いや〜凄いね。
面白いの何のってもう。
戦争映画で戦争の悲惨さを描いているのに、それでも面白いっていう。
コメディとして作った映画でもここまで笑い声が聞こえてくるって滅多にないかも。

昭和一桁生まれの日常アニメみたいな感じ。
細かい日常の積み重ねだから、全体を通しての起承転結は薄味。
でもそこはそれ。
早い展開をしつつちょいちょい「○年○月」ってのが明示されまして。
観客全員が知ってる「結」に向けて勝手にこちらが補完していくから全然問題なくて。

当時の普通の日常がホント面白い。
で、その積み重ねがあるから終盤がホント悲しい。
戦争が始まっても笑いはある庶民の日常だからこそ尚悲しい。

大きな映画館にはかかってないけど、でもやっぱり劇場の音響効果が絶大で。
空襲とかちょっと泣きそうになるくらい怖い。

で、主演ののんですよ。
素晴らしい。
冒頭数分こそ「うわぁ、そのまんまじゃん・・・」と思ったけど、すぐにシンクロしだして「のん=すずさん」になる。
すずさんの愛嬌も、この映画の笑い所ものんの功績は偉大です。
キャスティングした側も、された側も凄ぇよ。
「ありゃ〜」とか超可愛いし。

のんに限らずどのキャラも当て書きレベルの適材適所。

アニメーション技術も、ストーリーも、芝居も演出も何もかもが高いレベル。
今年ベスト級は勿論のこと、生涯ランキングに食い込む出来ですわ。
終始笑いに包まれて、拍手で終わった素晴らしい映画。

うちの祖母もすずさん世代。
色々考えさせられる。