バキバキにこだわった画作りで、かつてのノリの007を撮るっていう面白いバランス。
ダニエルボンドは変化球ばっかりですなぁ。
まぁ毎回違うアプローチなのは好きですけども。

でも微妙に思い切りの足りない荒唐無稽さなのがちと残念。
そのせいで粗い脚本が目立つ気がする。
ギネス級の爆発は何が原因で起きたのかよく判んないし、そもそも拷問されてからの方が強くなってるし。
サム・メンデスがもっと思い切りよくバカ演出に振り切れてれば気にならなかっただろうになぁ・・・。

ガンバレルシークエンスとかギミック付のボンドカーとか変な名前のボンドガールとかがむしろ新鮮ですわ。

クリストフ・ヴァルツを折角起用したのにちょっと勿体ない使い方だったかな。
ジュディ・ディンチがずっとMを演ったように、ずっとオーベルはウザーを演ったりするのかな?

モニカ・ベルッチはもっとどうでもイイ役だったけど、メインじゃないボンドガールって大体こんなもんだったよね?
たまたまそこに有名どころがキャスティングされただけだよね。

いくらダニエル最終作の可能性があるからって、今までのを無理やり全部繋げなくてもイイのになぁ。

シリーズのオマージュが山のように出てくるけど、25作目でやった方が良かったんでない?

長さを感じさせない程度には普通に面白かった。
っていうかそもそも「普通に面白い」ってのが007シリーズだった気がするワケで、ちゃんとそこに着地させた点ではとても意義深い一作かと。

しかし「ママ」が「パパ」になっただけで、基本的には前作と同じ話じゃないかコレ?