第三世界鉄道乗車レポートと海外鉄道ニュース 世界の鉄道紹介

北朝鮮・ロシア間の新線が開通

元記事=Russia and North Korea open 54km cross-border freight railway line

アジアとヨーロッパの間の高速貨物輸送実現のため建設されていた,ロシアのハサンと北朝鮮の羅津港を結ぶ54kmの貨物線が開通した.新線は年間10万個のコンテナを輸送し,最初はロシアからアジア太平洋域の市場へ出荷される石炭の輸送を行う.計画の第二フェーズとして,コンテナターミナルと石油ターミナルの建設が計画されている.
新線は「鉄のシルクロード計画」の一部で,二か国間の経済発展と輸送量の増加が見込まれている. 

2001年のサミットで,金正日前総書記とプーチン大統領が,羅津港コンテナターミナル計画の一環として,この鉄道の再建に合意していた. 



記事には新線開通とありますが,ハサンを経由しては以前から両国間の鉄道輸送が行われていましたので(モスクワ~平壌間の列車など),今回はそれが大量の貨物輸送のために再建されたということのようです.記事ではわかりませんが,ロシアからのスムーズな輸送のために広軌に改軌されたのかもしれません. 

向莆高速鉄道,9/26に開通

2013/9/26に中国江西省南昌南郊の向塘と,福建省莆田を結ぶ向莆高速鉄道が開通します.列車は南昌行だけではなく,鄭州,武漢方面へも運行されて,計画最高速度は200 km/h.南昌~福州間の所要時間は3時間15分に,南昌~厦門間は4時間15分,武漢~厦門は8時間に短縮されるとのこと.

ソース記事:What's on Xiamen

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湾岸協力会議,湾岸鉄道計画に2000億ドルの予算を編成

1年ぶりの更新すみません.これからまた再開したいと思います.

"Railway-technology.com "を要約 

岸協力会議(GCC)では湾岸地域の鉄道網を開発・運営する組織として,湾岸諸国鉄道局(GCC railway authority) を設立する予定である.

サウジ,カタール,クウェートでの地下鉄建設を含めた2200kmの鉄道プロジェクトには,2000億ドルの資金が必要と見込まれており,2013年9月下旬に開催されるGCC運輸相会合で,運営組織の予算編成についての条件を最終決定する予定である.

クウェートとオマーンを結ぶ鉄道は2014年の終わりから2015年には着工される予定である.
GCC事務総局のDr Ramiz Al Assar は,GCCは湾岸諸国鉄道局の設立の成功を望んでいると語り,鉄道の開通は2018年の終わりから2019年の初めになると語った.


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ロシアに新型二階建て客車

Type 61-4472 double-deck sleeping and crew coach for Russian Railways.

ロシア国鉄がTver Carriage Worksより購入する61-4472型二階建て客車の試運転が開始されました.

2014ソチ冬季オリンピック輸送に向けて2013年までに50両が制作され,モスクワ-Adler 間の列車に投入される.客車の定員は50人で,他に4両の食堂車も発注されており,その試作車も近いうちに完成する予定.


http://www.railwaygazette.com/news/passenger/single-view/view/double-deck-sleeping-car-on-test-in-russia.html 


うーーん.完全にアムトラックです….色は軍艦みたいだけど.


 
 

世界最長のトンネルが貫通

Rediff.com によると,スイスアルプスを貫く全長57㎞のゴッタルド基底トンネルの掘削が完了したとのこと.ゴッタルド基底トンネルは,スイス政府の主導するアルプストランジット計画,ゴッタルドルートの要になるトンネルで,2016年の開業を目指している.最高速度は250キロで,ミラノ-チューリッヒ間の所要時間を50分短縮する.


そもそもこのトンネルは,環境を保護の為にアルプスのトラック通過量を減らし,トラックから鉄道へのモーダルシフトを推進するために建設されました.
日本でも,数年前まで盛んにモーダルシフトが叫ばれていたのですが,リーマンショック以降下火になってしまいましたね. 
関越事故で,長距離バス運転手の過酷な労働環境が問題になっていますが,これはトラックも同じで,過当競争によってコストが異常に下げられているため,不景気の中ではどの企業も安いトラック輸送を選択せざるを得ないのでしょう.

イラン~タジキスタン鉄道計画

8-May-2012 =Railway Technology.com

 ランとタジキスタンは,中国,キルギス,アフガンと結ぶ392 kmの鉄道を計画している.
このルートは貿易の結びつきを強化し,貿易量を増加させ,輸送コストを下げ,各国間の貨物と人の移動を補助すると考えられている.
イランのMetra社は,中国のカシュガル,アフガニスタンのヘラートと結ぶタジキスタン鉄道の延長について,事業化調査を行っている.

「この計画は,関係各国間の貿易と輸出量を増やし,輸送コストを減らし,地域の貨物と旅客の輸送を補助するだろう.」   
イランの道路都市開発大臣Ali Nikzadは,ファルス通信に対し,タジク政府のイラン鉄道網をアフガニスタン,タジキスタン,キルギスを経由して中国のカシュガルへ連結するという計画に対し賛意を表明した.

計画の第一段階では335.4 kmの路線を建設し,1億6950万ドルを費やし,第二段階は9640万ドルを費やす.
第3段階は3000万ドルをかけて,沿線に雪崩防止設備を整備する.

計画で最も困難なのは,16 kmのトンネルと47の橋梁を必要とする270 kmの区間で,キロ当たり800万から1000万ドル掛かると予想されている.

事業化調査の後,イランとタジキスタンの専門企業が計画を監督し実施する予定.



詳細ルートは不明ですが,タジキスタンからパミール高原,天山山脈を越える鉄路を建設するのはかなり困難であると予想されます.
イランとタジキスタンは共にペルシャ系民族なので仲がいいようです.

イラン鉄道の電化高速化

08-May-2012 Railway Gazette International

ランWagon-Pars社は,現在電化工事中のテヘラン~マシュハド線で使用する客車300両の設計と製造について契約した.

購入車両は座席車,寝台車,食堂車で,時速200キロ運転に対応している.Wagon-Parsは,貨物及び旅客用の電気機関車についても,有名機関車製造会社と交渉中だ. 

926キロの路線の近代化と電化計画は,2月1日に開始された.インフラのアップグレードと,路線最高速度の時速160キロから200キロへの引き上げにより,両都市間の所要時間を12時間から6時間に短縮し,年間旅客輸送能力を1300万人から2000万人に引き上げる.



マシュハドというのはイラン西方,アフガニスタンに近い都市で,イスラム教シーア派の聖地のひとつです.そのため巡礼関係の輸送需要が多くあります.また,マシュハドから先,アフガンやトルクメン方面への鉄道整備も進んでいます.

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