1、大規模延焼火災から命を守るための取り組みについて。3年半前までの現職時代に、茅ヶ崎市のクラスター対策についていろいろな提案をさせていただき、軽可搬ポンプの配備、ホース格納箱の配備等を行っていただきました。しかし、想定外をなくし市民の命を守るためには、まだまだいろいろな試行錯誤が必要だと思います。その一つが防火水槽の増強ですが、コストの壁があり、なかなか整備は進んでいません。しかし、先日の消防署と消防分団の遠距離送水訓練は有効なものだと思いますし、師走の忙しい中、多くの消防団の方々の参加で行われ、感謝するとともに、評価をいたします。
さて、昨年の浜須賀地区の市民集会で、私は自主防災会の会長として、災害時の踏切問題について故服部市長に質問をさせていただきました。つまり、南口は広域避難場所の茅ヶ崎ゴルフ場を有しますが、津波の危険性及び松が多いことから、火災旋風等が発生した場合に、本当に広域避難場所として機能するか疑問な部分があります。また、一中通りの東側の消防力は、小和田出張所の配備の消防車3台と第12分団がカバーをしていただいているのですが、12分団の消防車は線路の北側にあり、震災が発生したときには、踏切が閉まってしまうと南下することができません。この地区の消防力が他の地区と比べて足らないことは明白です。補完として平和町公園に100トン水槽があり、軽可搬ポンプも配備していますが、地元での訓練は行われておりません。また、各地に配備をいただいたホース格納箱も、実際震災が発生した時刻より30分から1時間で、漏水のおそれがあるため、貯水池でストップをされる予測がされています。
ところで、7年前の東日本大震災のとき、電車の本数が少ない時間帯でしたが、震災発生時は市内の踏切は閉まっておりました。このような状態になった場合の選択肢として、私たち浜須賀地区の住民が北側の茅ヶ崎高校やTOTO等の広域避難場所に逃げようとした場合、幸町の地下道か辻堂駅まで行かないと線路を越えることができません。この踏切問題に対する回答は、平成24年3月に、全国の鉄道事業者や業界団体、警察庁、国土交通省を構成員とする協議会が設置されましたが、十分に安全を確保した上で踏切を渡ることは認めることができるかなどが話し合われましたが、警察庁から、閉まっている踏切に入ってはならないという、道路交通法に違反するおそれがある等、少し議論がかみ合わなかったところがあったようで、最終的には、今後、緊急輸送ルートなどに定められた幹線道路の踏切を優先して検討を進め、具体的な対策をまとめたいとされましたが、その時点でその協議会が中断されたままとなっているという回答をいただきました。そのため、今年度第1回の茅ヶ崎市議会に、大規模地震に備えた踏切対策協議会の再開及び対応策の実現を求めるための国への意見書の提出を求める陳情を自主防災会の会長として提出させていただきました。また、ことしの大阪北部地震でも長時間遮断が、救急車がふだん3、4分で到着する距離を迂回しなければならないために40分以上かかるなど、課題となりました。この問題は、鉄道事業者の対応となるため、茅ヶ崎市特有の課題というよりは、全国的な課題であると認識していますが、この課題に対する現段階での市の考え方を伺います。
市長答弁:
市域を線路が分断し、アンダーパスなど、踏切遮断時に横断可能な箇所が限定されている本市にあっては、災害時の踏切の長時間遮断は、避難経路の確保、迅速な救出、救助活動等の応急対策活動の支障となることと考えております。この踏切の長時間遮断につきましては、他市でも共通の課題であることから、神奈川県市長会を通じ、平成30年8月に神奈川県に対し、国へ働きかける要望をしたところでございます。市といたしましては、引き続き国、県に対し、災害時の踏切の長時間遮断対策の検討に向け、働きかけを行ってまいりたいと考えております。
さて、昨年の浜須賀地区の市民集会で、私は自主防災会の会長として、災害時の踏切問題について故服部市長に質問をさせていただきました。つまり、南口は広域避難場所の茅ヶ崎ゴルフ場を有しますが、津波の危険性及び松が多いことから、火災旋風等が発生した場合に、本当に広域避難場所として機能するか疑問な部分があります。また、一中通りの東側の消防力は、小和田出張所の配備の消防車3台と第12分団がカバーをしていただいているのですが、12分団の消防車は線路の北側にあり、震災が発生したときには、踏切が閉まってしまうと南下することができません。この地区の消防力が他の地区と比べて足らないことは明白です。補完として平和町公園に100トン水槽があり、軽可搬ポンプも配備していますが、地元での訓練は行われておりません。また、各地に配備をいただいたホース格納箱も、実際震災が発生した時刻より30分から1時間で、漏水のおそれがあるため、貯水池でストップをされる予測がされています。
ところで、7年前の東日本大震災のとき、電車の本数が少ない時間帯でしたが、震災発生時は市内の踏切は閉まっておりました。このような状態になった場合の選択肢として、私たち浜須賀地区の住民が北側の茅ヶ崎高校やTOTO等の広域避難場所に逃げようとした場合、幸町の地下道か辻堂駅まで行かないと線路を越えることができません。この踏切問題に対する回答は、平成24年3月に、全国の鉄道事業者や業界団体、警察庁、国土交通省を構成員とする協議会が設置されましたが、十分に安全を確保した上で踏切を渡ることは認めることができるかなどが話し合われましたが、警察庁から、閉まっている踏切に入ってはならないという、道路交通法に違反するおそれがある等、少し議論がかみ合わなかったところがあったようで、最終的には、今後、緊急輸送ルートなどに定められた幹線道路の踏切を優先して検討を進め、具体的な対策をまとめたいとされましたが、その時点でその協議会が中断されたままとなっているという回答をいただきました。そのため、今年度第1回の茅ヶ崎市議会に、大規模地震に備えた踏切対策協議会の再開及び対応策の実現を求めるための国への意見書の提出を求める陳情を自主防災会の会長として提出させていただきました。また、ことしの大阪北部地震でも長時間遮断が、救急車がふだん3、4分で到着する距離を迂回しなければならないために40分以上かかるなど、課題となりました。この問題は、鉄道事業者の対応となるため、茅ヶ崎市特有の課題というよりは、全国的な課題であると認識していますが、この課題に対する現段階での市の考え方を伺います。
市長答弁:
市域を線路が分断し、アンダーパスなど、踏切遮断時に横断可能な箇所が限定されている本市にあっては、災害時の踏切の長時間遮断は、避難経路の確保、迅速な救出、救助活動等の応急対策活動の支障となることと考えております。この踏切の長時間遮断につきましては、他市でも共通の課題であることから、神奈川県市長会を通じ、平成30年8月に神奈川県に対し、国へ働きかける要望をしたところでございます。市といたしましては、引き続き国、県に対し、災害時の踏切の長時間遮断対策の検討に向け、働きかけを行ってまいりたいと考えております。
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