婚活終了〜成婚退会へ

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　真剣交際開始から約一月後、初夏の香りがする中、私とY美はお世話になったコ
ンシェルジュに成婚退会の挨拶に伺いました。私たち２人とそれぞれのコンシェル

ジュ２人の計４人で交際の様子や今後はすぐに結婚をするのではなくじっくり交際
をしていくことなどを伝え、和やかな雰囲気でお話をしました。コンシェルジュは

二人とも自分の事の様に喜んでくれて、一生懸命２人をくっつけてくれた事も含めて
感謝です。成婚退会というと、言葉どおりに考えれば結婚して退会といういうこ

とになりますが、かならずしも退会に際して結婚は条件ではありません。言い換えれ
ば”卒業”ということでしょうか。真剣交際前から即結婚は考えていないことはお互い

確認済みだったのでここは特に揉めませんでした。一人成婚退会料５００００円が必要
なのが痛かったですが、毎月の月謝を払って行くよりも安くなるということで相談の

上で決断しました。

雰囲気を盛り上げる音楽と、すべてのスタッフが整列し拍手をしてくれる中で見送られ
お世話になったコンシェルジュと店舗に別れを告げ、私の４ヶ月という短く濃密な婚活

は終了しました。

お世話になった。コンシェルジュのKさんとはこれからも今後、婚約や結婚等の具体
的に動きがあれば、一番に伝えて行きたいと考えています。Y美を紹介してくれたこ

と、悩んだ時に親身になってくれたことなど、本当に感謝をしています。

Y美さんとの決戦デートその２ 〜真剣交際へ

　前回の続きです。
　三越の駐車場内でY美さんへ告白をした私。Y美さんは迷う素振りを見せること
　なく、

　Y美　「はい。よろこんで。わたしもOven Potateさんともっと一緒にいたいと
　　　　思ってます。というか今日告白してくれなかったらどうしようかと心配
　　　　してました。」

　私　「というと？」

　Y美　「私のコンシェルジュから、Oven Potateさんから今日告白があると聞い
　　　　ていたんです。だから他に交際している方もすべて交際中止にして待っ
　　　　てたんですよ」

　私　「マジで？汗」

　私の認識ではコンシェルジュにはこの日のデートで他の男の陰もあるY美さんに
　告白できそうなら告白するという様に伝えていました。

　ところが、Y美さんにはコンシェルジュを介して私が告白に来ると間違った
　情報が伝わっていたということです。Y美さんは私に好意をもってくれて

　いたので、他の交際を中止して待っていてくれたのです。つまり、私が
　この日、気にしていた告白可能どうかは無駄だったということになります。

　ともあれ、第一志望のY美さんとの真剣交際が始まりました。世間で言うと
　つきあった状態になります。この日は、Y美（つきあい始めたらお互いに

　下の名前で呼ぶことにしました。）を家まで送って終了です。長い一日でした。





　

　
　 

Y美さんとの決戦デート その１

 Y美さんとの決戦デートの日が来ました。デートをするにあたって以下の３点を
考えていました。

①　Y美さんが他の交際相手に気が行っているかも知れないので様子を見る
②　様子見の結果、告白できそうなら告白する
③　告白場所はうみほたるで夕日を見ながら行う
 
このように、状況を踏まえつつ行けそうなら告白するという難しいデートになりそう
でした。

当初、デートは湘南へ電車で行くつもりでしたが、利便性や二人の距離が近くなる
ことを考えて、ドライブデートにしました。

都内のターミナル駅で１１時頃に待ち合わせて、車で一路湘南へ。事前に服装については
ラフなものにすることに決めていたためお互いラフな私服で（といってデート用のラ

フなものという意味です。）、Y美さんはTシャツにスカートというスタイル。始めてお互
いの服のセンスが明らかになるのですが、私は服のセンスがゼロなので事前に恋愛軍師T

と一緒に洋服屋を回り、勝負用にシャツ、ズボン、靴と一通りそろえました。
さて、車の中で他の男の陰を探りながらも楽しく会話をし、目的地である湘南海岸、

の海を見ながら江ノ島へ。途中、鎌倉付近であらかじめ予約をしておいたイタリアンで
海を見ながら昼食をいただきました。ただ、これから告白をするかもしれないと考えると、

緊張して食事を楽しむ状況ではなかったのですがそれは外に出さずひたすら「営業」
に励んでいる状態。いままでの所特にY美さんに変なところはなく、以前と変わらず

会話を楽しんでくれているようでした。江ノ島に着いてみるとお互い江ノ島は始めて
の訪問だったので、お店や、景色などを楽しみお互いとてもよいムード。江ノ島はい

ろいろ見るところがあり本当にデートに使える場所です。車でなければ不便ですが、
２から３時間は潰せますのでおすすめ。

時計をみると午後４時頃です。まだ迷っていましたが、最終ステージである海ほたる
に向かう時間です。ここでヒュージミステイクがおこりました。なんと湘南海岸

を走る道路が大渋滞でとても海ほたるの夕日に間に合う時間ではないことが明らか
でした。私がこの道は休日混むことを計算していなかったためで、ヤバい！。

そこで相談して、Y美さんを家の近くまで車で送って行くついでに近くのデパートで
夕食を取ることにしました。もし告白するとすれば駐車場かY美さんを見送る時に

なるので、どちらにしろ不本意ながら車内告白になります。

　Y美さんの家の近くに来て、三越で食事をしながらもまだ告白をすべきかどうか迷っ
ていました。しかしこの迷いを吹っ切らせてくれたのは、花火大会の話をしていた時

のY美さんの言葉でした。
「この近くで、花火大会があるんですけど、今年は終わっちゃいました。だから来年
一緒に行きましょうよ」

　これは行ける。と思いました。まだ私と一緒にいたいと思っていてくれているから
こんなこと言えるんだろうと。

　食事が終わって、三越の駐車場に車の中でこんなことを言ったと思います。緊張し
てたので、あんまり覚えていませんが、

「お話したいことがあります。Y美さんと出会い何回かデートさせてもらって、会う
度にY美さんの魅力にどんどん引き込まれていきました。ほんとに素敵な人だと思うし
これからも一緒に過ごしたいと思っています。ぜひ真剣交際をしていただけないですか？」

つづく






 

Y美さんとの決戦デートの前日にQさんとデートに行く

Y美さんとの最終デートの前日にキープしていたQさんとのデートに行ってきました。
Qさんとは今回で４回目のデートになります。日程調整がうまく行かず、重要な

Y美さんとのデートの前日になってしまいました。いっそのことデートをキャンセル
しようかとも思いましたが、Y美さんが別の男とうまくやっている可能性も出てきている

以上、Qさんとの関係もしっかりしておいた方がリスクヘッジとしてよいとの判断です。
こんなこと言ってても翌日のY美さんとの決戦のことで頭はいっぱいです。

そこは大人として、感情を隠しつつ、Qさんとのデートを楽しむ様にしました。行き
先は上野動物園。Qさんが動物好きとのことだったのでパンダやライオン等見て回り

ました。しつこいですが、本当は頭の中は翌日のことばかり考えていて、とても楽し
める状況ではありませんでした。表情に出してはいなかったと思いますが、女性はカン

が鋭いので気づかれていたかも。

そもそも、複数交際OKのパートナーエージェントですから、こういう週末ダブルデート
もあり得るのですが、やっぱり疲れます。できるだけ重要なデートの前日はお休みを

入れた方がいいでしょう。こういう訳で、Qさんとの動物園デートは終了し、翌日のY
美さんとの決戦を迎えたのでした。

コンシェルジュから仕事中に緊急電話「Y美さんが別の男とデートするから阻止しろ！」

　Y美さん攻略法を相談したコンシェルジュとの３ヶ月面談から２週間近く経って
いました。 Y美さんの気持ちを探ってくれるとのことだったので、そろそろ連絡が

くるかなと思っていた頃だったんですが。ある日仕事中に突然電話が鳴りました。
いままでコンシェルジュからの連絡はあちらが気を使って昼休み中や夜しか

なかったので、これは何かあるなと思い電話に出ました。

コ「仕事中にごめんなさい。昨日Y美さんのコンシェルジュとお話ができてY美さん
のことをお話したんです。Oven Potateさん（私）、すぐにY美さんに真剣交際を申し
込んでください。 」

私「すぐにですか？Y美さんは婚活疲れで、ゆっくりお話をすすめていく予定だった
はずですが、、。

コ「実はY美さんもOven Potateさんのことを、すごく真剣に思われている見たい
です。あちらのコンシェルジュがいうには今、真剣交際を申し込めばぜったい大丈夫
とのことなんです。ただ、、、。」

私「ただ、、、？」

コ「実はY美さんにはもう一人交際している男性がいて、その男性と２回目のデート
を今度の日曜に行う予定だそうです！。できれば阻止できませんか？だめならデートが
進んでY美さんの気がそちらの男に行く前に、真剣交際を申し込んでください！」

さらにコ「本当は他の方の予定を言うのは絶対NGなんです。でも、Oven Potateさん
に幸せになって欲しいから、、、。」

私「ありがとうございます。さすがに今からデート阻止は難しいですが（このときは
すでに金曜日）、電話やメールでなんらかの”邪魔”はしてみます。ただ、前回会った
時、Y美さん本当に婚活疲れで、一週間後の湘南デートで真剣交際を申し込んでも成
功するかどうか、、、。」

コ「心配なのはわかりますけど、コンシェルジュの間ではこれは絶対行けるパター
ンとの考えで一致しました。ただ、最終的な判断はOven Potateさんにかかってます。」

私「わかりました。それじゃ当日、行けそうなら告白します。」

こんな感じで、コンシェルジュ捨て身の援護射撃が来ました。ひとまず、Ｙ美さん
の他の男とのデートを阻止は困難なので、メールや電話をして私のことをわすれない
様にしてもらうことにしました。

決戦は一週間後の湘南デートです。