80過ぎのおじいちゃんが撮った、爆発もアクションもない映画がこんなに面白いなんて。
ストーリー自体は割とベタだし地味な展開だし。
そもそもフォー・シーズンズってのが地味だし。
でも面白いのよ。
見せ方の問題かねぇ?
クリント・イーストウッドの外さない感じはホント凄いよね。

「君の瞳に恋してる」は勿論知ってたし、他の曲も聴いたコトくらいはあった。
でもそれがフォー・シーズンズの曲だってのは知らなかったし、そもそもフォー・シーズンズを知らなかった。
だからこそ地味な話の展開もいちいち楽しめたのかも。
元をよく知らない上に、メインキャストも知らない人たちばっかりだったからすんなり話に入り込めた。

そんな中での唯一のスター俳優のクリストファー・ウォーケンは流石の貫録で格好良かった。
画面が締まるよね。
舞台を意識したラストも格好良かったから、もうちょっと踊るウォーケンを映してくれても良かったのでは?

「君の瞳に恋してる」が一番の大ネタであろうコトは判り切ってるんだけど、それでもあの演出は熱い。
ここで来るぞと判っていてもグッと来る。
あとロックの殿堂からの畳みかけるラストも堪らん。
基本的に淡々と進みながらも、だからこそ、要所要所での盛り上がりが素敵。

ただ、地味だし淡々としてるんだけど凄ぇ面白いんだわ。
不思議。

主演のソロは勿論、グループでのコーラスワークも素晴らしい。
話が地味でも歌パートがコレだけドラマチックならむしろ丁度良いバランスなのかも。

16歳ってのは流石にどうなのよ?と思うけど、そこさえ乗り切れば晩年まで違和感なく1人で演じきっててイイ感じ。
16歳っぽさを切り捨てたからこそ、ロックの殿堂シーンが光ると思うし。

突然のタモリ倶楽部とジョー・ペシには驚いた。
人に歴史ありだね。