映画館で泣いちゃった。
でも邦画にありがちな重い病気か人死にで泣かせるタイプじゃなかった。
そもそも特攻隊っていうあざとく狙っていけば幾らでも涙を搾り取れる題材なのに結構淡々とした映画だったもん。

ストーリーに感動するというよりも、自分の祖父母のコトを考えて涙する感じ。
戦中派と同居してた身からしたら終盤の夏八木勲の台詞は涙なくしては聴けないって。
それまでの上映時間の全てがあの台詞に重みを出すために存在しているようなもんですわ。

あとオッサン俳優陣がとてもイイ。
中でもとにかく夏八木勲が最高でした。
橋爪功も山本學も田中泯もそれぞれに良かった。
殆ど動かない台詞だけの芝居でコレだけグッと来させるベテランの迫力は凄いね。
平幹二朗がまさかのチョイ役だったけど、あれもまぁ色んな意味で強烈なインパクトあったし。

オッサンパートはそれぞれにグッと来るんだわ。
あ、平パートは別かな。

で、それぞれのオッサンの若い頃パートも迫真の演技で良かった。
岡田准一も良かった。
オッサンたちの熱い思いにしっかり応えられる宮部がちゃんといた。

映画としては粗いところもチラホラあったけど、まぁそこはきっと長い原作を端折ったから仕方なかったところなのでしょう、と思うことにします。
ただ、終盤のアレ要る?
アレを見る限り、粗さは原作じゃなくて監督に起因している気がしなくもない。

エンドロールも邦画なのにちゃんとしたタイアップ曲で、サザンがあんまり好きじゃない僕でも映画の内容とあいまって目頭が熱くなった。

そういえば上田竜也が出演していた。
バーター出演感がここまで前面に出ているキャスティングも珍しい。