2019年01月21日

2019年春の予定~今年もどうぞよろしく〜

asahi★毎年ブログで新年のご挨拶をしていたように思いますが、今年は年末も年始もばたばたしておりまして、気がついたら新年会は3つもやったあとでした。今年もどうぞよろしく。
わたしのほとんどの動静といいますか、講座とか、イベント、出版などは、今はフェイスブックが中心です。でも、ここをのぞいておられる方もおられるし、フェイスブックではなかなかまとめて御報告、ご連絡できないこともありますので、今年の予定を以下にアップしておきます。

★2月16日(土)三重県四日市市でフォーラム「こどもたちの未来、子どもの本の未来」に出ます。
これは日本ペンクラブ「子どもの本」委員会のイベントで、四日市市の子どもの本専門店「メリーゴーランド」の二階ホールで行います。作家の越水利江子さん、濱野京子さん、ドリアン助川さん、メリーゴーランド店主の増田喜昭さんが出席されます。定員百名、参加費千円。日本ペンクラブ(TEL03-5614-5391)にお問い合わせ、お申込みください。

★3月11日(月)午後6時から ペンクラブ「子どもの本」委員会のイベント「8年目の春に」。
わたしと、児童文学評論家・西山利佳の二人で企画を立ち上げ、実行する予定です。毎年「子どもの本」委員会が主催して行ってきた「3.11」にかんするイベントですが、今年は、これまでのかたちではなく、少人数でもいいから、出席されたみなさんと語りあうものにしようと思っています。会場は茅場町の日本ペンクラブ三階。会場が狭いので会員限定の呼びかけになります。のち報告します。

★3月16日(土)午後2時から 中野「風のカルチャークラブ」のシリーズ講座「地形と文学」の特別篇(第7回)「そして王子は白鳥になった」〜古事記・ヤマトタケルの章〜。
今年は3回分の日程が決まっています。くわしくは「風の旅行社」HPにて。

★4月13日(土)地形と文学第8回「与一、半端ない!」〜平家物語・壇ノ浦の合戦より〜

★5月25日(土)地形と文学第9回「伊豆半島ロードムービー」〜伊豆の踊り子〜

その他の予定など。
★3月の後半……世田谷区の某小学校にて、高学年生徒を対象に「坊っちゃん」「銀河鉄道の夜」について〜作家芝田勝茂が語る「物語のひみつ」まだ日程以外つめておりませんので、告知のみ。
★定番……源氏物語講義(月1回)、また、出張「寺子屋」をやっております(小学生と中学生と高校生が受講しています)。こちらもいずれ内容をお知らせしますが、たいへんおもしろい、まあ、いってみれば「国語教室」ですね。毎回、生徒たちと丁々発止のやりとりがつづいております。

★……今年は「縄文サマーキャンプ」がないだけ、すこし時間的余裕があるかもしれませんが、その分、いろいろやりたいことがたくさん、です。人生は予定どおりにはいかないですけどね。
こないだ「これからの人生の過ごし方」といいますか、この先五年とか十年とかの「わたしのやるべきこと」が、天啓のごとく降りてきたんですよ。また追って発表します……って別に聞きたいひとはいないか(笑)。ともあれ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。(2019年1月21日)





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oyabun1 at 19:49|Permalink

2018年12月01日

『クリスマス・キャロル』(ディケンズ/芝田勝茂編訳)12月10日ポプラ社から発売です!

Xmascarol書影
★今年3冊目の単行本です。クリスマスプレゼントに最適……とかいいたいけど、特に季節は限定しなくても、われながら、とてもいい出来の本です。
★けちんぼでいじわる、冷酷で頑固で心がねじまがっている、クリスマスにはいちばん縁遠いスクルージ老人。「メリークリスマス!」と、事務所にやってきた甥のフレッドにむかい「馬鹿どもが、クリスマスおめでとうだと? ちゃんちゃらおかしいわ! クリスマスというのは、いったい何だ? 金もないのに請求書はくるわ、銀行の通帳を見て、赤字だらけの一年を思い知らされる時のことさ。何が新年だ。世の中が、わしの思いどおりになるなら、メリー・クリスマスなんてほざくやつらは、どいつもこいつもプディングに煮こんで、ヒイラギの棒で心臓をぐさっとつらぬいて、地面に埋めてやる。さぞ、せいせいするだろうな!」と、にくにくしげにどなります。でもフレッドも負けてない。「おじさん。世の中には、お金にかえられないことが、たくさんあるんです。クリスマスもその一つです。みんなが親切になり、おたがいにゆるしあい、心を自由に開くことができる、一年で、いちばんすばらしい時ではないですか。クリスマスは、ぼくのポケットに、金貨や銀貨のかけら一つ入れてくれないけど、これまでずっと、ぼくをゆたかにしてくれたし、これから先もずっとそうだろうと信じています。だから、ぼくはいうんです、メリー・クリスマス!」(抜粋)……はい。おわかりのように、訳しながら、それはそれは楽しかったです。そして、やっぱり、こんども、いろんなことに気付きました。……クリスマスの精霊たちが、スクルージを「過去、現在、未来」へいざなうわけですが、そこでスクルージは、かれが忘れようとして、ずっと封印してきた、少年時代、青年時代の、毎年のクリスマスの記憶と向き合うことになります。
★あとは読んでのお楽しみですが、おそらく、世上に誤解されている物語の最たるものでしょう。つまり、悪いことをした人間が、自分の過去をふりかえり、罪に気づき、改心するという、お説教的な話だと。でも、人間は、過去や現在や未来をいくら見せつけられたからって、簡単に改心することはないですよ。恐ろしい未来に改心するなんて、ほんとの改心でもなんでもないよね。そういう話ではないんだということが、おわかりいただけることでしょう。
★長谷川知子さんのイラストは、しっとりと心にしみわたります。編集の小櫻さん、そしてさまざまな方々のご協力によって、こんなすてきな本ができました。うれしいです。お子さんといっしょに、大人のあなたもぜひ、読んでみてください。
★人生はいつだって輝いている。わたしたちは、気がつかないだけなんだ。あるいは、気がつかないふりをしているのかな。でも、すなおになったら、きっと、あなたにも、見えない光が見えてくる……ことを祈ろう。メリー・クリスマスそしてハッピーニューイヤー!

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2018年10月19日

伝記「織田信長」発売です。(2018年11月)学研

177ba847.jpg小学生低・中学年向きに、織田信長の伝記を書き下ろしました。
5月に依頼があったとき、たまたま信長に関する新刊を電車の中で読みふけっていたという偶然があり、また、このかん、たいへんお世話になっている学研からの依頼ということもあり、ふたつ返事でOKしました。学研編集部のみなさんとは、パーティーなどでもよく顔をあわせて、いつも気持ちよく仕事をさせてもらっている「気心のしれた仲間」。さらに、歴史上でたいへん人気のある戦国武将、織田信長に取り組める、という、わくわくする話です。
担当編集者、N氏のメールには、「織田信長は、人気も高く、伝記の定番とも言える人物ですが、批判的な面もあり、色々と評価が分かれる人物でもあります。(略)「低中学年向けの伝記物語」という枠の中で、是非新たな信長像を描いて頂ければ、と考える次第です。」と、ありました。
伝記を書くのは、あかね書房の「葛飾北斎」(2016年)以来ですが、無機質に感じられる資料の山の中から、次第に立ちのぼってくる人物像をつくりあげるのは、なんともスリルのある、ふしぎで楽しい作業です。特に「原資料」という「しばり」がある中で、人物に生きている息吹を吹きこむというのは、むずかしいけれども、やりがいのある、すばらしい時間でした。

今回の信長で、わたしが描きたかったのは、
●家康、秀吉と同時代の「天下人」との関係を、エピソードによってわかりやすく浮き彫りにする。
●「うつけ」と呼ばれた信長の青春時代のリアルな姿に迫る。特に信長の「馬回り(親衛隊)」像。
●「桶狭間の合戦」の実相を再現する。「奇襲ではなかった」という近年の「定説」などをすべてふまえて。
●信長という合理的で進取の気性を、子どもたちにわかりやすく語る。
●一面的な見方をしない。批判も当然語るが、時代性をぬきにしてはならない。
 ということなどでした。
 その結果、こういう伝記が出来上がったというわけです。
「津島神社宵祭り」無数の提灯で飾られた「まきわら船」を濃姫とともに見るシーンからスタートし、ラストを、安土桃山城の壮大なライトアップで終える。」 という構想ができてからは、筆は軽やかに運びました。
お楽しみいただければ、望外の喜びです。


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oyabun1 at 11:18|Permalink