J・K・シモンズはそりゃオスカー獲るわ。
もうサイコっぷりが堪らない。
罵声飛ばしたり、ピリピリと指導したりと目が離せない。
音楽学校の先生なのにハートマン軍曹みたいだもん。
テンポとか音程とかに対して先生は超怒ってるけど、観てるこっちは果たして何がダメだったのかが全然解らないってのも狂気を増してる一因かと。

ジョン・キューザック似の主人公も段々サイコに染まっていくし、全編の不穏な緊張感がとてもイイ感じ。
数少ない他の登場人物も漏れなくこの2人のサイコ感の引き立て役。
あんなに可愛らしいニコルも出番は少ない。
勿体ないけど、ハゲとキューザックを楽しむ映画だから仕方ない。

ジャズ版「巨人の星」的な感じのよくあるスポ根モノかと思いきや、全然違う方向に話は転がっていき、「ラスト9分19秒」に何かあるぞと予告されてたのに度肝を抜かれる始末。
俳優の演技も凄まじいけど、話もとても面白い。
いやはや凄い映画だ。

最初は『何が「セッション」何だろう?』って思うけど、観終わると確かにセッションしてる映画で、珍しく上手い邦題付けたなぁと。

衝突事故シーンは良く出来てビビった。

エンドロールへの入り方は屈指の美しさだと思う。