韓国映画だけど台詞は殆どが英語。
キャストもクリス・エヴァンス、ジェイミー・ベル、ジョン・ハート、ティルダ・スウィントン、エド・ハリスっつうハリウッドの凄まじい面子を揃えてます。
まあCGは大したコトないし、突っ込みどころ満載の甘めの世界設定だったりするけど、こういうのを作っちゃおうっていうやる気に恐れ入っちゃいます。
監督がポン・ジュノでメインどころがソン・ガンホだけど、目線は完全に世界に向いてるもん。
実際今まで韓国映画をお金払って観たコトなかたった僕が劇場に足を運んでるし。
日本が「ガッチャマン」作ってるときにコレだもん。
こりゃ邦画は当分勝てないなぁ・・・。

「映画」というよりは「テレビゲーム」っぽいけど、詰めの甘々な設定にさえ目をつむれば中々どうして面白い。
色んな甘さは豪華俳優陣が有耶無耶にしてくれます。
「ロケーションが全然変わらないなぁ・・・」ってときにはジョン・ハートやティルダ・スウィントンが、猛烈な中弛みがピークに達したところではエド・ハリスがカバーしてくれます。

特にティルダ・スウィントンとエド・ハリスがいなかったら結構大変なコトになってたと思う。
ティルダ・スウィントンの原型を留めていないくらいの怪演が見ててとても楽しい。
序盤からこの人が出てくるから、中盤の何ともファンタジックな世界観にもついて行ける。

エド・ハリスも伏線回収のための猛烈な説明台詞を延々喋るんだけど、貫録ありまくりで格好イイ。
素敵な声に聴き惚れる始末ですよ。
上手い人だと説明台詞もそう感じさせない。

ドラマは薄いし、設定も粗いけど、とにかく豪華キャストの競演を観てるだけで楽しい。
あと何よりもやっぱり制作側の気概が伝わってくる一本かと。

ただ、最下層からの革命の話のはずなのに、観てる側が「最下層車両なんて汚いし反乱するし切り捨てちゃえばイイじゃん」と終盤まで感じちゃうのは如何なものかと。
ボスがエド・ハリスのせいで、余計に悪役の主張の方が説得力があるような気がしてくるし。
他の何処が甘くても、ここだけは甘く作っちゃダメなところだったんじゃないのかなぁ?

あと、あのラストは何かスッキリしないというか。
バッドエンドじゃん。