涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
結構前に随分と流行っていたので、今になって読んでみようかと思い立ちまして。
ライトノベルを読むのなんて15年ぶりくらいでしょうか。
当時読書があんまり好きじゃなかった僕は絵の多さに惹かれたワケです。
で、時は流れたもののやっぱりライトノベルは絵が沢山。
まぁコレはそういうモノですからね。
普段この手の本を読まない人間にはレジに持ってくのが恥かしい表紙も仕方ありません。こういうモノだと割り切りましょう。
僕はアマゾンで買いましたけど・・・。

アニメ化されたり漫画化されたりしたそうだけど、どれも未体験。
高校生が制服を着て踊っているイメージしかなかったので、てっきり学園ラブコメかと思ってた。
その印象は一概にハズレというワケでもなかったけど、こう来るとは思わなかったよ。
そういう先入観がある人ほど、この展開には驚くのではないかと。
久々のライトノベルというコトも相まって中々新鮮な読書体験でした。

無個性な主人公で、主人公の一人称視点で話が進み、さらに主人公の台詞も殆ど地の文で表現。
小説を読んでいるというよりはむしろノベル形式の恋愛ADVゲームをプレイしているかのよう。

国語表現として如何なものかと思う箇所も若干あるけれど、全編主人公の一人称視点だからそんなに気にならない。
ただその一方で、主人公の台詞が括弧で括られていない場合が多いからそれが台詞なのか、それとも思考なのかが判りにくい。

話の締め方が慌しいというか唐突というか。
回収してない伏線たちは次巻以降で回収ってコトかい?
「涼宮ハルヒシリーズ」としてならこういうまとめ方でもイイかもしれないけど、「涼宮ハルヒの憂鬱」単品で見るとビミョーな感じも否めない。面白かったからこそそこが残念。
あと何作か読んだ方がイイのかな?

以下ネタバレあり。
神人のカラー挿絵は冒頭から凄まじいネタバレなのでは?
そりゃカラー頁は纏めないといけないのかもしれないけどさぁ、ライトノベルのこういうところって結構読書の楽しみを削いでると思うよ。

SFになるとは思わなかった。
それも結構ちゃんとした(風味の)SF。
でもこの学園ラブコメと思わせておいて実は、ってネタは次回以降使えないよね。
次からは真っ向からSFで勝負するのかな?

「彼女が望んだから世界は出来た」みたいなコトを言ってたけど、そういうのを何処かで読んだ気がするんだよなぁ・・・。
割と古典的なSFだったと思うんだけど。
何だったかなぁ?