後半戦。
前半で話が全然進まなかったけどどうするのかと思ったら、かなり大胆なアレンジに。
十本刀は他と衣装が違うだけの雑魚キャラに。
まあ時間がないから仕方ないわな。
でもストーリーのアレンジ部分で結構な尺を使っているのは余り効果的には見えなかった。
悪役の人物設定を安慈の説明台詞のみでサラッと片すのも如何なものかと。

蒼紫もこのアレンジなら無理に出さなくても良かったような・・・。
前作で「2時間かけて結局会えず終いかよ(笑)」っていうお間抜けキャラだったけど、今回は今回で「お前来ちゃったのかよ(笑)」と別ベクトルで笑を取りにくる。

基本的には前半と同じ感じの作り。
佐藤健のキレッキレの殺陣が100万点で、ドラマパートがとってもダルい。
この辺はアレンジしてても変わらず。

佐藤健は長回しの殺陣とか、色んな相手とのバトルとかとても眼福。
剣心戦だけは蒼紫も格好良かったし。
宗次郎戦も前回の方が良かった気もするけど何だかんだ見応えたっぷり。
ワンカット長回しの集団戦はグッとくる。

比古清十郎、殺陣は新鮮。
でもちょっと喋ってチャンバラしての繰り返しで何が修行かよく解らないのと、お喋り部分が面白くない。
というか、序盤のダルさが半端ない。
横になってる剣心、横になってる薫、横になってる翁の連続。
師匠とのチャンバラシーンだけが頼りでした。
福山雅治は貫録あったし良い配役かと。

志々雄は原作再現度高めで嬉しかった。
方治の変態チックな感じは見てて楽しい。

左之助要らなかったんじゃない?
見せ場ないし。
「早くやられちゃわないかなぁ」と思わせる味方キャラは中々いないかと。
佐藤健の殺陣の後だと厳しいヌルさかと。
アクション駄目な江口洋介は相応の出番だったのに、こっちは出まくり。
僕の好みの問題なのかなぁ?

アクションパートだけで十二分に元が取れるというか、アクションパート以外はしょっぱい出来というか大分粗い仕上がりの脚本。
原作準拠部分は端折り過ぎだし、オリジナル部分はワケ分からんし。
ただ、確かに原作キャラ出し過ぎて捌けなくなってるけど、このレベルで映画としてのクオリティと原作愛とを両立させてる実写化ってのはそんなにお目にかかれないと思う。
それに幅広い層が楽しめるエンタメアクション時代劇としては最高峰だとも思う。

いっそこのアクション監督と佐藤健でオリジナル時代劇作って欲しいなぁ。