぁ。
でも前作はケビン・コスナーとラッセル・クロウがいてナンボの映画だったから、そこを出さずに面白い映画になるかはアレですけども。

最近はアメコミアクション映画にも演技がウリの大物俳優が出てくれちゃう時代なんだから、ラスボスが何の魅力も無いCGクリーチャーってのはそろそろやめません?

『虚構推理』城平京

虚構推理 (講談社文庫)
この手の話で解決編が全く盛り上がらないっていうのは致命的では?
なんかテンポが良くない気がするワケで。

普通に事件が起きて、探偵役が登場して、捜査して悩んで解決っていうオーソドックスなミステリーじゃないけれど、作中のルールには従って話は進むし、そのルールもちゃんと説明される。
でもそのルール説明がクドイ。
定期的に同じような説明が挟まるのはページ数稼ぎか?

色んな推理をこねくりまわす終盤。
出てくる仮説がどれもそんなに魅力がない。
そしてこの仮説も同じコトを2度も3度も繰り返すテンポの悪さ。

登場人物も作者の都合のためだけに用意されたような薄っぺらい感じ。
九郎の特殊能力なんて作者が読者に対して推理の説得力を持たせるためだけに必要とされていて、作中だと別にあってもなくても話が進む能力に見える。

「本格ミステリ大賞受賞」と書かれた帯に負けました・・・。

『モンスターハンタークロス』

モンスターハンタークロス
番外編?
ハンターのアクションが派手になりまして、ストーリーはほぼゼロになりまして、過去のモンスターや村やキャラが色々出てきまして。
そんなお祭りゲーム。

ストーリーは有ってないようなものだけど、懐かしのキャラから色々依頼されるのは楽しい。

武器は増えてないけど操作感がそこそこ手を入れられているから新鮮。
お馴染みモンスターもちょっと変更点があったり新鮮。

でもこの仕様なのに採集・納品クエストが大量にあって鬱陶しい。
モンスターを狩るコトに特化しちゃって良かったんじゃないの?
番外編なんだから、もうちょっと小型雑魚モンスターもウザくない仕様に変更してみても良かったんじゃないの?

武器の強化も手を出しにくい仕様になっちゃってたり。

イイ感じのチューニングになっているところもあれば、アレな感じになっちゃってるところもあって。
今後に期待したいところだけれど、そもそももうモンハン自体に結構食傷気味だったりして。
かうんたぁ
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