時間の無駄と言わないで

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『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』

凄い面白かった。
ヒーローの活躍による周りへの被害とか、ヒーロー同士の対決とかちょっと前のDCの「バットマンvsスーパーマン」と被るけど、やっぱり仕上がりは段違い。
ストーリーも画作りも圧倒的。
とはいえ、シリーズが進む毎に観ておかなきゃいけない作品が増え、お祭り感を楽しむためのハードルがグングン上がっている気もする。

でも都度観ている調教されたファンには堪らないお祭り感。
全員集合シーンとかは「アベンジャーズ2」よりも有難味のあるお祭り感だった気がする。

大抵の対決モノと違って、「最初は揉めるけど結果的に和解して共通の敵を倒す」っていうのに逃げずに最後まで「vs」を貫き通したのには驚いた。

スパイダーマンの出し方も使い方も上手い。
ワンダーウーマンも見習うべきかと。
おばさんまさかのマリサ・トメイだし。
スパイダーマンとアントマンのお陰でそれ程深刻ムードな話にならずに済んでて良かったし。

一方でブラックパンサーはいまいちグッと来なかったなぁ。
何の能力を持った誰なんです?

ヴィジョンは免疫が出来たのが意外と大丈夫だった。
洋服着てたからかな?

マーティン・フリーマンとかダニエル・ブリュールとか周りが地味に豪華なのも素敵。
SWパロディが出来るのは買収された効果かと。

登場ヒーローは沢山いるけどみんなに見せ場があって、割を喰った感のある人がいないのはお見事。
相変わらず集団戦の構成は見事だし。

そんな中でもキャップはちゃんと主人公感出してたし、社長は社長で見所満載だった。
2時間半の長丁場を感じさせないクオリティでした。

『レヴェナント 蘇りし者』

エマニュエル・ルべツキちょっとヤバイだろ!?
才能の溢れ方が半端無い。
3年連続アカデミー賞もむべなるかな。
相変わらずの長回しに自然光撮影にもうクラクラきますわ。

デカプーも頑張ってた。
ちょっとむっちりした裸が気になりましたけど・・・。

トム・ハーディも良かった。
熊CGも凄かった。

でも映画としてはあんまり面白くなかったかもなぁ。
とにかく長いしテンポ悪いし。
もっと「復讐」をメインにしてるのかと思ってたらサバイバル映画だったし。
それにしてもいくらなんでもデカプー丈夫過ぎないかい?

初っ端と熊は凄まじかったけど、それがピークっちゃあピークで。
あのレベルのシーンをもう1つくらい欲しかったなぁ。

とはいえ、デカプー&トム・ハーディとルべツキの才能を堪能するだけでも十分元は取れる映画だとは思うけど。

『ボーダーライン』

流石はロジャー・ディーキンス。
画が格好イイ。

ベニチオ・デル・トロも格好イイ。
重たい音楽も格好イイ。

中盤ちょっと展開がまったりして眠くなるところも。

序盤の護送中の緊張感は凄かった。
その後も緊張感あるシーンが続くけど、ここまでヒリヒリしたシーンがなかったのは少し残念。

『ルーム』

映画の半分くらいの内容は予告編で判っちゃってるわけで。
それでもグイグイ惹きつけられるのは流石。
アカデミー主演女優賞の演技も良かったけど、子役が圧倒的。
主演男優賞にノミネートくらいされても良かったのでは?

シンプルなストーリーだし、舞台も限定的だし。
なのにとても面白い。
脚本と演技力の勝利だよねぇ。

ジィジは切ないよね。
まさかあの後二度と登場しないとは思わなかったけど。
ちょっと投げっぱなし感が・・・。
ウィリアム・H・メイシーは良かった。

話の山場を中盤に持ってきているからラストに猛烈なカタルシスとかはない。
でもオープニングと対になったエンディングは美しい。

『本能寺遊戯』高井忍

本能寺遊戯 (創元推理文庫)
歴史ミステリー。
女子高生の歴史談義の割には、資料を引用しまくりのかなり硬派な作り。
引用した結構長い文章がいわゆる古文であっても必ずしも現代語訳をしてくれるというワケでもなくて。

トンデモ感のないタイプだけど、それでも提示される真相は面白い。
けど、小説として面白くはない。
延々資料をこねくり回しているだけだから、ずっと地の文のままでも全然問題ないし、そもそも3人の女子高生が話を進めるための駒としての役割しかないような感じだし。

もう少し読みやすい文章にするなり、小説としての面白味を足すなりしてくれるとイイなぁ。
謎解きは面白いんだけど、お勉強の本を読んでいるようでして・・・。

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』

原題には「vs」って付いてないから予測は出来たけど、それにして予告編で使われていた「vs」っぽい映像が夢オチシーンだってのはちょっと酷いなぁ。

基本的には面白いアクション映画だったけど、そういう引っかかるシーンがちょいちょいある。

今更ブルースの両親の最期を繰り返し観させられても困る。それもスローモーションで。
ジャスティスリーグ関連の伏線はもうちょっと上手く仕込めないものなのかしらん?
長い割に要らん夢オチとか回想とかばっかりで登場人物の心理描写が雑。
突然ワンダーウーマン出されても・・・。

まぁワンダーウーマンに関しては美人が露出度高い衣装なだけで得した気がするからイイか。
突然音楽も変わって格好イイし。
でも映画的にはかなり粗くない?
作中で「ワンダーウーマン」って名前さえ出ない不親切さは如何なもんかと。
その辺をちゃんと丁寧にやってきたから「アベンジャーズ」は成功したんじゃない?

ジャスティスリーグの面々は「アメコミキャラのこういう感じのデザインが苦手」っていう人(っていうか僕)の思う「こういう感じ」ドンピシャなので今後が心配。

新バットマンはとても良かった。
ベン・アフレックのオッサン具合も格好イイし、何よりジェレミー・アイアンズの新路線アルフレッドが超素敵。
このメンバーでバットマン単品の新作作って欲しい。
ジャスティスリーグ初っ端のバトルで既に蚊帳の外なんだから、こっちに出てても活躍は厳しいって。

スーパーマンも単独作品の方がイイなぁ。
でも前作はケビン・コスナーとラッセル・クロウがいてナンボの映画だったから、そこを出さずに面白い映画になるかはアレですけども。

最近はアメコミアクション映画にも演技がウリの大物俳優が出てくれちゃう時代なんだから、ラスボスが何の魅力も無いCGクリーチャーってのはそろそろやめません?

『虚構推理』城平京

虚構推理 (講談社文庫)
この手の話で解決編が全く盛り上がらないっていうのは致命的では?
なんかテンポが良くない気がするワケで。

普通に事件が起きて、探偵役が登場して、捜査して悩んで解決っていうオーソドックスなミステリーじゃないけれど、作中のルールには従って話は進むし、そのルールもちゃんと説明される。
でもそのルール説明がクドイ。
定期的に同じような説明が挟まるのはページ数稼ぎか?

色んな推理をこねくりまわす終盤。
出てくる仮説がどれもそんなに魅力がない。
そしてこの仮説も同じコトを2度も3度も繰り返すテンポの悪さ。

登場人物も作者の都合のためだけに用意されたような薄っぺらい感じ。
九郎の特殊能力なんて作者が読者に対して推理の説得力を持たせるためだけに必要とされていて、作中だと別にあってもなくても話が進む能力に見える。

「本格ミステリ大賞受賞」と書かれた帯に負けました・・・。

『モンスターハンタークロス』

モンスターハンタークロス
番外編?
ハンターのアクションが派手になりまして、ストーリーはほぼゼロになりまして、過去のモンスターや村やキャラが色々出てきまして。
そんなお祭りゲーム。

ストーリーは有ってないようなものだけど、懐かしのキャラから色々依頼されるのは楽しい。

武器は増えてないけど操作感がそこそこ手を入れられているから新鮮。
お馴染みモンスターもちょっと変更点があったり新鮮。

でもこの仕様なのに採集・納品クエストが大量にあって鬱陶しい。
モンスターを狩るコトに特化しちゃって良かったんじゃないの?
番外編なんだから、もうちょっと小型雑魚モンスターもウザくない仕様に変更してみても良かったんじゃないの?

武器の強化も手を出しにくい仕様になっちゃってたり。

イイ感じのチューニングになっているところもあれば、アレな感じになっちゃってるところもあって。
今後に期待したいところだけれど、そもそももうモンハン自体に結構食傷気味だったりして。

『ぼくらの近代建築デラックス!』万城目学・門井慶喜

ぼくらの近代建築デラックス! (文春文庫)
作家2人が近代建築を見物してお喋りする本。
建物についてだけでなく、その時代の話、建築家の話、関係ない話と色々楽しい。
写真もいっぱい。

東京、横浜、京都、大阪、神戸、おまけで台湾の近代建築めぐり。
東京駅みたいな超メジャースポットから、灯台みたいな渋いところまで。
その建物を知ってても知らなくても本としてとても楽しいけれど、やっぱり取り上げられてる地域に住んでいる人が読むと面白さ倍増だとは思う。
ちょっとでも興味を持ったらサクッと見に行けるしね。

読み終わると外出時にコレに載っていなくても近代建築を見かけるとちょびっと興味が湧くようになります。

『戦国BASARA4 皇』

戦国BASARA4 皇
いわゆる完全版商法。
無印版にストーリーとプレイアブルキャラを追加。

無印版は結構へっぽこな出来でして。
でも次世代機に移っての完全版商法だし、制作側も結構手を加えたとか言ってたし。

でも蓋を開けたら何も良くなってなくて。
欠点はそのままに、「戦国ルーレット」っていう改悪システムが搭載されるっていう困った感じ。

まぁプレイアブルキャラの追加はイイけれど、それに伴って追加されたストーリーはたいして面白くもないし、そもそも「〜4」のストーリーの見せ方がつまらないし改善されてないし。

あ、次世代機になったけどグラフィックは大差ない。

アカデミー賞

ジョージ・ミラーとスタローンに獲って欲しかったなぁ。
でもノミネートでも大したもんです。
やっと時代がスタローンに追いついた。

あとデカプーおめでとう!

『ヘイトフル・エイト』

2時間48分もある。
起承が物凄〜く長い。
ストーリーが何処に向かっているのかよく判らないし、何も起きないし、ずっと話が前に進まない会話をしているし。
それがタランティーノ映画じゃんと言われればそれまでだけど、それにしたって長いよ。

転から途端に面白くなるんだから勿体ない。
100分くらいにまとまらなかったものかね?
もしくは後半の雑な感じをもうちょっと丁寧に尺をとって作るとか。

先の見えなさとか無駄話とか、それがタランティーノらしさだといえばそれまでだけど、今回は悪い方に出ちゃってる気がする。
前作の「ジャンゴ」が物凄く良かったから期待しちゃったってのもあるかもなぁ・・・。

ミステリー要素があんな感じだったのは別にどうでもイイです。
タランティーノだし。
ただ、前半からグイグイきてあのオチだ「やっぱりそんな感じになるのかよ〜(笑)」と好意的になれたのに、前半がグダグダしてるからちょっと宣伝のやり方が汚く見えてしまう。

結構出番あったんだからO.B.もカウントして「ヘイトフル・ナイン」にしてあげれば良かったのに。
ってかそもそも何でカウントされてないの?

個人的にはカート・ラッセルがとても良かった。
あと音楽も良かった。
サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、エンリオ・モリコーネっていう今が2016年なのを忘れる組み合わせは素敵。

タラちゃん本人がボンクラな死に方を披露してくれなかったのは残念。

『ゼロからトースターを作ってみた結果』トーマス・トウェイツ

ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)
200頁の本なのに800円もするのはカラーだから。
小説じゃないし。

大学の卒業制作でトースター作り。
金属は鉱山から掘り出して製錬して・・・、っていう本当にゼロから。
写真もたくさん載ってるし、文章も軽くて読みやすい。
紙でブログを読んでる感じ。

DIYモノ(?)としても紀行文としても楽しいし、現代経済の在り方へ一石を投じてもいる。

変に重たい内容で「今、地球環境が・・・」みたいな主張をされるより、こういう方がちょっと考えてみようかという気になる。

『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』

ペルソナ4 ダンシング・オールナイト
音ゲー。
ディスコサウンド限定音ゲー。

普通に遊べるけど、何度もやり込む程面白いかと言われると別に・・・。

ストーリーはボリュームあるしフルボイスだし。
キャラの3Dモデルも綺麗に出来てるし衣装も沢山ある。
音ゲーとしてよりも、良く出来たキャラゲーとしてみるべきかと。

キャラが歌うワケでもないのに曲毎にキャラが固定なのはちと残念な気がする。

『X-ミッション』

スタントは凄いね。
ロケ地の自然も素晴らしい。
でもそれだけというか、他がちょっとお粗末過ぎるというか・・・。

何の映画なのか判らないくらいにスタントばっかり猛烈プッシュしてた時点で予想はしてたけど、それにしたってストーリーが雑だし面白くない。
スタントシーンが始まったら起こしてもらえればイイくらいのもんです。

が、スタントシーンもちょっとどうかというところがありまして。
決死のスタントが全然ストーリーに絡まない。
誰かを追いかけるワケでも、誰かから逃げるワケでもない。
お宝に辿り着くまでの秘策とかそういうワケでもない。
ただスタントのためのスタントだから盛り上がりに欠けるかと。

で、さらにスタントしか売りのない映画だから1つ1つが長い。
最初のインパクトは確かに物凄いけど、話に絡まないスタントを延々見せられても眠くなってくる。
環境ビデオみたいなもんじゃん。

あと実際にやってるコトは凄いんだろうけど、「え、そこでカット割っちゃう?」とか思っちゃうところがちょいちょいあったのは残念。

サーフィンシーンは迫力あったね。
「スパイ・レジェンド」のアイツが主人公でちょっと嬉しかった。

そして流石に「CG不使用」ってのは言い過ぎかと。

エンドロールの長さが一番未体験ゾーンだった。
ちょっと寝ちゃったけど、起きてもまだエンドロールが続いてた。

頑なに「ハートブルー」のリメイクってのを隠してたのは、やっぱりこういう出来だったからなのかねぇ?
かうんたぁ
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