概要

Panasonic Let's note CF-SX2のSATAインターフェースにかかった制限を解除し、ディスクパフォーマンスを改善する手順を説明します。

  • 標準のBIOSによりSATA2に制限さている
  • ROMライターなどの専用機材を使用せず、BIOSを編集してSATA3に制限解除可能

きっかけ

中古のLet's note CF-SX2を手に入れました。
6年落ちのノートPCですが、まだまだ現役できびきび動きます。
最新SSDへの入れ替えを検討していたので、現状のパフォーマンスを計ったところ、読み書きが遅い。(シーケンシャルリードで250MB/sぐらい)
この機種、どうもSATA2までしか対応していないようです。

ネットで調べると、CF-SX4世代からSATA3に対応しているとのことです。

SX2はIvy bridge世代なので、チップセットはSATA3に対応しているはず。
調べてわかったことは、

  • CF-SX2はBIOSでSATA2までに制限している
  • BIOSを改変することで、SATA3を有効化する方法があるらしい
ある5chのスレッドを読み解くと手順が書かれていたので、その手順に従いSATA3の有効化に成功しました。
(シーケンシャルリード: 250MB/s → 500MB/s)

5chのスレッド「ちょっと古いPanasonic Let'snote再利用 Part.4」に書かれていた一連の手順をまとめてみました。
もちろんですが、メーカー保証はなくなりますし、失敗するとPCが起動しなくなりますので、そのつもりで。

古いLet's note CF-SX2のSATA3有効化手順

  1. 必要なツールを入手
    • afuwin (AMI AFU For Aptio 4) AFUWINGUIx64.EXE
    • UEFITool v0.21.4
    • AMIBCP4.55.0070.exe
    • バイナリエディター(HxD)
  2. afuwinでBIOSイメージを保存
    afuwinguix64.exeを起動して、[Save]ボタンを押して、元のBIOSをファイル保存
    afuwinを閉じる
  3. UEFIToolでBIOSイメージファイルから変更箇所を抽出
    1. UEFIToolを起動し、File→Open Image fileでAFUWINで保存したBIOSイメージファイルを読み込む
    2. File→Searchで検索画面を出して、GUIDタブを表示し、GUID欄に 899407D7-99FE-43D8-9A21-79EC328CAC21 を入力し、Search scopeはHeader and BodyもしくはHeader only にしてOKボタンを押す
    3. 見つかると、下のMessagesペインに1行英文が表示される
      ※見つからない場合は対処法がわからないので、以降の実施はやめた方が良い!
    4. Messagesペインに表示された英文をダブルクリックすると、データ部分に飛ぶ
    5. 1回展開するとCommpressed sectionが表示されるので選択して右クリック→Extract body
      適当な名前(Compsecとか)をつけて保存
      拡張子はよくわからないから指定しないでソフトに任せる。するとCompsec.fbdになる
    6. UEFIToolは閉じずに、そのまま次のステップに移る
  4. Compsec.fbdをバイナリエディタで編集
    1. バイナリエディタHxDを実行
    2. File→Openでさっき作成したCompsec.fbdを開く
    3. Search→Findで検索画面
      Search forに0100010100010101を入力
      DatatypeはHex-values、Search directionはAll
      0100010100010101は01を●、00を○で表現すると、●○●●○●●●
      これは8個あるタブのうち2番目と5番目が非表示に設定されていることに対応する
    4. 検索にヒットするものが1個しかないことを確認するためにF3で再検索
    5. 0100010100010101を0101010101010101へ変更
    6. File→Saveでファイル保存
    7. HxDを閉じる
  5. UEFIToolで編集したBIOSイメージデータをマージ
    1. UEFIToolへ戻り、GUIDが899407D7-99FE-43D8-9A21-79EC328CAC21の行を右クリックしてReplace body...を選択
    2. 保存したCompsec.fbdを選択
    3. Action列のところにRemoveとReplaceが表示される
      同じGUIDのものが2個あって、片方にRemove、もう一方にReplaceと表示される。
    4. File→Save image file。BIOSイメージを別名で保存
      UEFIToolはベリファイとチェックサムの修正をしてくれる。
      これは大事。何でかというと、チェックサムミスマッチのまま焼くと文鎮化するから。
    5. 保存すると、勝手に新しいのを読み込んでくれる。読み込めれば問題なし。
    6. 更に用心深く、899407D7-99FE-43D8-9A21-79EC328CAC21が1つだけなのかを確認。
    7. その行のText列が「Setup」であるのを確認。
    8. 確認作業で問題なければ、UEFIToolを閉じて、次のステップへ進む
  6. AMIBCPを起動して、編集したBIOSイメージが読み込めることを確認
    エラーが発生したり、AMIBCPがクラッシュすることがあるそうなので、その場合、そのBIOSイメージは壊れている可能性大。
  7. ウイルス対策ソフトなど、やばそうなツールは停止させておく。(念のため)
  8. afuwinを起動してBIOSイメージを焼く
    1. afuwinを起動
    2. [Open]ボタンを押して、編集済みBIOSイメージファイルを読み込む
    3. ツールのSetupタブにあるMiscellaneousの[Do Not Check ROM ID]のチェックを入れる
    4. Block Opdtionsは全部チェック
    5. [Flash]ボタンを押して、BIOSを焼く
      ※処理が終わるまで、数分待つ。決してこの作業中にツールを閉じないこと!!
    6. Windowsを再起動し、BIOSセットアップに入る
  9. BIOSセットアップに[デバッグ][チップセット]タブが表示されていれば成功
  10. [デバッグ]タブのSATA設定を[Gen3]に変更すれば、SATA3が有効化される
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