まさかの実写版。
つまらないコトを確認するために観に行ったはずなんだけど、まさか大幅に予想を上回ってくるとは・・・。
一番つまらなかった頃のテレビスペシャルの方がまだ面白い。

小栗旬は頑張ってた。
凄い頑張ってた。
「その衣装で山田康雄っぽい喋り方で、それで果たして実写化する意味あるのか?」と思わなくもないけど、ちゃんとルパンに見えたし。

次元も現代で実写化するならこういうアレンジもありだと思う。むしろアレンジとしては理想形ではないかと。
黒木メイサも何だかんだ初期の不二子に見えてくるし、綾野剛も見た目は一応我慢は出来る。
浅野忠信の銭形はまるで駄目だったけど、レギュラー5人のうち3人がイイ感じならキャスティングに関してはかなり上出来だと思う。

が、他がもうどうにもこうにも酷い。
才能のない脚本家と、枯れちゃった監督がタッグを組んじゃそりゃロクな映画にならない。

まず恐ろしいほど話がつまらない上に、長い。
ワクワクもドキドキもない。
練った計画も巧妙な罠もない。
洒落た台詞もない。
笑いも涙もないダラダラが130分も続く。

アクションも見づらい。
寄りまくりだし、カット割りまくりだし。
アクションを撮れないならもう北村龍平に撮れるモノなんでないじゃん。

ギャグは尽く滑るし、ちょいちょい「アニメの『ルパン三世』は観たコトないけど、コレが名台詞なんだろ?」的なのが出てくるし。
悪役の造形とか何十年前のセンスだ?
五ェ門の出来がかなりイマイチなのも俳優のせじゃないと思うよ。
マイケルのせいでかなり次元が割を喰ってる。
ってかレギュラー陣もきちんと描けていないのに沢山仲間増やし過ぎじゃない?
逆かな?レギュラー陣だけじゃ話を書けないからあえて水増ししたのかな?
たぶん「ルパン三世」って作品自体には全く思い入れがないであろう山本又一朗と北村龍平の奇跡のコラボ、悪い意味で1+1が3にも4にもなってる気がする。

音楽も大野雄二を使えないなら新しい路線にすりゃイイのに、変にそれっぽいのを作ろうとするから偽物感が拭えない。
作曲も選曲もアニメ版に比べるとだいぶセンスが足りないなぁ。

日本語吹替版だったらしくて、日本人出演者は自分でアフレコしてた。
浅野忠信アフレコ下手過ぎじゃない?

山田優のカメオ出演とか日本酒の銘柄が「龍平」だとか色々細かいネタ仕込んでるけど、他にもっとするコトあるだろ?
アニメの実写化云々の前に、映画として恐ろしい程つまらない。
ある意味生涯の五指に入る作品でした。