遠くせつない記憶のほとり

  • author: oyasumi_inoshishi
  • 2006年04月16日

宝島



最近、80年代から90年代初めの文化にすごく興味があって、当時の雑誌を探しては

読みふけっています。特に宝島。(上の写真参照)



今集めてるのは90〜92年あたり、というのも月1で「たま」の連載が

あったからなのですが。他の記事もおもしろいです。



アングラとサブカルとミーハーがぐっちゃになってます。

「自分は他の人間とは違うんだ!」っていう読者の自意識が、年を追うごとに

強くなっていってる感じがしますねぇ。


もうだめだ…

  • author: oyasumi_inoshishi
  • 2006年04月16日

眠れないので、前々から見たかったるろ剣のOVA(追憶編と星霜編)を見ました。

(Youtubeだけど)


…途中から涙が止まらなくなりました。見終わってからも一時間は泣き続けた。


アニメで泣いたのはじめてかも。小説、映画、マンガはしょっちゅうやけど。


OVAの原作読んだ時も泣いたけど、OVAのほうが心理描写がしっかりしてて


かなりよいです。巴さんと薫さん、剣心をめぐる二人の女性の生き方の違いが、ちゃ


んと納得される形で書かれていると思いました。(現実は、とてもとても不条理で悲


しいのだけど…)原作読んだ時は、剣心と薫さんのハッピーエンドにかなり不満だっ


たのだけど(なんか、少年漫画的予定調和って感じで腑に落ちなかった。まぁ、巴さ


んの苦悩にかなり感銘を受けてたっていうのもあるけど…)このOVA


を見て、やっと理解できた気がします。


あぁ…いい作品見るとしばらく自己嫌悪に陥るか、その作品世界にどっぷり浸かって


しまって廃人同様になる。鬱。



やっぱり私は、自己犠牲の愛とか、屈折した感情がテーマな作品が好きみたいです。


新井理恵の『子どもたちをせめないで』とか。

藤田和日朗の『からくりサーカス』とか。

夏目漱石の『こころ』とか。

夏目義徳の『トガリ』とか。







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