珍しいでしょ?

3本まとめて(コレ含めたら4本)、一気に投稿してみました。
旅行記以外ではなかなか珍しいパターンです。

オレ、ストレスが溜まると文章を書きたくなるという特殊性癖なんだけど、同時にストレスが溜まりすぎると何も書けなくなっちゃうという激弱人間でもあるんよね。

ということは、現状のストレス具合がちょうどいいくらいなのかもしれないね、もしかしたら(笑)

わからんことが多すぎる。

春先に息子と旅行に行ったんだけど、ね。
ビジネスホテルとか泊まるじゃないですか。
んで、お風呂に備え付けのシャンプーで頭を洗う。
・・・あれ?なんかいつもと違うぞ?、と思うことがあったわけ。
なんかね、乾いたあとでもバサバサしないのよ。
しっとり、とまではいかないけど、いつもとは明確に違う。


50年生きてきて初めて思ったのですよ。
「もしかして、髪とシャンプーの相性って、あるのか?」って(笑)


今までずっと、「頭あらうものなんて、なんでもいい」と思ってた。
トニックシャンプーだった時期もあったけどあれは冬寒いから、最近はずっと「メリット」だった。
シャンプー・リンス別体の、ポンプボトルのやつ。
それ使ってる理由はただひとつ。どこにでも売ってるから。詰め替え用がスーパーだろうがドラッグストアだろうがほんとにどこでも売ってる。

だけど↑の出来事があってから違うシャンプーも試してみたくなった。
が、なんせ特大の詰め替え用を買ってるもんだからなかなか使い切れないのね(笑)
それが今週ようやく無くなったので、ドラッグストアで違うやつ買ってきました。


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パンテーン。なんか聞いたことあるから高級品なんかと思ったらそうでもない。
これはシャンプーね。


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ほんでコンディショナー。
昔はリンスって言ってたよね。同じもんでしょ?


で、ね。
話はここからなんだけど。
このシャンプーとコンディショナー、ポンプボトルでセット販売されてたんだけど、そこにオマケ的にチューブ状のモノがいっしょになってたんだ。値段はシャンプー+コンディショナーの単品を買うのと同じくらい。
お得な感じするじゃん?だから迷わずその3点セットを買ったわけ。
で、そのチューブがなんなのか全く見ずに買ったんだけど、なぜか「これは洗顔料である」と思い込んでたわけ。試供品的な感じで。
・・・いまになって考えれば「試供品にしてはフルサイズすぎるなぁ」と思うのだが、当時50歳の初老男性は全くそんなことにも気づかず「これは洗顔の試供品だ」、と。


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それがコレだ。

・・・・トリートメントってなんや(汗)


オレね、コンディショナーとトリートメントって同じもんだと思ってたのよ。
だけど、「シャンプーしてコンディショナー、そのあとトリートメント」って書いてある。
ということは、違うものなのか?

「そんなもん、使ってみりゃわかるじゃろ!」と思うじゃろ?オレもそう思ってた。

使ってみた。

ぜんぜんわからん(汗)




なのでね。聞いてみたですよ。
取引先の20代のナースちゃんに。
そしたら、「まぁ似たようなもんですよ、どっちも。でもソレみたいに別になってるものもありますよ」、と。

そうかぁ、でも使ってみても違いがわからないんだけどなぁ。

当たり前じゃないですか。いのうえさんみたいな短髪で差がでるわけがない(爆)」

そうなの?長くないと意味ないってこと?

「奥さんが使ったらきっとぜんぜん違うはずですよ」

いや、カミさんは全く違うシャンプーとか使ってる。アレ、高いやつなのかもしれん・・・

「ですよねぇ(笑)」



と、いうことで。
このトリートメントとやら。とりあえず手元にある間は使います。わざわざ捨てるのもアレなので。
でも無くなったらシャンプー+コンディショナーだけにします。
だって違いがわからないんだから。


あ、パンテーンってやつがどうだったか、っていうと、ね。
うーん、なんかあんまりよくわかんない(汗)
メリットよりいいような感じもするけど、旅先で使ったアレほど大きな差はないというか。
アレ、どこのメーカーだったんだろう・・・・


ちなみに。
その相談したナースちゃん、「私もメリットはぜんぜんダメです!ボサボサになるんですよ!」、って。
やっぱりそれなりに「いいやつ」使わないとダメみたいね・・・



もう、がつれない・・・

前から気になってたけど機会がなかったお店に行ってみました。


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ラーメン がっつりこーちゃん

広島市役所の近くにあります。そこそこ評判のお店。
たなちゃんからも「あの店、なかなかやりますよ!」とススめられてました。

フラッグシップメニューと思しき「がっつり!とんこつ」を注文。

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お名前通り、「がっつり」なラーメンがやってきました。

見た目的にはレアチャーシューが数枚と普通のチャーシュー1枚、煮卵ときくらげにねぎと海苔、あと「茶色いなにか」が乗ってるって感じよね。ずいぶんトッピング充実してるなぁ、と。

しかしね。
1枚に見えてたチャーシューが、まず「ぜんぜん1枚ではない」というところで度肝抜かれるんよ。

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これは断じて「枚」ではない。「個」、だ。

いや、単位は「塊」でいいかもしれない。


んで、「茶色いなにか」の正体も判明。

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沖縄でソーキと呼ばれとるヤツじゃの・・・
軟骨部分を角煮的に味付けしとるアレ。

更にレアチャーシューが確か4枚。

もう、丼の上半分が「ぜんぶ肉」なのよ(汗)


ラーメン、美味しい。
めちゃめちゃ美味しい。
すげぇ本気で作ってる豚骨スープで、「キミ、ちょっと失礼じゃないか?」って言いたくなるくらい豚丸出し(笑)

だがとにかく量が多い・・・
トッピングの圧倒的ボリュームに惑わされてしまってたが、冷静になると麺の量も一般的なラーメン1人前に比べると相当多い感じがする。
なんとか意地で完食したのだが、周りのサラリーマンの皆さんはこのラーメン+白ゴハンのセットを食べてるんだわ(汗)
皆さんが特殊な訓練を受けてるのか、ワタシの胃袋がショボいのかわかりませんが、なんだか敗戦逃亡な感じでお店を後にしました(涙)
(ちなみにごはんはセルフ、一回お代わりOKだそうです・・・)



そして話はちょうど1週間後に飛ぶのです。
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ワタシは再び「がっつりこーちゃん」の暖簾をくぐっていました。
先週食べたのは「とんこつ」ですが、「みそもあるんだ・・・」ってことがそのときわかったのでそっちを試しに来た、というわけです。

「みそ」と「がっつり!みそ」の2種類があったので迷わず「みそ」をチョイス。
がっつり!にするとまたあの邪悪なトッピング連合に打ちのめされるのは目に見えてるからね。シンプルにラーメンそのものを味わいたい。

それなのに。

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またあの「どうかしとる肉塊」が乗ってるじゃねぇか(汗)

そしてレアチャーシューと茹で野菜、肉みそみたいなのもドスドス載ってる。
もう、これだって立派にがっつりじゃねぇかよ・・・・

あ、相変わらずラーメンそのものはめちゃめちゃ美味しい。ブヒブヒな豚骨スープにビシっと味噌合わせてる。
相当なもんだと思う。
が、相変わらずボリュームが爆量すぎて身体に異変を起こしそうでござるよ・・・



そして2週間後。
三度お店へ。豚骨ラーメン食べたいな、と思って。ちょっと中毒性あるもんな、あのスープ。

・・・理由は全くわからないんだけど。
なぜか「みそラーメンだからあのアホ肉塊が入ってた。とんこつには普通のチャーシューが乗ってるもんだ」と思い込んでたんよね。ほんとになんでそう思ってたのか、自分でもさっぱりわからない。

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あぁぁ、入ってるぅぅぅ・・・(涙)


ほんとに美味しい。
すごい美味しいんだけど、お昼にこれ食べちゃうとオレ晩御飯食べれなくなっちゃうんだよ(汗)
ちょくちょく食べたいんだけど、リスクが高すぎる。


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オレには少食すぎるOLさんとかが食べるであろうコレしか残されていないのだろうか(涙)







汚いよりはキレイなほうがいい。

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ここ。
我が家のリビングダイニングの端っこにあるゴミステーション(?)です。
この中にゴミ箱がまるごと収納されてるんよ。

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こんな感じ。
新築のときに組み込んでもらいました。

で。
そのトビラ部分の一部が。
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どうにもみすぼらしいことになっておるのですよ。
いちばん使用頻度の高い可燃ゴミのところが剥がれてきてる、と。

機能としては全くなんともないのだけど。
見た目的にあまり望ましくないので、お手軽な方法でちょっと修復を試してみることにしました。


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とりあえず引っ張り出してきて作業しやすい場所に。

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取っ手部分はシンプルにネジ止めされてるだけなので3秒で外して、「剥がれかけてる部分」をメリメリと全剥がししていきます。

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「中身」はMDF材っぽいですね。水を吸わせるとアホみたいに膨らんでボロボロになるので注意が必要ですな。


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用意したのはメイクアップシートとかいうやつ。
つまり、壁紙的な何かを貼りかえて表面を美装しよう、と。
最初は「壁紙そのもの」を貼ろうと思ってたのですが、ホームセンターで見た壁紙はすべて表面がデコボコしてるんですよねぇ・・・  立体感があるというか。
その凹んでる部分に汚れが貯まりそうな気がしてねぇ。

家具とかに貼るビニール系の表面ツルツルのシールシート(?)も有ったんだけど、どうにも理解しがたい模様ばかりで・・・
そんななかようやく見つけたのがこのアサヒペンのメイクアップシート。ビニール系素材でほんの少しだけテクスチャ表現(うっすらデコボコ)してる。値段もわりと安価。とりあえずこれで試してみることにしました。


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シワの無いように、空気入らないようにちょっとずつ、ね。特に難しいことはないです。

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こんなもんかな。
取っ手つけて完成。

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明確に1個だけ白い(笑)


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2個目も同様に。

そして3個目から苦戦!
最初の二つは使用頻度が高い場所だからか劣化が進んでたらしく簡単に剥がせたのですが、上段はなかなか剥がれない。

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あぁ、イライラするぅ・・・

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なんとか3個目完成したところでタイムアップ。
出かける時間が来てしまったのです。なので「ラスト1個!」という非常に中途半端な状態で一時保留。


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まぁその用事ってのはたなちゃん親子との飲み会だったんですけどね。
なんで高校生ってのは和食を食べながらあんなにたくさんコーラを飲めるのだろうか・・・
(ちなみにウチの息子は外食時はウーロン茶一択。ハンバーガーとかピザだとたまにコーラ選ぶ、って感じ)

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なに食っても美味しいんよね、このお店。息子がめちゃめちゃ気に入ってる。



翌日。

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ようやく4個目も仕上がってこれにて完成。
というか、最後の一つは「別に剥がさなくてもいいんじゃね?」と思ってそのまま重ね貼りにしました。
見た目全く遜色ない、というか全くわからない感じなのでOKにします。



ただ、このシートもそんなにもたないんじゃないかな、って気がします。
あまり粘着力つよい感じがしなかったので、きっとすぐ剥がれてくるでしょう。
要領はわかったし、剥がれたらまた貼ればいいけどね。

ちなみに今回のは「カミさんに気付かれないうちに家のどこかをキレイにするシリーズ」にはカウントしません。なぜなら「アレ、直したいねぇ」って事前に話してた箇所だから、ね。


 

24/25シーズンまとめ

ゴールデンウィークあけました。
例年通りならこれから一気に夏に向かっていくことでしょう。

さて。
「今シーズンのスキーまとめ」がまだだったと思います。
別にまとめなくていいし公開しなくてもいいんだけどね(笑)



えぇと、今シーズンの滑走日数は29日か30日だったかと。たぶん29日。
「仕事行く前に4時間だけ」みたいなのが多いので、実際の滑走時間としてはびっくりするほどではないはずですが、それでも近年では珍しいくらい雪の上に立ってました。

雪量に恵まれたシーズンだったので「実技」が可能だった時間も長くとても恵まれた4カ月だったと思います。
この4カ月を、とりあえず3期間に区切ってちょっと振り返ってみようと思います。
シーズンインから広島県技術選まで、技術選から3月半ばまで、そしてシーズンアウトまでの3期間。その時々の私自身の「心情」を主に。ツラツラと。




初滑りは12月18日水曜日。めがひらに行っています。
本当は17日火曜日にシーズンインの予定で準備をしていたのですが、とある事情で行きませんでした。

というか、17日朝の段階で「もうスキーは辞めよう。少なくとも選手としての気持ちでスキーをすることは辞めよう」と考えてました。
私のような末端野良選手に引退もクソもないのですが、とにかく「明日からいよいよ!」っていう日に「辞めよう」と決めたのは事実です。

なぜそんなことを考えるに至ったかの経緯はここでは書きません。
が、心が折れる出来事があった、ということです。

そしてスキーに行かなかったこの火曜日に、まぁなんというか・・・ バッキバキに折れた心が再び揺さぶられる出来事がありまして。
もちろんそれがなんだったかのは書きませんが、一度消えた蠟燭になんとか火を灯すことが出来た、という感じです。


そこから時間と身体のコンディションが許す限り練習を重ねました。
シーズン序盤、通常は「先シーズン終わりの動きを早く取り戻す」という意識で基礎練習を行うのですが、先シーズンはほぼスキーをしていなかったので取り戻す作業も大変。
しかもスキー連盟の教程も変わりましたからね。「新しいポイント」も考えながらジタバタしてました。

んで、技術選。
ここにも書きましたが、コンディション最悪のなか(いや、完全に自分のせいですけど)、やっぱり最悪の結果。
「体調が酷かった」と言い訳をするのは簡単ですが、それ以外にも「あぁ、評価されてねぇな」と思ったのは確かです。評価されてないというか、「連盟が求めていることがなにひとつ出来ていないんだな、オレは」って感じです。
ちょっとだけそれっぽい点数が出た大回りも「まぁ滑れてはいるけど今年の観点ではぜんぜんダメ。おつかれさん」という感じだったと解釈してます。

つまり、「出来ん」のんよ。
この感覚を県大会で持ったことがこの後の私のメンタリティに大きな影響を及ぼすことになりました。




次の期間に移ります。

技選終わってもそのまま練習は続けていました。
クラウン受験というもうひとつのテーマがあったのでそれに向けて、という感じです。

なぜ受験することにしたのか、そして結果は、というあたりは前回書いたので割愛しますが、気分的には受験して良かったと思ってます。シーズン終わった今でもそう思ってます。

あぁ、県森の技術選にも出ましたね。
公式戦とはちょっと違う気持ちだったけど、まぁ試合は試合。考えることもいっぱいあったし、「やっぱそうかぁ」ということも。


この時期、ずっと思ってました。
スキーって、こんなだったかなぁ、って。
毎日思ってた。

楽しくないわけではないんよ。
いや、楽しい楽しくないというのとはちょっと違うかもしれん。
強いて言うなら「努力してる自分に満足してるだけ」って感じかもしれん。
結果はぜんぜん出ない、でもオレはちゃんと努力してるんだ!、みたいな。
でも、なんかなぁ・・・・、と。


どう表現するのが適当なのかわからんのんじゃけど、ね。
うーん、いま書いててもぜんぜんまとまらん。難しい(笑)

ちょっと↑のほうで書いた「出来ん」というのがまぁKeyになってくるんだけど。
スキーって難しいのよ。すごく難しい。
いや、ただ滑るだけなら簡単よ?いつも言ってるけど「たぶん町内会でいちばんうまい」という自信もある(笑)
だけど、一定以上のレベルの話になってくるとぜんぜん話は変わってくるんよね。もちろんどんなスポーツ・競技でもそうだろうけど。


基礎スキーという競技、やらない人に説明するのは難しいんだけど、無茶苦茶乱暴な言い方をすると、100点満点の『見本』の滑り方があって、それに「寄せていく」ことに点数が付く競技なんです。
「一定区間をとにかく速く滑り切ったヤツが勝ち」というある意味すげぇわかりやすいレーシングスキーとの差異はここにあります。
100点の滑りに寄せていく、これがなんと難しくなんと複雑でなんとしんどいことか。


さらにこの「100点満点の見本」が時々変わる。
「スキーの基本はいつの時代も変わらない。ずっと同じだ」というのはよく言われる。
当たり前だ、地球上で行われるスポーツなんだからそこに働く物理法則は変化するわけがない。
つまりスキーの基本が変わらないのは当たり前なんだが、表現方法が変わる、というイメージかもしれない。

用具が変わる、というのも大きな要因。
スキー技術の基本と物理法則が不変だとしても、使用する用具の飛躍的進化によって「出来ること」が変わってくる。その「新しく出来るようになったこと」に対応する技術というのも基礎スキーという競技で評価されるポイントのひとつだと私は考える。


結局なにが言いたかったというと。
スキーというものの「大枠な本質」は変わらないけど、その枠の中での細かい部分は変わっていく。それに合わせるのが基礎スキー、ということかな。
「遠くから見たあの山は100年前からずっと同じ形だけど、近くで見たら生えてる樹は100年前とは結構違うじゃん」みたいなことか。

・・・・むしろ全く伝わらん例えをしてしまったな(汗)

とにかく、この「生えてる樹をときどき入れ替える」ってのが数年に一度スキー連盟が行う「新教程の発布」であって、日本中の基礎選手はその新しい樹が生えた山でその年から闘う、ということになる。

それがね。
出来んのんよ・・・
新しい教程で必要とされてる部分や評価される部分はある程度理解できる。今の時代、かみ砕いて表現してくれるメディアはいろいろあるからね、そういうの見て「なるほど、今年はこういう感じなのか」って感じでとりあえずの理解はしてみる。一応、現役スキー選手の端くれですから、そういう作業も必要だと思います。

んで、その理解に基づいて頑張って練習して、技術選という「発表会」で点数を付けてもらって、「あぁやっぱり出来てないんだなぁ」という確認の繰り返し。10年間ずっと。
そりゃ多少いい点数つけてもらえたら嬉しいし、このブログにもそういう書き方をしてた。
だけどその裏でずっと思ってたんよ。「やっぱり今回も出来んかった」って。


今年はとくにその感覚が強かった。
自分のスキー技術の拙さを棚に上げて言っちゃうけど、自分自身の中にも「好きな滑り」と「そうじゃない滑り」ってのがあるんよ、実際。
「スキー連盟的に今年はこういう滑り方がいいらしい」というものは、正直言って私は「好きじゃない滑り」だった。
いつも言ってるけど、どんなことでも「良い悪い」と「好き嫌い」は一致するとは限らない。
今年の「100点の見本」は「良いんだろうけど、すごく嫌い」な感じだったの。

でもさ、好きだろうが嫌いだろうが競技の観点がそこにある以上は「やんなきゃいけない」わけじゃん。
そこがもどかしかった。


それと、ね。
選手仲間と飲んでるときとかにそういう技術論になったりするんですよ。今年の教程のアレはこう解釈するべきだろう、とかね。
そういう話をしてるときにいつも思うことがあるんです。
(オレ、そういうところを気にするレベルなのか?)、と

あのアホみたいな例えをもう一回引っ張り出してきちゃうけど、「遠くから見た山の形」すらまだちゃんと出来ていないのに、そこに新しい樹を植えることに意味はあんのか、と。
まだそのレベルじゃないんじゃないか、と。

基本がダメなのにそこに新しい樹を育てようなんて土台無理な話だし、挙句「出来ん・・・」を連発してずっとイヤな気持ちで1年中過ごすことになる。
求められてる滑りが出来ないということは要するに「ヘタクソである」ということなんだが、「求められてるけど好きじゃない滑り」をして「うまく出来ない」で「つらい思い」をする。
みんなはどうだか知らないけれど、私は「技術選ってそういうもんだ」と思ってきた。
でももうなんかそれもしんどくなってきたなぁ・・・、と正直感じてきている。




そして最後の期間。
3月半ばからシーズンアウトまで。

相変わらず練習は続けてたんだけど。
ちょっと自分の中で大きな出来事がありました。
3月18日の火曜日のことです。
恐羅漢で朝8時からマジメに練習してました。前日から朝にかけてちょっと降ったみたいで、この時期としては最高のコンディションだったはずです。

なのに。
なんかぜんぜん噛み合わないのよね。やってることが。
カラダも動かないしスキーも動かないし落ちていかないし切り込んでかないし。
そして気持ちはどんどん沈んでくし。

もうダメなんかな、と思ったのよ。
オレの中での「スキーの賞味期限」が切れてしまったのか、と。
このへんが潮時なのかもな、と。

もういいや、帰ろう、と思ったときにふと思い出したのよ。
以前、ある人に「なんでも楽しんでやるのがいちばんじゃん」って言われたことを。

そうか。そうよね。
もしかしたら今日が今シーズン最後のスキーになるかもしれんし、雪のコンディションはこんなにいいんだから、今日ぐらいは自分が楽しいと思う滑りをしてみよう。
そう考えてそれから2時間。休憩もせずに滑り続けた。

・・・めっちゃ楽しかった。

んで、「あれ?いつもよりいい滑りしてるような気がするぞ?いや、確実にそうだ!」、と。
いつもより明確によく動けてる。
点数がいいのかどうかはわからんけど、オレが「楽しくて好きなスキー」はこれだったな、と確認できた感じ。


そういえば。
この前の週の11日の火曜日。選手仲間のYましたさん(ぜんぜん伏字になってないシリーズ)と練習してるときに言われたんです。
「大佐であった技選のときのいのうえさんの大回り、今でもすごい印象に残ってるんですよ。すげぇ動いてる!って思って。アレ見て『ボクももっと練習しなきゃ』って思いなおしたんですよ」って。

彼の言う予選大回りはあの「フットベッド忘れていく事件」のときのものなんですが(笑)、確かにあのときはしっかり大きく動くことを意識してました。

「何年も前だけど、ボクはいのうえさんのあの滑りが好きですね!」
彼はキッパリとそう言ってくれた。
「好き嫌い」と「良い悪い」は必ずしも一致しない、って結局こういうことなんだよね。


18日の2時間がめちゃくちゃ楽しかったもんだから翌週の25日も恐羅漢へ。
この日もYましたさんと一緒、途中からKくもりさん(ぜんぜん伏字になってないシリーズその2。ワタシのスキーをチューンしてくれてる職人さん)も合流。
ベシャベシャの春雪でそこらじゅうに出来てるコブラインをおじさん3人で大爆走。
めちゃくちゃ楽しかった。
大学生のときのフリースキーみたいに、とにかく3人で爆笑しながら滑り倒した。ややこしいこと一切言わずに。


今シーズン30日近く滑ったなかで、掛け値なしに圧倒的にいちばん楽しかった。
最後の最後にこんないい気持ちでシーズンアウト出来るなんて、なんだかとても幸せでした。




午後からお仕事なのでお先に山を下り、クルマを運転しながら考え、そして決断しました。

来年、もう一度技術選に出ます。
そしてそれを「最後の公式戦」にします。



レジャースキーは続けるだろうし草大会にも出るかもしれん。でも公式戦は来年で最後にします。
最後に一回だけ、「自分が好きな、楽しい滑り」を技術選という場で披露してそれで終わりにしたい。

点数が出るかどうかはわからん。いや、きっと出ないだろう。
でも、「連盟に求められてる滑り」をしたって点数なんてどうせ出やしねぇんだから(笑)
どうせ出ないなら最後に楽しく思えるスキーをしたい。
いま、そのように考えています。


来年、もう一回頑張ります。
大会は例年通り1月半ばだろうから、それまで一生懸命練習します。

連盟の教程、全無視で!(爆)


昨今のわたくし。

中小・零細企業の社長さんって毎日飲み歩いてるイメージがあるかもしれません。
実際そういう方も多いんでしょうけど、ワタシの場合はぜんぜんそんなことなくて。
そもそもあんまりお酒が強くないというのもあるし、夜の街もそんなに大好き!ってわけでもないので、いわゆる「飲みに行く」みたいなのは月に一回あるかないか、って感じです。

しかし先週・先々週はなぜか飲み会・宴席・食事会がばしばし重なりまして。
個人的に割と異常事態だったのでちょっと書いてみとこうかな、と。ネタもないことだし。


先々週・金曜日。
息子は小学生時代レーシングスキーのチームに加入してました。チーム自体は解散したのですがそのときの「保護者同窓会」をこの日やるとのことなので参加してきました。
19時開始なんですが、その前に数人で「0次会」、合計すると5時間弱飲んでたって感じです。

そのスキーチーム解散後もガチで続けてた選手ももちろんいて、毎冬大遠征の連続だったと。もちろんお父さん運転で。
毎週末、菅平に遠征してると年間走行距離が7万Kmを超えると聞いて大驚愕ですよ。
ワタシも業務含めてよく走るほうだとは思いますが、それでも3万Kmいかないくらい。
それの倍以上ですからねぇ。
ワタシが使ってるプラドも頑丈ですが、ハイエースもすごいんだなぁと思った次第。



翌日・土曜日。
取引先クリニックの新人歓迎会にお呼ばれ、でした。
お呼ばれというか、最近ではもう最初から「いのうえさんは来る」ってことになってるみたいです。
事前に参加の可否を問う名簿(一覧表)が回ってきて、参加できる人は自分の名前の欄に〇を書くらしいのですが、今やその用紙をプリントアウトする際にワタシの欄にはあらかじめ〇が印字されてるそうです。
院長、ワタシが欠席するという可能性はゼロだ、と認識されているのかもしれません(笑)

もちろん、この日も有志で0次会からスタート。
1次会は6時半からなのですが、0次会の集合に指定された時間は3時半。
0次会で3時間も飲むのかよ・・・

0次会、1次会でしこたま飲み、当然のように2次会に連行され若人に囲まれそこそこ楽しい時間を過ごし帰宅したのが1時過ぎ。10時間近く飲んでるじゃねぇかよ・・・・(汗)



日曜日はちょっとのんびり。

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一人でコストコに買い物に行ってたりしたみたい。




月曜日。
ワタシがめちゃめちゃ応援してるスキー選手、登録は広島なんだけど北海道に軸足置いて(というか移住してる)活動してるんだけど、彼が一度広島に帰って来るというので貴重な時間を割いてもらって食事してきました。
もりもんのところで。
彼の「これまで」と「今後のこと」を聞かせてもらって、んでオレ自身の今後のこともいろいろ相談させてもらいました。

んでもう一軒。
「スキー連盟の人たちの社交場」みたいなお店で数時間。
アレがこーなってて、ナニはあーなってる、みたいなお話をいろいろ伺いました。
この日の飲酒時間、6時間。




そして週末。
土曜日。
取引先の事務さんとか(元)ナースさんとかとお食事。
久々に会ったナースさん、髪短くしててめっちゃかわいい。
「そう?ありがとう!いのうえさんは白髪増えたね!」

うるさい。黙れ。

ちょっとこじゃれたお料理食べて、バーというかダイナーみたいなところ移動して閉店まで。
この日の飲酒時間、またも6時間。

・・・オレね。
普段はお酒飲むとすぐ寝ちゃうんだけど。
(たなちゃんみたいに飲みながら寝ることはないけどw)
何年かに一度、「むしろ全く眠れない」になる日があるんよ。
それがこの日。寝なきゃいけないのに「なんで眠れんのんじゃろう・・・」と思えば思うほど全然眠れん。

結局、一睡もしないうちに日曜日の朝。
まいったなぁ、この日は昼と夜にそれぞれ予定が入っとるんよねぇ。
もう50だもん、徹夜明けで丸一日戦えるもんなんだろうか・・・


グダグダ言っても仕方ないので、風呂入って気合入れ直して午前10時前出発。
安佐南区に住んでる取引先のナースさんとクラークさん(昨日のとは別の人たちよ)をピックアップして高速で西条(東広島)へ。
彼女らと一緒に働いてた事務ちゃんが結婚して退職してソッチに住んでるので、久々にみんなでごはん食べよう、の会です。
クルマなのでもちろん飲みませんけど、前日の深酒&徹夜が響いて体調は「そこそこアレ」な感じ。
たぶん彼女らにはバレてなさそうなのでまぁいいでしょう・・・


しっかりご飯食べて高速で広島に戻りお二人を送り届け、またそのまま広島インターから高速にのって今度は広島空港へ。20分前に通った道を逆戻り(笑)

所用で東京行ってたカミさんと息子を迎えに。
オレの昼間の会食が何時に終わるか未定だったから「迎えに行けるかわからん」な状態だったけど(無理だったらエアポートリムジン乗る予定)、なんとかなった。
空港から帰宅するときが眠気マックスだったけど、助手席の息子の東京話を聞きながらなんとか耐えたって感じ。

帰宅して即仮眠、40分ほど眠れたのかな。
コンディションレベルゲージ的に「10段階で1」くらいだったのがこの仮眠で3くらいまで戻ったので、自分でほっぺたをバシバシ殴って「夜の予定」に出発。服は昼間のままでいいや。ジャケットだけ変えるか。

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この色合いはきっと春に着るやつだと思うし。知らんけど。


徒歩で「街」まで行って7時開始。
高校のときの同窓会。定期的に開催されるんだけど、今年は担任の先生が60歳でワシら生徒が50歳、ちょっと節目的な開催だったんよね。
とはいえ全員が集まれるわけでもなく、先生いれて全部で9人かね。男6名女2名。わりといつものメンバー(笑)

それぞれ近況をワイワイとお話したりするんだけど、ね。
男6名のうち、「社長」と呼ばれる立場のヤツがオレ含めて4名、1名が「社長に準じる立場」、1名が「だいぶ偉い公務員」になってる。
女のコ2名もしっかりした仕事持っててバリバリやってる。子供育てながら、ね。
んで先生はオレたちを卒業させたあと各校で教頭や校長を歴任し、今春現場を離れ県教委の偉い人に。

みんなの話を聞いてて「・・・あれ。コイツら、地味にすごくないか?」、と。
ワタシは「死ななければ自動的に社長になってしまう環境」だったから除外するとしても、ほかのヤツらはいったいなにがどうなってこうなったのか、と。

そのうち一人は最近社長に就任したんだけど、広島ではかなりの規模の会社だよ?
いまこれを読んでくれてる方々のうち数人、いや数十人はこの会社の「製品」に毎日腰かけてるはずだ。
どういう方向の努力をすればそういう会社の社長にまで成り上がれるのか、サッパリわからない。島耕作じゃねぇか。

・・・高校のころはあんな感じだったのに(笑)



というわけで、ガラにもなく飲みまくりの2週間でした。
慣れないことをしたからまだ若干体調もアレで、さっき取引先のナースちゃんに「いのうえさん、今日なんか顔デカいですね」って言われちゃった(笑)




春の大移動2025 初日

水曜日、午前の仕事が終わってすぐに出発。
とりあえずどんどこ東へ。
目的地は大阪。4時間半くらいで到着の予定。
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フツーのビジネスホテル。
クルマを置いて一休み、で18時半ホテルを出発。どーする?電車のるか?徒歩でいいか。
東大阪の街をお散歩。

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都会と田舎のちょうど中間くらいの感じ。ポッポアベニュー、かわいい(笑)

で、30分ほど歩いて到着
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注文したのは悩みに悩んで「銘柄豚とんかつ食べ比べ4種コース」にちっちゃいメンチカツを追加。
ロースがちょっと苦手な息子は「本日の超特選豚」みたいなののヒレ。

下調べしたところ、低温でものすごくじっくり優しく揚げるんで提供までえらい時間が掛かる、と。


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なのでビール飲みながら待ちます。ココは瓶なんだね。


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サラダが来て、

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お味噌汁が来て、

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だし巻たまごなども。


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いよいよ1種類目のお肉!
ちょっと銘柄忘れちゃったんだけど、このお店的には「並」とされとるヒレです。
(ヒレだけで3種類あります)
並でも充分すぎるほどうまい。なんというか、しっとり感がハンパじゃない。

お肉はタイミング見計らっていいリズムで出してくれます。

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次はロース。たぶん「並」のほう。
これもめっちゃうまい!

コース(定食)には白ごはんが付くんだけど、220円プラスすると「下駄飯」っていうのにアップグレードしてくれる。もちろんこれを選択。
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ロースの端っこのところをとんかつにいして、かつお節と卵黄と一緒に乗っけてある。これにニンニク醤油を掛けて。
醤油味のカツ丼って感じなんだけど、当然のようにバチクソ美味い。
(クソって言うな)
息子はロースの脂が苦手なので普通の白ごはんにしたのだが、「これうまいわぁ。次回はこっちにしようかなぁ」、と。
いや、次回って言ってもココ東大阪なんですけど(笑)

コースのお肉は後半戦に入って行きます。

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ロースの「いいやつ」 確かアグー豚だったかな。
最初のロースと確かに味の差はあるんだけど、どちらがより美味しいってわけでもないな。
どっちもすげぇ美味しい。


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そしてヒレの「いいやつ」
息子が横で食ってる「本日の超特選豚」と同じものです。
これはね・・・
「格が違う」と思いました(汗)

なんというかね、しっかり豚の味が濃いのはもちろんだし柔らかさも異次元。
しかしもっと「!」と思ったのがしっとり感よ。

いや、あれはもはや「しっとり」ではないな。
正しく表現するならビシャビシャ。
「豚の内部にどうやってこれだけの水分をキープしてたんだ?」って感じ。
すげぇ謎。
4種のお肉の中ではこれが「圧倒的」でした。



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そして最後にミニメンチカツ。
これも爆裂うまかった。息子と奪い合い。

正直、安くないよ。
安くはないんだけど、とんかつというある意味シンプルな調理法の料理で「こんなに・・・」と思えるからあながちこの値段も高いとは言い切れない。
昨夏、東京で食べたとんかつ屋さんも「すごい高いけど、すごいうまい」だったし。

今の世の中、安いものもいっぱいあるけど、「高いことには理由がある」というのもまた真実ですよ。
「安くて良いもの」もそりゃたくさんあるけど、大抵の場合「いいものは高い」んですよ・・・



大感動で店を後にした二人ですが、「食後、ハラに余裕があったら行きたいね」って相談してたお店があるんです。向かってみました。
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ココ。
食べログの写真みて「美味しそうだなぁ・・・」って思ってたの。
なんというか、麺がビラビラしてる感じで。
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なにおぅぅ・・・・

売り切れてるもんは仕方がない。次回必ず!
(次回?)

しかしワシら「ラーメンの口」になってますから、なにかちゅるちゅるしないと気が済みません。
さっき見つけてたお店に急行。
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濃厚豚骨、だそうだ。
券売機は基本キャッシュレス専用。現金の場合は店員に声掛けろ、と。時代だねぇ・・・

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これはあれかね、「家系」というやつかね。
広島でも何度か食べたことあるけど、ココのほうが美味しいなぁ。
息子も大満足。
というか、二人とも満腹すぎてもう動きたくない(笑)

ホテル戻って初日終了。

春の大移動2025 二日目

二日目。木曜日だけど休日です。春分の日じゃね。

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いつもより少しだけ寝坊して、7時前にお散歩へ。
考えごとをするには旅先の朝散歩がいちばん。

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ホテルのすぐ近くに大学が。
大阪商業大学、というらしい。公立っぽい名称だけど私立なんだってよ。


いま高校生の息子は将来大学に進学することになるのだろうか。
もちろん、行けるのならば行ったほうがよいのだろうけど、父親として「なにがなんでも行きなさい!」とは思わない。

昨今の事情をよく知らないけど、「大学にさえ行けばなんとかなる。とにかく行け!」という時代でもないような気がする。
自分たちがその年齢のころ、30年くらい前。
もちろん諸々の価値感だったり環境だったりで差はあるだろうけど、割と多くの人の第一選択肢は「大学進学」だったと思う。
私もそれで某大学の工学部に潜り込んだが、はたしてそれは本当に必要なことだったのだろうか、と時々考えることがある。莫大な学費を注ぎ込んでくれた両親には申し訳ないが、その後の人生に於いて必要なことをこの期間に身に付けたとはあまり思えない。

しかも私の場合は大学卒業後に現業の資格取得のための専門学校に入りなおしてるからね。
つまり私の最終学歴は「専門学校卒」なんです。
大卒ということに全く意味がないとは言わないが、必ずしも必要とも限らないよね。

なんで急にこんなこと言い出したかと言うと。
いま目の前に建ってる「商業大学」というものを見て、「あ!」と思ったからです。
仮に。
もし仮に、息子が「大学に行きたい。そのあと専門学校に行って義肢装具士になりたい」と考えた場合。
つまり私と同じルートよね。
そしたら選ぶ大学は商学部とか経済学部とかっていうのもいいのかもしれないなぁ、と。

私は「なんとなく役に立つかもしれない」と思って機械工学を選んだけれど、実際のところそれほど役に立ってるとも思わん(笑)
そしてもちろん経営の事とかお金の事が全くわからないから、一会社経営者としては「めちゃくちゃ適当」なんですわ。いまだに帳簿の事とか全くわからん(笑)
なので、大学でそういうことを学んでおくのも有効なのではないかと。
医療と基本的な工学についてはどうせその後の学校でしっかり叩き込まれるわけだし、別個に考えてもよいような気がする。

まぁいまのところ息子は義肢装具士になる気持ちは薄そうだし、どっちにしろ本人が決めることだけど、じつはそんなに遠い将来の話でもないんだよなぁ・・・



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なんだか見たことのないタイプの鳥居だけど、この奥に神社があるようにも見えないなぁ。

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まさか右の小さいのがそうなのか?


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どうやら違うらしい。120m右ね。


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あ、ここだ。


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こじんまりしてるけど立派な神社でした。
ここ数年、お願いすることはただひとつ。よろしくおねがいします。


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全体的に傾いとるのぅ。大丈夫なんかなぁ。


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そうか、大丈夫じゃないから触るな、ってことね。



近くに司馬遼太郎記念館というのがあるらしい。
もちろんまだ閉館中だろうけど行ってみよう。

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どこが入口かわからんのぅ・・・


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あ、ココか!


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通用口じゃったの・・・

ぐるっと回って、

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やっとみつけた。

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表札出てるってことは司馬遼太郎先生の自宅だった、ってことかね。

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とても立派なおうちでした。


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この時期だけだろうけど周辺道路は菜の花で彩られてました。
派手でもなく華やかでとてもよかったです。



1時間ほど歩いてホテルに戻り、部屋に入った瞬間ハワイの匂いがしました。

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犯人はこいつ。
昨夜ちょっとつまんで開けっ放しにしてたポテチ。
部屋を手軽に外国にしたい人、おススメですよ!



どーでもいいことじゃけど。

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ホテルの歯ブラシが硬い。

こないだ、取引先の新年会のビンゴ大会で「歯磨きセット」をいただいたんですよ。
そのクリニック、系列に歯科もあるのでそこからのご提供品。
歯ブラシの「いいやつ」と歯磨き粉の「いいやつ」とマウスウォッシュの「いいやつ」をセットで。歯科医用の特殊なヤツかもしれません。
この歯ブラシ、最初に使ったとき「え?こんなんで大丈夫なん?」って思ったくらいの柔らかさなんです。
でも使ってくうちに「これはいいものだ」、と。汚れ取れてる感もハンパじゃないです。

それに慣れてしまったもんだからホテルの一般的な歯ブラシだと歯茎が痛てぇのなんのって。

ちょっと血が出ました(笑)



別部屋の息子と合流、ホテルをチェックアウトしてあべのキューズモールに向かいます。
さて、今回の旅行の「大目的」なんですけど。
息子がずっと応援してる配信者グループがキューズモールでポップアップストアやってるんですよ。
それがこの日、3月20日開始、と。

実は昨年も開催されてて、そのときは息子一人で新幹線乗って東京まで行きました。
しかし開催期間の中盤だったため、買いたいと思ってたグッズが多数売り切れでたいそう悔しい思いをした、と。

で、今回。
大阪ラウンド」はこの日が初日。
「父ちゃん、水曜日の午後、仕事無いじゃろ?(あるけど) 大阪連れてってくれん?木曜朝イチでキューズモール行きたいんじゃけど」、と1カ月ほど前に息子が言ってきたのが発端です。
このポップアップストアは時間制限予約制で、息子は「初日・第1グループ」の予約を取っています。
「売り切れなど許してたまるか」という強い意志を感じます(笑)


9時50分に息子を放流、私はその辺にクルマを止めて待機、お買い物はものの10分で終了。
ニヤニヤしながら帰ってきた息子をピックアップ。
せっかくだからゆっくりいろいろ見てきたらいいのにと思うんだけど、商品は事前に公開されてるから買うもの決まってるし、そもそも時間的な「枠」が20分とからしいのでゆっくりしようがないんですね。

んで、キューズモールでのんびりしてる余裕もないんですね、実は。
行かなきゃならないところがあるから。
ナビに入力して出発。30分ほどで到着。

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ココか?

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あったあった。
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ちょっと前に息子が「揚げパン食べたいなぁ」と思ったことがあるらしくて、適当に検索してて出てきたこのお店になぜか惹かれた、と。大阪行くならぜひ!ということになって。

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ふつうのパンもあるけど主力は「揚げてあるやつ」な様子。
残念ながら息子が狙ってたモッツアレラチーズ入りカレーパンはすでに売り切れ。

「朝昼兼用ごはん」なので、ちょっと多いかもしれんけど「一人3個」ということにしましょう。


「父ちゃんどれにする?」

えーと、カレーと、モッツアレラチーズ入りボロネーゼと、ホイップクリーム。
やすひろは?

「オレはね、カレーとモッツアレラチーズ入りボロネーゼとホイップクリーム」

一緒やんけ!(笑)



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イートインは無いですがトースター置いてくれてるのでホイップクリーム以外を温めさせてもらいました。
急いでクルマで食べましょう

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カレー

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ボロネーゼ

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ホイップクリーム


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なんやこれ・・・
バチクソにうまいじゃないか!
(美味しさを表現するのにクソは使わないように)

間違いなく人生最高の揚げパン体験。
どれもうまいが父ちゃん的にはカレーが最高、息子はボロネーゼが良かった、と。

SNSかなんかでチラっとみただけで選んだお店なんだけど、息子の嗅覚ハンパじゃないなぁ・・・



観光的なことにあまり興味のない親子ですが、博物館的なものはわりと好きなので、
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ちょっと寄ってみました。

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偉人中の偉人よね。
息子のカラダの1/5くらいはこの方のおかげで出来上がってるものと思われます。


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入場無料です。

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ワシら的に見ごたえあったのは、日清が過去に発売したインスタント麺の一気展示。


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懐かしいのぅ・・・
フタをパカっと取り外すタイプの焼きそばとかあったよね。

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施設としては体験型というか、オリジナルカップヌードルが作れたりするんだけど、まぁそこらへんは今回省略。
50歳と16歳の男が並んでやるのはややキビしい。



さぁて。
移動しましょうか。
世の中には「有給休暇」という素晴らしい仕組みがあるらしいのですが、私が勤務してる会社は皆さんの想像をはるかに超えるブラック企業なのでそんなもんありません。
だったらこっちにも考えがあるぞ、と。

有休ないなら勝手に休んでやるぞ、と。


そう、翌日の金曜日はバリバリの平日ですが誰の許可も取ることなく勝手に休みにしてやりました。
つまり、水曜午後から日曜までの「4.5連休」を独自に成立させてこの場にいるのです。
やりたい放題だな、と自分でも思うんですよ、一応。一応、ね・・・



そして移動した先が、
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静岡だ(笑)

目的地は大阪だったはずなのに、その「帰り道」に静岡に寄ってしまうという劇的に頭の悪い寄り道作戦。
「いったいどういうこと?」って思うだろうけど、気にしてたらキリがないからね。そろそろみなさん諦めてください。

ということでチェックイン。この日もシングル×2を予約しています。


一瞬休憩してすぐ出発。息子が道案内してくれます。らくちん。
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到着。
居酒屋「海ぼうず」です。

昨夏の旅行で「海ぼうず」のアスティ店というところで静岡おでんを食べたんだけど、ね。
アレ、たぶん高校生男子にだけ作用する麻薬みたいなもんが入ってんじゃないかと思うわ。
以後息子は事あるごとに「静岡おでん・・・ 静岡おでん・・・」とつぶやいてましたもん(笑)

このお店は4名以上じゃないと予約が出来ないんですが、ちょうどタイミング良く空席が出来てあまり待たずに入れました。

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入口の横で真っ黒なおでんが煮えています。


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じゃ、かんぱい!
息子、めっちゃニヤニヤしてる(笑)


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お通しは生しらすでした。さすが静岡!


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まぐろも揚がるんじゃなかったっけ?


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これなんだったかなぁ。黒はんぺんだったかなぁ。チーズが挟んである。


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本命の静岡おでん!
盛り合わせを注文するとこの小鍋(?)で供されます。下で固形燃料燃えててグツグツです。

やっぱり美味しい。

昨夏の思い出のまま。
魚粉を致死量振りかけてバクバク食います。


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「きっとうまいだろう」と注文したすじ煮込み。当然うまい。


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息子が「食べるべきか悩む。けど食べる!」」と注文した富士宮やきそば。
麺がちょっと独特な感じ。


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当然、おでん追加。
厚揚げ、めちゃめちゃ出汁吸ってる。異常に。
「これはもう、スポンジなのでは?」、と。


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豚足のおでんも最高だった!



もう二人ともお腹パツパツ。どう考えても食い過ぎ。
するっとホテル帰っておやすみなさい。

春の大移動2025 三日目

三日目。金曜日。取引先のみなさん、ごめんなさい。いまわたくしは静岡におります(笑)

今日も普段通りの時間に目が覚めて、6時くらいからお散歩。

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なんだか独特なアピールを繰り出してくるお寺。行ってみよう。

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ここらしい。

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まぁ、なんというか・・・ RC造の立派なお寺じゃね。
「400年前から」って書いてるから勝手に荘厳なシブいお寺を想像してたわ(笑)

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正面の立派な建物はなんだろう。


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静岡県庁だそうです。
そしてこの裏手に駿府城。というか、駿府城の敷地(?)の中に県庁が建ってる感じ?

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隣は県警本部&公安。

せっかくだからお城にも行ってみましょう。
駿府城ってなんか有名な城でしょ?歴史に全く興味ないから名前くらいしかしらんけど。


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内堀渡って・・

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・・・あれ?
城、無いな(汗)


どうやら400年くらい前に火災で焼失したあとは再建されなかったようです。
んでその後、城跡は陸軍に接収されるという基本パターンそのままの流れ。
広島城もそうよね。陸軍の司令部になったはずです。
司令部どころか、広島城(と、その周辺)はほんの一瞬だけ首都になったことがあるんよね、実は。
明治時代じゃったかね。半年とかそのぐらいの期間だったけど、ちゃんと議会も開かれた。
ま、その後の原爆ですべて消えてしまったけどね。

話を静岡に戻そう。

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家康様に見守られつつ、

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遺構の発掘作業が進められているようです。
今後、再建されるのかどうかはわかりませんが、

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近年、はじっこあたりに櫓は再建されました。


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ちょうど6時。
どこの街でも大きな広場にはラジオ体操老人たちが集結します。
こういうおじいちゃんおばあちゃんって元気だよなぁ。
そうか、元気じゃないとラジオ体操来れないから、ここにいる人たちは「そもそも元気」なのか(笑)


この日も1時間くらい歩いてホテルへ戻りまして。
昨夜入らなかったので朝風呂いきましょう。7階に大浴場があるようです。
大浴場といえるほど大ではないですが、お部屋のお風呂よりずいぶんいい。


湯船につかりながら息子と話してたんですよ。

父ちゃんさ、さっき散歩してきたんじゃけど、な。

息子「うんうん」

駿府城ってお城があるから行ってみたんよ。有名なお城らしいけぇ。

息子「ふぅん。どうだった?立派だった?」

うん。無かった。城、無かった。


・・・ってところで。
正面で風呂浸かってたお兄さんが急に「え!城、無いんですか!?」って(笑)

え?あ、無かったです、はい。

兄「なんで?なんで無いんですか!?」

えーと、すげぇ昔に火事で燃えて、再建せずそのままにしてるうちに平和な世の中になって「平和だしもういいか」みたいなことになったらしいですよ。

兄「じゃずっと昔からお城は無い、ってことですか?」

まぁそういうことになりますねぇ。

兄「そうですかぁ・・・ 無いんですかぁ・・・ 今から行くつもりだったのになぁ・・・・」


すごく寂しそうに去っていくお兄さん。
ごめんね、余計な情報入れちゃって・・・




身支度整えて出発。
「母ちゃんがハチミツ買ってきてくれって言いよったぞ」とのことなので、息子が調べてくれた養蜂場に向かって出発。


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ここだな。


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養蜂場というか、ハチミツ屋さんじゃの。


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あたりまえだけどハチミツだらけ。いろいろお買い上げしました。

父ちゃんはココでハチミツソフトが食いたかったんじゃけど、息子に「もうすぐ昼飯じゃろうが。ソフト食っとる場合か?」と窘められ断念。




お昼ご飯は名古屋名物の台湾まぜそばを食いたいな、と。
「元祖」と言われとるお店はいまチェーン展開してる様子。
(台湾まぜそばなのに元祖が名古屋ってのは謎ですが、そういうこと言ってはいけません。名古屋ってそういうところです

名古屋の本店に行くのがベストだろうけど、混雑するだろうし距離もある。
なのでいまいる場所からいちばん近い豊橋店というとこに行きましょう。

走ること1時間。
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着いた。
台湾まぜそば はなび。
アカデミックモーターカレッジの杏仁さんとジョージさんがいつもうまいうまいと食っておるのがこの「はなび」です。
AMCファンの父ちゃんとしてはある意味「聖地巡礼」なのです(全然違)


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初めての台湾まぜそば、「お作法」がわからないので迷ってると優しい店員さんがいろいろ教えてくれて無事食券購入。ありがとう。
父ちゃんは「いろいろトッピング」のDXを、メンマがちょっと苦手な息子は普通のヤツをチョイス。


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辛味調整モノも充実。


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来た!
DXにはチャーシュー、メンマ、海苔、味玉が追加されてます。
今見ると結構な量のニンニクが入っておるな・・・


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これをもうめったやたらと混ぜて食え、と。

なにこれ。
バチクソにうまい!
(だから美味しさを表現するのにクソは使うなって言ってんだろうが)

すごい。
最高にジャンク。
最高に名古屋。

息子も大絶賛。
広島にも出来て欲しいなぁ。
はなびさん、ぜひお願いします!
(ゴリラのカレー屋はもう帰っていいぞ)

どうやら平日はごはんサービスみたいで、とうぜん最後にブッ込んでマゼマゼ。
もちろんバチクソにうまい!!!
(だからバチクソって言うなって)


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こういう最高に頭の悪いメニュー(誉め言葉)も用意されとるんじゃのぅ。


はなび、めっちゃ美味しかったです。
想像をガッツリ超えてきた。
クアラルンプールとかロサンゼルスにもあるのになんで広島に無いんだよ・・・
(いま調べてみたらデリバリーならあるみたいね。デリハック、ってとこがやってるらしい)




愛知県でやることはこれで終わり。

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ソフトクリーム食ったりしつつ移動です。

で、次の目的地(というか今日の泊地)は京都・宇治です。
このまま直行すると到着早すぎなので、宇治周辺でどこか寄るとこないかな。
あ、平等院ってそこらへんみたいだな。よし、行ってみよう!

適当なところにクルマ止めて、
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着いた。
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おぉ、さすがに御立派。

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おんなじ。


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タイミング合わなくて鳳凰堂の中にはいることは出来なかったけど、ま、「見た」ってことで、ね。
ワシらの観光は基本そんなもんです(笑)


鳳翔館というミュージアムも併設されてて、そこもぐるっと巡ってきました。
撮影禁止だったんだけどなかなか面白かった。いろんな仏像とか鳳凰堂の屋根に乗っかってる鳳凰とか展示されてた。

なかでも「雲中供養菩薩像」ってのがなかなかよかった。
人が亡くなる時、天上界から菩薩たちが楽器を演奏しながら迎えに来る、という信仰に基づいた像で、ぜんぶで52体あるんだったかな。

その中でも私たちが気に入ったのが「南23号」さん。
みんなそれぞれ楽器を持ってて、まぁなんとなくどんな楽器なのかは見れば想像できる感じ。
だけどこの南23号さんが持ってる楽器はなんなのかさっぱりわからん。そもそも楽器なのか、と。
一人だけ楽器でもなんでもないものを「おまえ、これ持っとけ」って偉い人に言われてもたされとるんじゃないか(笑)
いや、実際はそんなことなくて「拍板」というワシらのしらん楽器らしいんだけど(南1号さんも同じの持ってるらしい)

もう、ワシらすっかり南23号さん推しですよ。
出口のお土産物屋さんでそれぞれのポストカードが売られてて、息子なんか「南23号、買う!」って張り切ってたのに売ってないんですよ・・・ 他のはいっぱいあるのに。
「平等院、南23の魅力に気付いてないんんだな。まだまだだな」という結論にいたりました。

一通り見終わって、さぁ今日の宿に移動しましょうかね。
グーグルマップで検索、っと。

「徒歩7分」

・・・え。

めちゃ近所じゃん(汗)
こんなことなら高いコインパーキング入れずに宿に停めさせてもらえばよかった。


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到着。
今日は宇治の宿 茶願寿邸、というところです。
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ホテルじゃなくてシェアハウス(?)みたいな感じ。
3人用のお部屋(ダブルベッド シングルベッド 1台ずつ)のお部屋を2名使いさせてもらいました。

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共用スペースにちゃんとキッチンとかあって、コーヒーとかお茶とか勝手に飲んでいいよ、って感じ。

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デロンギのちゃんとしたコーヒーマシンもあります。
トイレ(と、シャワールーム)は共用だけど、ものすごく清潔で快適。
なかなかよろしい宿でした。

一休みして、さぁ出かけましょうか。


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平等院近辺のお店をながめつつ。さすが宇治ですね、お茶屋さんたくさん。


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今日の晩ご飯ポイント到着。ピッツェリア ラジネッロ。
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ココで食べたくて宇治のシェアハウスを予約したし、来てみたらついでに平等院のすぐそばだった、って感じ(笑)

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なんか優勝したらしいです。


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おー、マスターズドリームだ!


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ほい、かんぱーい。


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前菜にブラータチーズ生ハム添え。
今まで食べたブラータの中で一番うまかった。こんなミルキーなの初めてだわ・・・


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これ、なんて名前だったかなぁ。グラタンコロッケみたいなの。

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濃厚でしっかりしてて美味しかった。

さて。
ここはピッツェリアですから。メニューほぼピザです。
それが死ぬほど種類多くて、どれも死ぬほどうまそうなんです。めちゃめちゃ迷う・・・
すげぇ時間かけて選びました。

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まず。水牛モッツアレラのマルゲリータ。
やっぱピザの基本はマルゲリータでしょ。
この1枚を食べて「やっぱこの店ハンパじゃないな・・・」、と。


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2枚目。
あぁ、なんていうメニューだったかなぁ・・・
マリ、だったかな。息子が「ゴルゴンゾーラのが食べたい」って言うのでこれをチョイス。
もちろんめっちゃうまい。玉ねぎの甘酢漬けみたいなのが素晴らしいアクセント。

二人で2枚食べてそこそこお腹いっぱいなんだけど、頑張ればもう1枚食べられるかどうか・・・、って感じ。
なら行くでしょ、当然!


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「オキノ」っていうトマトベースのピザ。
オイルサーデインのスモーク、ってのに惹かれて注文。
これもまた想像をはるかに超えてくる美味しさ・・・

このお店、生地がうまいのはもちろんだけど、トマトソースがめちゃめちゃ美味しい。
60種類くらいメニューあると思うんだけど、たぶんぜんぶ美味しいはず(笑)

デザートには、

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パンナコッタと

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ティラミスをいただいて終了。


正直、ピザだけでは物足りないかなぁ、と思ってたけど大満足。
大満足どころかもっといろんな種類のピザ食べたくて、自分の胃袋のキャパの小ささを悔やみました・・・



これにて三日目、終了!

春の大移動2025 四日目

4日目、土曜日です。
今日も6時くらいからお散歩。とくにあてもなく歩きます。


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宿のすぐそばに「宇治神社」というのがありました。寄ってみましょう。
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あれ・・・
閉まってる?
ふつう、神社って24時間営業じゃない???
それに「宇治神社」ってことはきっとこのエリアの「フラッグシップ神社」でしょ、名前的に。
でもなんかそんな感じしないなぁ。こじんまりしとるというか。神社感ないというか。


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よく見たら「宇治神社御旅所」って書いてある。
御旅所、ってのがよくわからんけど、「宇治神社」本体は別のところにあるのか?

・・・あるわ。
調べてみたら平等院の向こう側、川を渡った先らしい。
よし、そこ行ってみよう。

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古い街並みをてくてくと。

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いまやどこにでもあるな。これ、平等院のすぐ横だぜ?宇治抹茶の超本場に出店する度胸よ(笑)


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この川渡るのね。

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おぉ、あれだな。


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着いた。


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これ、本殿か?違うような・・・

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こっちは工事中だし・・


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あ、あった!裏側なんじゃね。


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やれやれ、やっとたどり着いた。


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ここ数年、お願いすることはただひとつ。よろしくおねがいします。

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さぁ、戻りましょうかね。


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川沿いから平等院鳳凰堂がチラっと見えます。


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いまはシーズンじゃないけど鵜飼いが有名なんだそうです。

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鵜さんたち、今は平和にスヤスヤ寝てます。
鳥って早起きなイメージなんだけどぜんぜん起きません。もう7時なんですけど。


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宿へ戻ってるともうひとつ神社を見つけました。
縣(あがた)神社というそうです。


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ここ数年、お願いすることはただひとつ。よろしくおねがいします。


賽銭箱が見当たらんなぁとずいぶん探したんだけど、
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中にあんのね(笑)
まぁいろいろある時代だもんねぇ。
スキマから手を突っ込んでちゃりん、と。


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神社でよく見る奉納者表(?)なんだけど、すごく立派に作ってある。御神輿作ったときに協力してくれた方々、ってことかな。


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「指物師」つまりコレ全体を作った職人と、「彫刻師」つまり芳名を彫り込んだ職人の名まで書いてある。


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その横に「明らかに後から足した枠」がある。場所、足りなかったんだな(笑)

これ見てて「・・・あ」と気付いたことがある。
「足してあるスペース」に彫ってあるのは全て女性の名前だ。


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向かって右側の板には大きく「いろは順」と書いてあるが、まず男性のみを順に書いている。女性は後ろ。
しかも、
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男女の間には明確に線が引かれている。
(増梅というのはおそらく屋号)

明治40年(118年前)という時代ではこれが当たり前で、誰もなにも思わなかったんだろうね。
いまちょっと調べてみたら、女性に選挙権・被選挙権が認められたのはなんと昭和20年! 終戦の年だ。
昭和でそれなんだから、明治時代だとまぁそりゃそうなるよねぇ・・・

いまや男女同権というのは基本的に当たり前のことになってきてるし、近年女性はますます力を付けてきている。
みなそれぞれ思想や持論があるだろうから、それについて詳しく良い悪いを書く気はないが、意外と最近まで「日本はこうだった」というのは純然たる事実。
なんとなく知ってはいたけど、この奉納者表をまじまじと見ることによってそれをよりリアルに感じることが出来た。

今日のお散歩も有意義だったな、うん。


部屋に戻ると息子氏たいそうご立腹。
父ちゃんのいびきでぜんぜん眠れなかった、と。
うんうん、そうじゃろうねぇ。
今度からは高くてもシングルの部屋にしてくれ、とのこと。

知らん。



今日はちょっと早めに出発。
宿にはシャワーしかなかったのでどこかで温泉入って行きましょう。息子が探してくれた24時間営業のところに向かいます。

で。
着いたんですけど、ね。
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どうみてもホテルなんです。デカいホテル。
その中のお風呂に入れる、ってことか?

息子「知らん」

ですよねぇ・・・


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まぁ行ってみますか。

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え。

なんかものすごく高くないですか?(汗)
えーと、「朝風呂料金」の時間帯なので比較的安いとはいっても二人で3000円ですよ?
まぁでも金玉もネチョネチョしてきてることだし、入ろうか・・・

ちょっと肌がヌルヌルする感じのとてもいいお湯でしたが、「これが通常料金2830円かぁ」と思うとちょっとなぁ(汗)


金玉もスッキリしたので移動しましょう。次は神戸!



神戸での目的は「うまいハンバーガーを食べること」
前日からリサーチして良いお店を見つけております。


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ココです、ココ。


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えぇぇぇぇ・・・
なぜよりによって今日からお休みなのぉ・・・


焦るんじゃない。
ここは神戸だ。うまいハンバーガー屋は他にもある。
もう一軒、行きたいと思っていたお店に急行!


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ここはやってた!しかも行列してない!奇跡!

ここの名物は「切ったやつ」
もちろんそれを注文、父ちゃんはベーコンバーガーに「チェダーチーズ増し」、息子はノーマルに「ゴルゴンゾーラチーズ追加」で。


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父ちゃんの。

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息子の。

そう、出来上がったハンバーガーを真半分に切って、断面をさらに焼いてある。


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もう、どうかしとるほどうまい・・・

うまいハンバーガーってなんでこんなにうまいんだろうねぇ。
(うますぎて語彙力がバグってる)


とくに息子の「ゴルゴンゾーラ追加」はマジで気が狂うほどうまい。息子、調べてたもん、「ハンバーガーにゴルゴン合わせる店、ほかにあるのか」って。
が、父ちゃんのやつのベーコンは無くてもいい。というか、無いほうがいい。
とてもいいベーコンなので味がしっかりしとるんよね。しっかりしすぎとるから、ハンバーガー全体の味がベーコンに支配されてる感じになる。なのでベーコンだけ別にして食いました(笑)

あぁ、忘れてた。
大事な主役。玉ねぎ。
トロトロになるまで火をを入れた玉ねぎが入ってる。具というよりはソース的な役割に感じた。めっちゃうまい。
ほんと、うまいハンバーガーってなんでこんなにうまいんだろうねぇ。
(また言ってる・・・)


「美味しかったなぁ・・・」と言いつつ、商店街をお散歩。

・・・なんか、甘いもん食べたくない?


クレープ屋さんと迷いに迷って、栄冠を勝ち取ったのはココ。
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揚げパン屋さんです。


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ココのなにがいいって、

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注文してから揚げてくれること。
超揚げたての揚げパン、夢じゃない?
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父ちゃんはさとう、息子はココア。

あぁ、揚げたて美味しい・・・


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口の周り砂糖だらけの50歳。かわいい。




広島を出発して大阪・静岡・京都、そして神戸。我ながら変態だと思います。
でもみなさん、「さすがに帰るでしょ?」と思うでしょ。

・・・帰らないから。

まだ帰らない。

なんと今から高知行くから。

四国の高知ですよ。
明石海峡大橋渡って四国入りです(笑)

この旅の計画してるとき。
「何を食いたいか」を二人で話しあったんですよ。
我らの旅、言うまでもなく「メシ完全重視」なので、とても大事な話し合いです。
その中で「静岡おでん」「台湾まぜそば」などと並んで出てきたのが「高知でかつお」だったんです。

高知かぁ、遠いなぁ。

うん、行こう、と(笑)



ただね。
この日の高知、ホテルがめったやたらと高かった。シングル2部屋で3万円近い。
普段は1部屋5000円とかそんなもんだからね、オレら泊るのって。3倍はしんどいよ・・・
過去何度も高知市街に泊まってるけど、こんなこと初めてよ。
だからね、今回はカプセルホテルにしよう、と。

そこそこ便利そうなところを予約したつもりなんだけど、
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行ってみたら広島で言うところの「本通りのド真ん中」みたいなところでした。

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こんな感じ。

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とても清潔でいい感じだね。

ほんじゃ、さっそく。
かつお、行きましょか!


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まぁ、ビックリしたよ。
めちゃくちゃ人並んでる。20人くらいかな。

このお店のことはずっと前から知ってたんよ。初めて息子と高知旅行来た時から。ひろめ市場行くときに通るからね。
でもこんなに並んでるのは初めてみたわ・・・(汗)

しかし。

仕事が出来る父ちゃんはしっかり予約してますからね!
めっちゃならんでる方々の横を素通りして、ダイナミック順番抜かしの気分で着席。


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かんぱーい!


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鰹のなめろうとクリームチーズ。
組み合わせ的にどうなんや?と思いましたが、合う!

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つくねにからあげにだし巻。
ここら辺の居酒屋メニューもちゃんとうまい。
からあげは四万十鶏、だし巻の卵は土佐ジローらしいです。

そして。
主役のかつお、もちろんたたきです。
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塩たたき・タレたたき、各6切ずつのセットにしてもらいました。

ほんと、いつも不思議よ。
なんで高知で食うかつおはこんなにうまいんじゃろう・・・

広島のアウトレットにも「すごく似たような名前のお店」があってそこも美味しいんだけど、高知で食べるのとはやっぱり違う。
かつおってそういう魚なんだよね。高知で前に行ったお店の板前さんもそういってた。

どのくらい美味しかったかというと、
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全く同じだけもう一度注文するくらい(笑)



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シメ、高知にくるたびいつも気になってた土佐巻きってやつと

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息子はたたき茶漬けを注文。


いやぁ、満腹。
また食べ過ぎちゃったな・・・


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帰り道、ちょっとひろめ市場に顔だけ出してみて。
もし空いてて「あのお姉さん」がいたら鰻食べようか、って思ったんだけどいつも通りの大盛況。空席なんて皆無です。またの機会に。



ハイボールだけ買ってホテル(というか、筒)に帰りましょ。
で、サラっと飲んで寝ようと思ったのですが。
ちょっとした事件(?)発生。

めっちゃうるさいのよ・・・

カプセルホテルってさ、扉も何もないから周囲に音が丸聞こえなわけ。
だから基本的に誰も喋らない。当たり前のルールというかマナーというか。
でもね、それが全世界の人に共通してるとは限らないんだな。

オレの横のヤツと、通路挟んでナナメ前のヤツが、二人でずーっとぺちゃくちゃ喋ってる。
英語じゃない。中国語でも韓国語でもない。
たぶんベトナム語かなんか。
よくわからん言葉で、ずーっと喋ってる。ヒソヒソ声とかでもなく「標準声量」で。
外に杖おいてたし、チラっと笠も見えたからお遍路さんなんだと思う。
このベトナムお遍路さんがとにかくうるせぇ。
注意したかったが国際問題になっても困るじゃん?だから適度に咳払いなどしつつ「キミたち、少し考えなさいよ?」アピールをしてみますが、そんなもん全く通じない様子。

しばらく経って静かになって一安心してたらまたスタート。今度はナナメ向かいのヤツが一人で喋ってる。
これは電話だな。ときおり笑いながら話してる。長時間。
コイツ、この調子で本国の友達全員と話すつもりなんじゃないだろうか。「オレ、いま日本!カプセルホテルっての泊まってる!静かで快適だぜぇ」とか言ってんじゃないか。

ようやく電話終わったと思ったら、また二人で話はじめた。
もうこれはダメだな。キリがない。
そこに泊まってる数十人、全員が「うるさいのぅ」と思ってるはずだ。
隣にいるオレがなんとかしなければ、みな朝まで眠れないかもしれない。

なので。

とても、とてもジェントルに。

なおかつしっかり聞こえるように。

お二人にわかってもらえるかどうかはわかりませんが。

キッパリハッキリと。

得意の英語で言いました。

「静かにしろ」、と。

それでもお喋り止まりません。
(それでもカブは抜けませんの感じで)

なのでもう一度言いました。

「おい!静かにしろ!」、と。


私の精一杯の誠意が伝わったのか、そのベトナムお遍路さんはその後一言も発することなく、みなさん平和に朝を迎えましたとさ。めでたしめでたし。


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