2009年09月29日
少年探偵江戸川乱歩全集 42
著者:江戸川 乱歩
販売元:ポプラ社
発売日:2000
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◆今回紹介する本
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題名:蜘蛛男
副題:少年探偵江戸川乱歩全集42
著者:江戸川乱歩
出版:ポプラ社
定価:700円
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4591001512/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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◆目次
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なぞの美術商
からっぽの家
クモのおどり
奇妙な広告
黒柳博士
以下、多数あるので省略します。
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◆成分解析
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知恵 :■■■■□
勇気 :□□□□□
豊かな心:□□□□□
おすすめ:■■■■□
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◆内容紹介
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▽小学生の頃、学校の図書館で借りて読んだ江戸川乱歩の少年探偵
シリーズ。
ポプラ社から出版されている単行本の全集は、全部で46巻あり
ます。
しかも、カバーの絵や挿絵も子供の頃読んだ本と全く同じで、
ブックオフで見つけた時に懐かしくて思わず買ってしまいました。
46巻のうち、どれを読んだかもう覚えていませんが、題名だけ
鮮明に覚えていたのが今回紹介する「蜘蛛男」です。
なぜ鮮明に覚えていたかというと、表紙を開いた巻頭にカラーの
挿絵が載っていて、そこには恐怖の表情で逃げる学生服を着た少年
と、そのうしろの水槽には全裸の女性の水死体が浮かんでいたため
です。
なぜかこの挿絵が子供心にショックだったらしく、今でも記憶に
残っていました。
▽少年探偵シリーズと言えば、登場するのは名探偵明智小五郎と、
少年探偵団の小林少年。
そして、怪人二十面相も忘れてはなりません。
まだ見てませんが、昨年映画化されています。
怪人二十面相は、ルブランのアルセーヌ・ルパンと同様に人を
殺しません。
少年探偵シリーズはそこが特徴だったような気がしますが、今回
紹介する「蜘蛛男」は人が死にます。
しかも、美しい女性が殺され、バラバラにされ、石膏で固められ
たり、水族館の水槽に投げ込まれたり、タルの中に塩漬けされて
いたり、最近のサスペンス映画並です。
したがって、怪人二十面相は登場しません。
また、少年には荷が重いためか、小林少年と少年探偵団も登場
しません。
子供には多少ショッキングな作品です。
▽物語は、謎の美術商稲垣平造の登場で始まります。
関東ビルの13号室を借り、美術商らしく適当に家具や絵画を
購入して飾り、新聞に女性事務員募集の広告を出します。
応募してきた女性の中で、気に入った美しい最後の女性だけ採用し、
面接のことを誰にも話してないと確認すると、この女性を誘拐して
しまいます。
その三日後、稲垣美術店はセールスマンを募集します。
セールスマンは口べたな6人が採用され、その日のうちに手や足
などの石膏の人体模型を持たされて、都内の中学校へ置いてくる
ように言い渡されます。
石膏模型はよくできていて、まるで本物の女性の体の一部のよう
でした。
その日雇われたセールスマンの一人に悪いヤツがいて、口べたを
装って6人の一人に選ばれ、渡された手の石膏模型を額縁屋へ
持ち込んでお金に換え、自分の懐に入れてしまったのでした。
▽続いて登場するのが法医学博士で犯罪学の権威黒柳博士。
黒柳博士は素人探偵も兼ねていて、警察が手こずっていた難事件に
智恵を貸し、これまでに何度か事件を解決に導いていました。
黒柳博士は変人で通っていて、自分が気に入った事件にしか口を
出しません。
▽黒柳博士と助手の野崎三郎は黒柳博士の書斎で、新聞の広告に
ついて話をしていました。
黒柳博士が発見したのは稲垣美術商の人材募集の広告と、美術商が
入居していた貸しビルの広告でした。
そこに犯罪の臭いをかぎ取った黒柳博士は貸しビルの経営者に
電話をかけて事情を聞き出し、そのビルへ行ってみることにします。
出かけようとしたとき、若い美しい女性が黒柳博士を訪ねてきます。
その美しい女性は、先日稲垣美術商に面接に来た女性の姉で、
「妹を捜して欲しい」という依頼でした。
難事件を解決に導いたことがある黒柳博士を頼ってやってきたの
です。
女性に、夜もう一度来てくれとお願いし、黒柳博士と野崎助手は
稲垣美術商が入居していた貸しビルを調査しに行きました。
2人が稲垣美術商について調査していたところ、何日か前にセー
ルスマンとして雇われた男性の一人がやってきました。
その男性は、渡された石膏を額縁屋へ売って小遣いにしてしまった
青年です。
黒柳博士は青年にお金を渡して真実を聞き出し、青年が行った
額縁屋へ行って石膏模型を手に入れます。
黒柳博士はいくつかの情報と状況から事件の臭いをかぎつけて
ました。
▽自宅に帰った黒柳博士は野崎助手と、ちょうど訪ねてきた妹を
探している女性の前で、腕の石膏模型を金槌で砕いてしまいます。
そのなかから出てきたのは、切断された女性の腕でした。
腕の特徴から、その腕が行方不明になった女性の妹のものである
ことが判明します。
▽ここから事件が急展開を始めます。
犯人は自らを「青ひげ」と名乗り、黒柳博士と警察に挑戦状を
叩きつけるのです。
同じ顔立ちの女性の命を巡って、私立探偵と警察、神出鬼没の
犯人の息の詰まりそうな闘いが始まります。
犯人が警察に追いつめられると、犯人は煙のように消えてしまい
ます。
どうしても掴まえられない犯人。
そのような状況で、名探偵明智小五郎が後半3分の2過ぎくらい
から登場し、難事件を解決していきます。
(子供の頃)最初に読んだときは、明智小五郎が謎を解くまで、
犯人の見当がつきませんでした。
今回、読む前は内容を忘れていましたが、途中まで読んで犯人を
思い出し、後は細部を検討しながら読めました。
名探偵明智小五郎の登場で、全く打つ手がなかった警察側が、
逆に犯人を追いつめていくようになります。
明智小五郎は、警察から情報を聞いただけで誰が犯人なのか目星が
つたようです。
読んでいる方の気分が良くなるほどサクサクと真相をあばいて
しまいます。
▽今回、久々に江戸川乱歩の作品を読みました。
おそらく30年ぶりくらいです。
今回の作品には怪人二十面相が登場しなかったので、次回読む
ときは二十面相が活躍?する作品を読みたいと思います。
子供も大人も楽しめる作品です。
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人生を成功に導く読書術! 〜おやじむしの3分書評〜 より抜粋
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