樋口真嗣監督を筆頭に「進撃の巨人」のスタッフ勢揃い。
キャストも勢揃い。
そりゃ不安にもなりますがな。

でも蓋を開けたら超面白かった。
やっぱり庵野秀明を読んだのが大きいんですかね?
特撮監督としては樋口真嗣は超優秀なんだし。
今回は庵野秀明もちゃんと1本で完結する話を書けさえすればこちらも超優秀なわけで。

庵野秀明は脚本は書くけど「総監督」ってのは名前貸しみたいなものかと思ってたけど、映画はが始まってすぐにガッツリ関わっていることが解る画作り。
もう濃厚な庵野臭がプンプンです。

エンタメ映画としても面白いし、「ゴジラ」で扱うべき問題提起もしっかりしてる。
最初のゴジラが敗戦と原爆だったけど、今回は3.11と原発って感じになっていて、ちゃんと2016年の今作る意味のあるゴジラになってる。
CGでは完敗したハリウッド版だけど、「ゴジラらしさ」では圧勝だと思う。
まぁ「VSシリーズらしさ」ではないから、怪獣プロレスが好きな人にはビミョーかもしれないけど。

伊福部昭の曲が流れまくりなのはテンション上がる。
聴きたいのが全部使われてる。
でも当時のまんま流してて、それまでの劇伴と音質も違えば曲調も違うので文脈の判らない人には違和感しかない気もする。

その一方でエヴァの曲もそのまま使われてる。
伊福部音楽が使われるのとはだいぶ趣が違うと思う。
別に劇伴として合ってないワケではないのだけれど、音楽に鷺巣詩郎を起用してるのならそこは新曲を書かせないと。

集めまくった俳優陣はとてもイイ感じ。
チョイ役ですら端から豪華。
石原さとみだけはもう少しどうにかならなかったものか・・・。

ゴジラ関連の情報は良くぞ公開まで隠しきったなと。
中の人が野村萬斎なんてのは些細なこと。
公開が近付いても使われる映像の増えない予告編はそのためだったのかと納得。
これは知らずに観たときの衝撃が凄まじい。

エンドロールは伊福部音楽で堪りません。
途中退場する人がごく僅かでした。
まぁこの内容でこのエンドロールじゃ立ち上がれませんわ。